瀬戸だより~せとものについて話しませんか~  RSSを登録する

毎週、土曜日にお届けします!本場・瀬戸のせともの屋が発行するメールマガジン。瀬戸物をより楽しむための、瀬戸を訪れたくなるような情報をお届けします。趣味の陶芸にも役立つ情報もありますよ。ご質問などもどんどんお寄せください。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2009/08/08

瀬戸だより 166号 「土の円盤」という話

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

 166号 「土の円盤」という話 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
 このメールマガジンは毎週つちの日(土曜)にお届けします
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

  この地方もやっと梅雨明けして、夏らしい日々が続いていま
 す。

  先週の「瀬戸だより」で取り上げた瀬戸市美術館の小森忍展、
 行ってきました。すばらしかったです。小森作品の参考として、
 影響を与えられた中国の古陶磁と,影響を与えられた昭和の名
 工たちの作品も数多く展示されていて、それらを見るだけでも
 価値があります。重ねてお勧めします。


  瀬戸の街を車で走っていると、いろいろと他の街にはないよ
 うなもの、見かけない様子に気付くことがあります。今回紹介
 するものもそんなものの一つかと思います。

  分厚いレコードのような(もうレコードを知らない世代とい
 うのも多くなっているようですが‥)、穴の小さいバームクー
 ヘンのような、丸い座布団のような円盤が縦にいくつも並べて
 スタンドにかけてあるようなものを見かけることがあります。
 白っぽい色でたくさん並んでいます。なかなか言葉で説明する
 と伝わりにくいかと思いますが、瀬戸を訪れた方で陶器工場や
 陶房の多い場所にいった方ならそんな風景を見た事があるかと
 思います。
  このようなものが並んでいる場所は「粘土工場」だったりし
 ます。

  皆さんが陶芸教室などで見かけたり、実際に手にする粘土は
 大きな塊、ブロック状や筒状になったものではないでしょうか。
 山から掘り出された粘土は、大きなタンクで水と混ぜられ水簸
 されます(泥水にしてふるいを通して、不純物を取り除くとい
 うことです)。その泥水を沈殿させて、残った泥をフィルター
 にはさんでギューとギューと圧力をかけて、フィルタープレス
 という機械で水を搾り出していきます。そのフィルタープレス
 から出てきた塊が、最初に話に出てきた丸い座布団上の粘土と
 いうことになります。きっともっと技術的なことや工程もいく
 つかあると思いますが、ざっとこんな感じでしょうか。このあ
 と、完成品としての粘土として(何かわかりにくい言い回しで
 すけど)寝かされるものもあるでしょうし、他の粘土とブレン
 ドされてより使いやすく、または魅力的な粘土になっていくも
 のもあるでしょう。

  以前見学にいった昔の大きな陶器工場では、大きなミル(乾
 燥させた土を細かく砕く)やタンク、フィルタープレスの機械
 まで工場内にありました。粘土工場のような大掛かりな設備で
 したが、これは粘土を作るという役割より、製造過程ででてく
 る「くず土の再生」のための施設でしょう。

  今の時代、粘土もこうした粘土工場である意味「量産」され
 ているわけですが、昔はもちろん陶器作りの一つの工程として、
 手作業ですべて行なっていたわけです。もちろん、今もオリジ
 ナルの土にこだわる作家さんは自らの手で土を掘り、精製作業
 もしていると聞きます。自ら土の精製までしない方でも、ロク
 ロ周りなどで出る乾燥した土の再利用ために、似たような工程
 の作業は皆さんしているのではないでしょうか。

  ぜひ、瀬戸の街を訪れたときはこの粘土の円盤を探してみて
 ください。(市内中心部にはさすがにないと思いますが)結構
 多くの粘土工場があちこちにあることが見えてくるかと思いま
 す。ちょっとユニークに風景ですよ。



□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 発行者 web-setomono / 加藤兆之助商店
 http://web-setomono.com

 ぜひ、ご感想・ご要望をお寄せください。
 ホームページではすべてのバックナンバーを画像入りで見る
 ことができます。

******************************
  瀬戸だより~せとものについて話しませんか~
    発行システム:『まぐまぐ!』
  http://www.mag2.com/ 
    配信中止はこちら
  http://www.mag2.com/m/0000198183.html 
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る