2009/06/13
瀬戸だより 158号 「『もうやっこ』という言葉」という話
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 瀬戸だより 〜せとものについて話しませんか〜 158号 「『もうやっこ』という言葉」という話 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ このメールマガジンは毎週つちの日(土曜)にお届けします □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ この地方も「梅雨入りしたとみられる」と9日に発表されま した。昔のような「梅雨入り宣言」のような潔さはない発表の 仕方に慣れてきました。この「はっきりしなさ具合」というの が、梅雨の空のように感じてしまいますね。 瀬戸の言葉の話。 瀬戸の人たちは瀬戸弁などと言っていますが、昔から瀬戸の 町で使われてきた言葉というのがあります。多くは名古屋弁だ ったり尾張弁とかと共通するようです(名古屋弁といえば先ほ どの選挙で名古屋市長になった河村たかし市長。彼は、「〜弁」 という言い方は地方差別で「〜ことば」というべきとおっしゃ っています。なるほど! そういえば、若い頃、せとものの勉 強もされていたとも聞きます)。その瀬戸ことばの中でとても 好きなものに「もうやっこ(もうやぁこ)」というものがあり ます。 この「もうやっこ」、「もうや」とも言いますが、意味とし ては「共有する」とか「共用する」とかになりますが、やっぱ りその意味にそのまま当てはまるかといえば、ちょっと違う気 もします。 よく親が子どもに「おもちゃは一つしかないからもうやっこ で遊びなさい(一つのおもちゃで仲良く遊びなさい)」とか 「お菓子はもうやっこにして食べなさい(お菓子は仲良く分け て食べなさい)」なんて使い方をします。ご飯時など「この皿 もうやっこで使うね(取り皿など一緒に使おうね)」なんてよ く使います。「もうやっこ」という言葉のなかには必ず「仲良 く」とか「一緒に」という気持があります。そのあたりが単純 に「共有・共用」という言葉に置き換えられないやさしさが含 まれているようです。 瀬戸の言葉ではありませんが「船と船とをつなぎ合わせる。 また、船を岸の杭などに結んぶこと」を「もやう (舫う)」 と言います(これは普通に辞書に載っています)。「もやう」 と「もうやっこ」。関係ないかもしれませんが、「もうやっこ」 の中に含まれる、人と人をつなぐ、結びつけるという意味と通 じるような気もしますね。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 発行者 web-setomono / 加藤兆之助商店 http://web-setomono.com ぜひ、ご感想・ご要望をお寄せください。 ホームページではすべてのバックナンバーを画像入りで見る ことができます。 ****************************** 瀬戸だより〜せとものについて話しませんか〜 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000198183.html □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


