2009/03/21
瀬戸だより 146号 「招聘作家作品展」という話
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 瀬戸だより 〜せとものについて話しませんか〜 146号 「招聘作家作品展」という話 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ このメールマガジンは毎週つちの日(土曜)にお届けします □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 昨日は祝日でした。先の「瀬戸だより」でも取り上げた愛・ 地球博の瀬戸会場に新しくできた愛・パークがオープンしまし た。行かなかったのですが近くは通りましたよ。入り口近くの 道路にはガードマンが待機していて、車では公園に近づけない ようになっていました。私はモリコロパークのほうに出かけて きたのですが、多少いつもの休日より空いていたのかなという 印象でした。 さて、今回の話題は先週の続きのような感じです。瀬戸市に 海外から陶芸とガラスの作家を招いての国際交流プログラムが あるというのが先週の話でした。現在、瀬戸市美術館でその招 聘作家による「2008〜2009 招聘作家作品展」が開催 されています。 瀬戸市美術館は瀬戸市文化センター内にあります。入ってす ぐの1階には収蔵作品の常設展が行なわれていました。瀬戸の 近代の陶芸を彩った作家たちの作品が並べられています。2階 に上がると企画展として「森克彦 彫刻展」が(大きな作品が 多かったですが、白い作品は見ていて楽しくなってきました) 行なわれ、その隣の部屋が「招聘作家作品展」となっていまし た。 昨年夏と今年の初めに瀬戸に滞在、作品制作をした作家4人 (3人が陶芸、1人がガラス)の作品が展示してあります。非 常に個性の強いという印象でした。昆虫を磁器土で手びねりし た作品群や同じく磁器土で瓶のようなものを並べていくような 作品、人体を形取ったような形にエアブラシで顔を描いた作品 (なかなかうまく文字では伝えにくいですね)など。 日本の陶芸作品というと彫刻的なオブジェもあるとは思いま すが、何かの「用」にとらわれた部分があるように感じます。 それは陶芸が持つ「工芸」という伝統であり、純粋に「美術」 とはどこか線引きされるものがあるように思います。彼らの作 品はその「用」というものからは離れた、土による純粋な「表 現」を感じました。自由な自己表現というものはなかなか日本 人が苦手な部分ではないのでしょうか。 1階に展示してある常設展示の陶芸作品との文化的な違いの ようなものを強く感じさせました。また、両展示の中間にある 「森克彦 彫刻展」を置くというのが、美術館全体の展示の組 み合わせの妙といったところでしょうか。 絵画など他の分野では海外の作家を知る機会というのはよく ありますが、「陶芸」となると不思議なほどその機会は無いよ うです。今回の作家たち、瀬戸で制作した作品が展示されてい るわけですが、普段はどんな作品を作っているのでしょう(図 録が置かれ少しはその資料で知ることはできるのですが)?瀬 戸の街で刺激を受け、そんな部分が作品に反映されているのか。 また、普段とは違う瀬戸の土という素材を手にし作品に何か影 響が出たのか。そのあたりを知るための展示というものがあっ たら(自国で普段作っているシリーズなどの展示など)もっと よかったようには感じました。 なかなか興味深い展示でした。4月12日まで、瀬戸市美術館 (瀬戸市西茨町)にて。 入場料300円かかりますが、中学生以下と65才以上の方 などは無料になります。私はいつも子どもを連れて行くのです が、中学生以下なので子どもは無料で一緒に行った大人も「付 き添い」ということで無料にしていただけますので助かります。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 発行者 web-setomono / 加藤兆之助商店 mailto:shopkeeper@web-setomono.com http://web-setomono.com ぜひ、ご感想・ご要望をお寄せください。 ホームページではすべてのバックナンバーを画像入りで見る ことができます。 ****************************** 瀬戸だより〜せとものについて話しませんか〜 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000198183.html □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□



