2009/04/04
瀬戸だより 148号 「朝日陶芸展休止」という話
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 瀬戸だより 〜せとものについて話しませんか〜 148号 「朝日陶芸展休止」という話 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ このメールマガジンは毎週つちの日(土曜)にお届けします □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 一日ごとに春らしくなっていきますね。 今週は花見の話題にしようか、先月オープンの「愛・パーク」 にしようかと考えていましたが、先日「朝日陶芸展休止」のニ ュースが入ってきましたのでこれは取り上げずにはいられませ ん。 「朝日陶芸展」といえば朝日新聞社が主催する陶芸展。19 63年に陶芸の公募展としてスタートし、最初は中部9県を対 象にし、そして全国的な規模に発展していった歴史を持ってい ます。「新人陶芸家の登竜門」であり、陶芸家を志す人にとっ てはまず最初にチャレンジする目標とされることも多いようで す。「『現代陶芸のいま』を映す公募展」と紹介されるように まさに今、そしてこれからの陶芸を感じさせる公募展です。 また、全国の様々な会場に点々と巡回していました。そこで作 品を見て影響を受け、陶芸を始めたという方も多いのではない でしょうか。 個人的な印象としてもやはり、非常に自由な空気、次の時代 を感じさせる雰囲気‥‥そんなイメージがあります。 大きなオブジェがあれば、伝統的を感じさせるものもある。ス タイルや形式にとらわれず作家が表現者として自由に作品を発 表している感じを受けます。それはもちろん、審査する側にも 陶芸に対する自由な発想というものがあるということなのでし ょう。また、いろいろなグループにとらわれることのないオー プンな公募展であったとも思います。 瀬戸で(そして全国的にも)第一線で活躍されている陶芸作 家でもその作暦を見れば、とても多くの方々が「朝日陶芸展」 の入選・入賞をステップにしてその後の活動の幅を広げていか れていることがわかります。 休止については朝日新聞社のホームページにも短く書かれて いるだけですので、どんな理由なのかはわかりません。ここに も世界的な不況の影響が出てきているのか、近年の「新聞離れ」 で新聞社の経営も難しいということなのか、陶芸に対して朝日 陶芸展がその役割を果たしきった(そんなことはないと思う) のか、理由はともかくとにかく残念でさみしいと思います。そ の気持は朝日陶芸展に挑戦した(している)方、朝日陶芸展を 見続けてきた人たちにとっても共通のものでしょう。 ■朝日陶芸展を休止します http://www.asahi.com/shimbun/release/20090326.html 昨年の資料を見ると7月が締め切りとなっていたので、今年 も出展しようとされる方はもう準備に入っていたのではないで しょうか。 「朝日陶芸展」がなくなってしまった後は、(特に若い)陶 芸家にとっては作家としての目標はどうするのでしょうか。ぜ ひ、朝日陶芸展の復活、もしくは別の公募展の登場を期待しま す。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 発行者 web-setomono / 加藤兆之助商店 mailto:shopkeeper@web-setomono.com http://web-setomono.com ぜひ、ご感想・ご要望をお寄せください。 ホームページではすべてのバックナンバーを画像入りで見る ことができます。 ****************************** 瀬戸だより〜せとものについて話しませんか〜 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000198183.html □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□



