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2009/07/11

瀬戸だより 162号 「作品の写真撮影」という話

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 162号 「作品の写真撮影」という話 

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  瀬戸の学校は17日が終業式、夏休みに入ります。瀬戸・品
 野地区の祇園祭も来週の土曜日、18日ですね。
  本格的な夏がやってきました‥‥というものの、毎日雨が続
 く梅雨空の一週間でした。梅雨明けはいつになるのでしょうか?

  お客様に見本の写真を送るということがよくあります。分か
 りやすく、現物に少しでもちかく、作品の魅力を伝える‥‥と
 いうのが見本写真の撮り方になるかと思います。今回はそんな
 話。

  私は趣味で写真を撮り続けています。その関係でいろいろと
 工夫をしながら、時間をかけて撮影することは楽しい作業で苦
 痛ではありません。ちょっと頑張りすぎて「写真のほうが、ず
 っとよく見える。うまく撮りすぎじゃないのー」とお客さんか
 ら言われると喜んでいいのか、ちょっと複雑です。
  公募展などでは作品に添えられた写真が結構重要だというこ
 とも聞いたことがありますね。

  今はデジタルカメラ・パソコン・プリンタの性能が向上して、
 自分の手でいろいろなコントロールが出来るようになりました。
 以前、写真関係のお仕事をしている方が、仕事場にデジタル機
 器を入れた際に「わかる?これは革命だよ!」と話していたの
 を思い出しました。確かに革命と思います。
  デジカメ以前は撮影したネガをお世話になっていたミニラボ
 に持ち込んでいました。そこは瀬戸の写真屋さん、織部の色や
 作品のツヤなど知識がある方でしたので結構正確に色を出して
 くれていました。それでも、時には何枚か「試し焼き」で濃度
 や色合いを変えたものを作っていただき、それを見ながら調整
 することもありました。
  また、急ぐときにはなんとなく不鮮明な感じで(そのくせフ
 ィルム代もかかる)ポラロイドで撮影していました。
  今は早く、そしてきれいな写真が家で作ることが出来る‥‥
 便利な時代になりましたね。

  写真をかじったことがある人ならばお解かりと思いますが、
 陶器に限らず商品撮影で最も重要なのは「光源」になります。
  光源の種類。ストロボであったり、電球であったり、部屋の
 蛍光灯であったりすると思います。ストロボは瞬間の光なので、
 観察しながら調整がしにくいので(プロがスタジオなどで使う
 モデリングランプのついたような物があるなら‥‥それはすば
 らしい)電球や蛍光灯のほうがコントロールしやすいと思いま
 す。ただ、部屋の蛍光灯やスタンドの電球などいろいろな種類
 の光源が混ざらないように、作品に当たる光の種類を統一する
 のが大切です。
  フィルムの頃は写真用の電球(タングステンライト)を使っ
 ていました。デジタルになってからは最初にカメラで光源にあ
 ったホワイトバランスさえ設定してやれば、概ね正確な色が出
 るかと思います。

  陶器の表面はツヤがある釉であったり、ざらついた味わいが
 あったりと個性的です。ライトをまともに当てると反射で白く
 飛んでしまったり、表面の様子がうまく出なかったりします。
 ライトと作品の間に半透明の白いボードや紙(トレーシングペ
 ーパーなど)を置いて、光の調子など調整します。必要に応じ
 て、周りに白い紙などを置き反射させ、光が作品の影の方にく
 まなく回るようにします。
  最近よく折りたたみの出来るドーム状の撮影器具がよく売ら
 れていますが、ここまでのセッティングはそれを使えばより簡
 単に出来ると思います。

  あとは確認と取り直しの簡単なデジタルカメラですから、露
 出・ピント、作品の向きなど細かな調整をしながら、納得いく
 まで撮影しましょう。
  パソコンで調整しちゃえ‥‥というのはやっぱり最後の手段。
 やっぱり、どこか無理が生じやすいと感じます。撮影の瞬間に
 出来る限りしっかり決めるのがベストというのは間違いないよ
 うです。

  コレクションしている作品の整理の際に、またネットオーク
 ション用の撮影、公募展出展に添えなくてはいけない写真の撮
 影など、陶器の撮影が必要になることもあるかと思います。何
 かのご参考になればと思います。

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 発行者 web-setomono / 加藤兆之助商店
 http://web-setomono.com

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