2009/07/04
瀬戸だより 161号 「花器の水漏れ」という話
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~ 161号 「花器の水漏れ」という話 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ このメールマガジンは毎週つちの日(土曜)にお届けします □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ※「まぐまぐ」がメンテナンスに入っていたため、いつもより も遅れての配送となっています。 7月に入りました。夏休みも近づいてきて、子どもたちはウ キウキ、親たちは‥‥という感じでしょうか。今年は夏休みに 入って早々の22日には日本で皆既日食が見られるとのこと。 本当の皆既日食となるのは南の方のみのようですが、本州でも 結構欠ける様子が見られるようなので子どもたちと観測しよう と思っています。 また今日、せともの祭の出店申し込みについての説明が届き ました。こちらは夏休みを越えて、もう9月に向けて準備がス タートしていますね。 時々お客様から「骨董市で壷を手に入れたのだけど、使おう としたら水が漏れてね。どうにかならないかねー」なんて相談 を受けることがあります。 花瓶などの水漏れ。底に見てわかるような亀裂がある、なん てものはともかくとして、多くの場合は見た目は全くわからな いけれど水を入れておくと、少しずつジワジワというようなパ ターンが多いのではないでしょうか。花瓶や壷や水盤など花器 にこのようなトラブルが多いですね。食器なども作りは同様で 水漏れもする可能性は同じくらいのはずです。でも長時間水を 満たしたままというのは花器。いくら食事をゆっくりしたとこ ろで、そんな短時間では水がジワジワとしみ出すまでには至ら ないという事でしょう。 釉薬がしっかりかかった作品よりも、土味を活かしたものや 焼き締めのものの方がよりリスクが高いようです。瀬戸の品物 はいろいろな釉薬で知られるようにしっかりと施釉しているも のが多いので、その点ではより安心といえば安心です。それで もざっくりとした土の作品などは(内側まで施釉してあっても) 不安は残ります。以前から作家さんが仕上げの段階で、また私 たちのような業者が出荷前とかに、念のために水漏れ防止の処 理を行なっていたりしますす。また、PL法が施行されてから は、よりそのあたりはしっかり行なう作家さんが増えたように 感じます。 花瓶など花器の場合は、一般的にシリコーン系の撥水剤を使 っていることが多いように感じます。強力です。 花器の中に少量流し入れ、内側全体が濡れるように上下左右 に回転させるなどして、あまった残りは外に排出‥‥作業自体 は簡単ですね。ただ、結構匂いはしますね。風通しのいい場所 にしばらく置いておけば匂いは無くなり、完成です。 水漏れ防止の処理をしてあると、花の持ちが悪いなんていう 話を聞いたことがありますが、それほどの影響はないように思 います。 当店常備もこのシリコーン系の撥水剤・信越化学工業のPO LON‐Tです。花器の水漏れで困っているという方にはお薦 めですが、1回に使う量はわずかですから1缶1キロ入りのも のを買うとどれだけ水漏れ花瓶が処理できるか‥‥ね。お近く の方だったら、当店にお持込いただければ(当店の品物でなく ても)水漏れ処理くらいならいたします。ご相談くださいね (ただ、食器には不向きですのでご遠慮ください)。 PL法が施行されてから、陶器を買うと「当製品は花瓶です。 食器としてのご使用はなさらないでください」というような注 意書きが入っていたりします。当たり前でばかばかしいような 注意ですが、シリコーンなど漏れ止めをしているような花瓶を ピッチャー代わりに使うなんてことは止めておいた方が(もち ろん)いいですよね。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 発行者 web-setomono / 加藤兆之助商店 http://web-setomono.com ぜひ、ご感想・ご要望をお寄せください。 ホームページではすべてのバックナンバーを画像入りで見る ことができます。 ****************************** 瀬戸だより~せとものについて話しませんか~ 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000198183.html □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□



