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現代の俳句の創作現場を紹介します。例月句会の報告、句集の批評などを通して、現在の俳句のあり方をさぐります。

  • 発行周期 週刊
  • 最新号 2009/02/15
  • 部数 144部
  • メルマガID 0000197074
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2009/02/15

◇助六句会 平成21年1月句会報

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◇助六句会 1月句会報 平成21年1月19日 於浅草 貞千代

   ていねいに洗う塩壷冬銀河          西谷 裕子
   煮凝の溶けて留守居の子のひとり       藤田山頭女
   冬ざれの浜辺に拾ふピアスひとつ       赤澤美智子
   やはらかき生い立ち知らず寒晒し       藤田山頭女
   待つという友情太る雪だるま         市原 虎児

   冬すみれ恋文の文字やはらけき        川津 善律
   牛の尾や恵方を向いて散歩する        市原 虎児
   寒暁や重ねし楽譜ふと開き          川津 善律
   繭玉になでられながら浅草寺         櫻川 米七
   年玉や良い子になりけりいたづら子      櫻川 米七

   夜話や祖母のおひざで丸く寝る        赤澤美智子
   西へ行くキャラバンの音月冴ゆる       川津 善律
   沈黙のとことん冬の蠅である         西谷 裕子
   寒雀視力聴力鋭けれ             赤澤美智子
   ザクザクといまだ楽しむ霜柱         櫻川七太郎
   水そうの冬眠しないなまずかな        櫻川七太郎
   書き初めや守れぬ誓い書きにけり       櫻川 米七


  藤田三保子(山頭女)氏の司会による「助六句会」です。

  会 場  浅草 旅館「貞千代」電話:03-3842-6431
          http://www.sadachiyo.co.jp/jindex.html 
 
  次 回  2009年2月16日(月)  
  時 間  12:00〜14:50 (毎月 第3月曜日開催)
  参加費  ¥2,000 (欠席投句も歓迎)  
  句会当日 当季雑詠3句出句 5句選(内1句特選) 

 会場となるのは、「助六の宿」とある。浅草ならではの江戸情緒のある
老舗の旅館です。現代の俳句を考える時、それは、現実の東京と江戸との
差異を知ることも貴重な学習になります。新しい出会いを求めて、新しい
人との遭遇も期待しています。

 ★助六句会に参加興味ある方は「藤田三保子オフィシャルサイト」
  にリンクして下さい。今後の開催日予定が出ています

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 215号      閑 話 休 題     莫迦正直
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 一月十九日の助六句会は、まだ正月気分のさめやらぬ話題で始まりまし
た。 
 それは、句会の初めに西谷裕子さんのおみくじの件からで、彼女が、こ
の句会に来る前に浅草寺に初詣。今年の運勢を期待したおみくじで「凶」
を引き当てたということだった。
 「凶」というものの存在は知ってはいたものの、実際それはなかなか御
目にかかれぬものと思っていたので、その驚きは大きかったというのであ
る。彼女にとって、昨年は知人の事業の破綻もあれば、その不幸をなぐさ
めるべき立場の自分も「凶」という不運に落胆したというのだった。
 句会終了後、十二月に見損ねていた伝法院の「たぬき塚」別称「幇間塚」
をあらためて見に行った。
 それは、全国の幇間組合? の建立で、碑面の下部に久保田万太郎の献
句が添えられていた。(その一句の内容は失念。後日ご報告いたします)
 米七師匠も線香を焚いて、まだ見習いの七太郎さんと合掌されたのはい
うまでもない。そして次は、皆んなして浅草寺のおみくじをすることにな
った。
 西谷さんの「凶」に刺激されてのこと。句会の席上で、浅草寺のおみく
じでは「凶」が六割という噂もあれば、それを確かめたいという好奇心の
かたまりだった。
 まず始めに虎児が引いたのは「凶」だった。つづいて米七師匠も「凶」。
赤澤美智子さんも「凶」と出た。七太郎さんも師匠に負けじと「凶」だっ
た。そして最後に藤田三保子さん。それは「吉」と出た。
 数日後、その事実を浅草寺に関わる知人に電話報告したところ、おみく
じなどで苦情をいわれても困ると言いながら、その奥さんは『ちなみに私
も「凶」でした。でも夫は「大吉」でした』とのことだった。 
 なお同時に、「たぬき塚」への興味で、その碑の万太郎の句の部分だけ
でも拓本させて欲しいと、お願いもしておいたところ、これは先日、許諾
の連絡をいただきました。
 拓本についての詳細は省略させていただきますが、それは、三月の句会
終了後にでも、乾拓でやってみたいと考えている。

    句の投稿・句会情報はこちら  mtora226@gmail.com
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