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2009/09/11

瀬戸だより 171号 「せともの祭・民吉・新製と本業」という話

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

 171号 「せともの祭・民吉・新製と本業」という話 

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 このメールマガジンは毎週つちの日(土曜)にお届けします
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  いよいよ、この土日はせともの祭となります。いつもは金曜
 から土曜日に日付が変わる頃にお届けしていますが、せともの
 祭が土曜日からということで今週は少し早くお届けすることに
 します。
  金曜日の夜からは川沿いの廉売市会場は搬入などの作業が始
 まっていると思います。交通規制や道路使用の関係上、廉売市
 のテントの設営は朝7時から。テントを建てて、棚を作って、
 商品を並べて、いろいろな飾り付けをして‥‥9時の廉売市ス
 タートまでにすべてを済ませようとなると、たいへんなことで
 す。せともの祭スタートの頃には、ぐったりしているかもしれ
 ません‥‥いえいえ多くのお客さんが来てくださるわけですか
 ら、元気よくお迎えしましょう!

  天気はいいような‥‥土曜は時々雨の予報‥‥。うーん。で
 もまぁ、せともの祭には昔から雨が降るといわれています。こ
 れは、この祭の主役、磁祖と呼ばれる加藤民吉が磁器の製造方
 法を九州で学び、帰郷する際に現地に残してきた妻の涙雨とか
 言われています。江戸時代、19世紀の初頭のことです。現代
 で言えば産業スパイ的なイメージ、名を変え身分を隠し、目的
 を果たすためなら心を鬼にして‥‥という感じと思っていまし
 たが、実際は実名や目的を修行先にきちんと伝え技術を習得し
 てきたようです。修行先の長崎県佐々町では「民吉もなか」と
 いうお菓子が今もあるそうです。民吉さん、九州の方たちにも
 親しまれる存在のようですね。もなか、一度食べてみたいと思
 いますが、なかなか長崎は行く機会がありません、残念。

  さて、その民吉が伝えた磁器の製法、瀬戸ではそれまでの焼
 き物と区別して「新製焼」と呼ばれるようになります。それに
 対して、以前からある瀬戸の焼き物は「本業焼」呼ばれます。
 いまでも「本業」という言葉はまだ時折聞くことがあります。
 「陶芸作品」と区別した日々の生活に根ざした陶器製品という
 イメージになるのでしょうか。今回、うちのお店が廉売市で並
 べるものの中にも「本業」の品物があります。それは「すり鉢」
 です。なかなか最近では一般家庭では使う機会もなくなってき
 たような感じもあります。うちの家内の実家は以前は本業の窯
 元でこのすり鉢を専門に作っていました。昭和40年代頃まで
 は巨大な登り窯を使い薪で焼き、その後は石油に燃料を代え焼
 き続けていました。ちなみにその巨大な登り窯・王子窯での最
 後の焼成は地元の映像作家・加藤雅巳さんにより撮影され、今
 も瀬戸蔵ミュージアムの中で上映され見ることが出来ます。
  その窯でのすり鉢の生産はもう20数年前に終わってしまっ
 ていますが、残されていたデットストックをわけていただき販
 売します。古いもので残っていたものは、多少ゆがみがあった
 り釉のムラがあったりしますが、最近のすり鉢とはちょっと違
 う味わいがあるように思います。サイズも現在ではなかなか見
 かけないような大きなものまであります。ぜひ、廉売市の会場
 をのぞいてください。廉売市の当店の場所は尾張瀬戸駅から川
 沿いの会場を見て、ビルの上の「栄交通」と書かれた大きな青
 い看板の真下あたりとなります。お待ちしています!

  たくさんの人で賑わうせともの祭ですが、今年は新型インフ
 ルエンザの心配もあります。瀬戸でも一部中学校で集団の感染
 があったようです。普段から、(特に子どもたちには)手洗い
 ・うがいを心がけるようしていますが、心配ならばマスクなど
 も用意したほうがいいかもしれませんね。健康にせともの祭を
 楽しみましょう!私たちも十分気をつけます!

 (今号はせともの祭直前ですので、同時にホームページの方に
 も画像入りでアップしてあります。)

 http://web-setomono.com

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 発行者 web-setomono / 加藤兆之助商店
 http://web-setomono.com

 ぜひ、ご感想・ご要望をお寄せください。
 ホームページではすべてのバックナンバーを画像入りで見る
 ことができます。

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  瀬戸だより~せとものについて話しませんか~
    発行システム:『まぐまぐ!』
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    配信中止はこちら
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