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コピーライター29年のキャリアを持つ作者が、時代をどのように見ているか。そんなあれこれや、文章の書き方、広告戦略についてのノウハウもまじえ、肩のこらない記事を書いています。

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2007/01/23

+コピー学校+[企画も、企画書も、自由なんだ] 

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 コピーライターの学校

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◆2007年 1月23日(火)第29号◆

「企画も、企画書も、自由なんだ」

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前回は、雑談で寄り道したので、
前々回のおさらいからいきましょう。

まず、企画書を書くために必要な目次を整理しました。

1、はじめに(企画がめざす方向性や広告主からの意見の整理など)
2、現状分析(いま、広告商品が置かれている市場の現状、競合分析など)
3、課題抽出(問題点や課題を洗い出し、何が必要か、広告目的を提示)
4、ターゲット設定(だから、このような人に訴えることが重要)
5、コンセプト(だから、こういう考え方で商品をアピールする)
6、表現案(メインとなるキャッチフレーズやボディコピー、デザイン案)
7、媒体案(チラシやDMでの表現などなど媒体特性による表現)
8、おわりに(この企画を実施することで得られる効果、メリットを述べる)
9、資料(概算見積や制作日程は別紙にする場合もある)


前々回、2から6まで、書く際のツボをご紹介しました。

残るは、1と7以降です。

7の媒体案。
これは6の表現案の具体的な媒体展開というイメージです。
6と7がいっしょになってるケースも多いでしょう。

さらに、媒体案として出稿計画を含めることもあります。
例えば、新聞広告を全5段を3回、突出しを2回出稿するとか、
チラシの配布エリアを示して、戦略的な意図を述べるとか、
単発の広告表現案のときはそれほど書く必要がありません。

また、広告代理店には媒体局という部署があったりして、
そこには、さまざまな広告媒体の情報が集まってきます。
具体的には、○月○日の新聞広告特集で広告主を募集中とか、
テレビCFの枠がなんらかの理由で、安くオンエアできるとか…
そういうネタ、お得な情報をクライアントに提案すると喜ばれます。
媒体選択は、お客様の予算規模によっても左右されるので、
メニューを提示するというくらいの考え方でいいでしょう。

「さぁ、今日はいい寿司ネタありまっせ。
 どれもこれも新鮮で、美味しいよ。
 おっ、エビから、行くの?
 お客さん、通だね〜」

という感じで書きます。
で、ここまで書いてきたら、

1、はじめに

を目を瞑っても書けるはずです。
企画全体のポイントを整理しながら、
さらに、
提案者(社)のセールスポイントを明確にします。
コンペの競合会社がわかっている場合、
その会社との差別化ポイントをここで述べます。

8、おわりに

これも勢いでいっしょに書いてしまいましょう。
ここでは、提案した企画を実施する際に、
想定される課題についても触れながら、
それを解決する手段を持っていることをアピールします。
「安心」を強調してください。
クライアントがどの辺を心配しているか、
事前に情報が入手できていると、
この部分は最後のダメ押し的な説得力を持ちます。

9、資料

制作日程、概算見積などを掲載します。
特に見積書は、とっても重要。
ただ安ければいいってものではありません。
その価格で納得してもらえるかどうか。
企画の内容と照らし合わせて、
こんなにやってくれるなら「安い」。
提示額的には高くても、
付加価値を感じてくれるかどうか。
そこが、ポイント。
われわれは、価値を価格に変えるビジネスです。
すぐれた営業マンは、クリエイターより、
クリエイティブな見積書を書くことができます。

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というわけで、
5回に分けて、企画書の書き方について
レクチャーしてきました。
もっと掘り下げて書くこともできますが、
メルマガの範囲を超えてしまうので…

コピーライターは、
広告の文章だけではなく、
企画書が書けて一人前です。

でも、正直言って、企画書はどんな書き方でも、
相手を説得できればOKです。
あまり型にはまらずに、自由に考えましょう。

むかし、日本を代表する洋酒メーカーの広告制作会社にいた
有名なコピーライターが書いた企画書を見たことがあります。
それはそれは、簡単な企画書で、驚きました。
ペラ3枚くらい。ヘッドラインのような強い言葉が、
太いマジックで1枚に1フレーズずつ書かれていました。
内容は忘れてしまいましたが、
こんな感じだったように記憶しています。

1枚目、時代は「なになに」を「なに」してる
2枚目、この商品は「はらほれ」だ
3枚目、だから、時代は「なになに」の「はらほれ」を求めている
4枚目、表現案としてのフレーズ

「ううむ」
と25歳、中堅広告代理店所属の僕は唸りました。それから、
「いいよな、有名なサン○○のコピーライターは…」
といじけました。

ま、ともあれ、
地方在住のコピーライターは、
企画書を書くことが必須条件。
まずは型を覚え、然る後に、型を忘れ、
型を崩して自由に書けるように修業すべし。


→続きは次回へ

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このメルマガでは、コピーライター26年のキャリアの僕が、
コピーライターとしての視点や広告戦略の考え方、
そして広告に携わってきたノウハウを配信しています。

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