2009/02/12
映画のなかの人生…Vol.858「レボリューショナリーロード」★★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆ ★ ☆ 映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】 映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、 そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。 _ _______ Vol.858「レボリューショナリーロード」★★ 2009.2.12(木)  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 【1】STORY 50年代の米国、郊外暮らし、子ども2人、けんかばかりの 若夫婦。状況を打開すべく、妻は突拍子もない提案をする。 【2】Michelin 丸の内ピカデリーほか。もうそんなに混んではいない。 【3】Review 自己中な妻と鈍い夫の痴話げんかを、ウィンスレットが救う。 【4】Column 毎日が単調なほど、誰かへの感謝は、失われてしまう。 _________________________________________Revolutionary Road 「タイタニック」のケイト・ウィンスレットとディカプリオが、 約10年ぶりに共演するという話題作。ゴールデングローブには いろいろノミネートされましたが、結局オスカーでは小さな扱い。 いつになったらレオ様は…と書き続けてすでに10年以上か…。 <オフィシャルサイト> http://www.r-road.jp/ ┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃1┃ STORY (観ていないあなたへ) ┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 50年代の米国。2人の子どもとともに、郊外暮らしをする若夫婦。 夫はサラリーマン生活に嫌気がさし、妻は舞台女優の夢に挫折、 お互いの不満をお互いにぶつけはじめ、二人の仲はいまや険悪。 ある日、妻は状況を打開すべく、突拍子もない提案をするのだが。 ┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ) ┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 丸の内ピカデリーほか、いろんなシネコンでやってます。 この2人が夫婦になることを夢見た人々が、 数多く観にきて…いたのかどうかは、しりません。 というより、すでにあまり興味が持たれていないのか、 若いお客さんは、ほとんど見かけなかったな…。 ▼有楽町 丸の内ピカデリー 2/13(金) 10:40/13:20/16:00/18:50〜21:05(終) 2/14(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい ▼新宿 新宿バルト9 2/13(金) 12:30/20:50〜22:55(終) 2/14(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい ▼新宿 ピカデリー 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい ▼品川 品川プリンスシネマ 2/13(金) 12:45/15:30/18:10/20:45〜22:55(終) 2/14(土)〜2/15(日) 10:05/12:45/18:40〜20:50(終) ▼豊洲 ユナイテッド・シネマ豊洲 2/13(金) 10:15/13:00/15:45/21:15〜23:24(終) 2/14(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい ▼六本木 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ 2/13(金) 10:35〜12:50(終) 2/14(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい ▼渋谷 渋谷シネパレス 2/13(金) 10:00/12:30/15:00/17:30/20:00〜22:05(終) 2/14(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい ▼お台場 シネマメディアージュ 2/13(金) 13:30/16:20〜18:40(終) 2/14(土)〜 17:25〜19:45(終) ▼東武練馬 ワーナー・マイカル・シネマズ板橋 2/13(金) 16:50〜19:05(終) 2/14(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい ▼豊島園 ユナイテッド・シネマとしまえん 2/13(金) 15:45/19:15〜21:24(終) 2/14(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい ┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃3┃ Review (観おわったあなたへ) ┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【ポイント】★★ <内訳> テーマ :★★ ストーリー :★ キャスト :★★★★ スタッフ :★★★ >テーマ ★★ 焦点が妻なのか、夫なのか、ぶれながら進むので、わかりづらい。 後半で妻が主役だと気づくが、その論点を示せないのは、つらい。 >ストーリー ★< ワンパターンなケンカが延々と続くので、途中で嫌気がさしてくる。 もちろん本人たちは真剣だが、興味深い物語にはなっていない。 >キャスト ★★★★< この映画を救い出すのは、ケイト・ウィンスレット。確かに、 ゴールデングローブ受賞はわかった。彼女なしでは厳しい内容。 >スタッフ ★★★< サム・メンデスの家庭の描き方、シャワーや暴力、室内の装飾と、 暗い雰囲気、50年代の空気などは、けっこう観ていて楽しい。 >総評 ★★< わかってはいましたが、恋愛映画にはほど遠いですね。 単純に、家族として暮らすことの難しさを描いた映画。 その割に、夫婦の間で焦点が行ったり来たりして、 夫の求めているものも、最後までよくわからない。 妻も下手すると、ただ単に身勝手に見えるのだが、 そこはウィンスレットが、一人でドラマを作ってしまう。 なので、なぜ、こんな結末になったのかが、 きちんと描かれないから、映画としてはさっぱり。 まあ、この女性に共感できる人はいると思うので、 そういう人にはいいと思いますが…それも、どうかなあ。 ┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃4┃ Column (観おわったあなたへ) ┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ サラリーマンという呪縛から、 すっかり離れるようになって久しい。 この生活は、時には週末も仕事をするが、 平日も時間が空けば、自由に過ごせる。 多くの人は、この立場を羨んだりして、 実際、自分としても有難いと感じている。 しかし、このフリーランスという立場で、 いちばん良かったと思う点は別にある。 それは、人々に感謝するようになったことだ。 もちろん、サラリーマンの時代に、 誰にも感謝してこなかったわけではないが、 この立場に立てば、他人の存在は一変する。 いつ、自分の仕事はなくなるかわからない。 また、自分が病気に倒れたら、収入はゼロだ。 私の現在は、誰にも保障されていない。 サラリーマンにはない、大きなリスクが私にはある。 だからこそ、多くの人に感謝するようになる。 仕事を頂けることには、もちろん感謝する。 その顧客とのつながりや、仕事への評価、 アドバイス、口添え、私生活でのつながりまで。 私が安心して、ご飯を食べたり、 映画を観たり、眠ったりできるのは、 いろいろな人の助けがあるからである。 もちろん、サラリーマンも同じはずだ。 しかし、サラリーマンは忘れてしまうのだ。 どうしても、毎日が単調で、家庭は怠惰で、 仕事は退屈で、上司はいつもうるさいだけ。 会社が、どれだけ正社員を守っているかも、 同僚が、どれだけ陰で協力しているかも、 そして妻が、家事をこなしながら、 家で孤独と闘っていることも、忘れてしまう。 こんな生活は、どこか他でリセットしたい! 妻はいつだって、そう思っているのだ。 夫だって、日々、そう思っているように。 でもそれは、結局は同床異夢である。 単調な生活に慣れてしまったサラリーマンの夫は、 結局、妻がどれだけ孤独かを理解することはない。 だって、自分自身の生活が、なぜ退屈で、 こんなにも不満だらけかも、わからないのだ。 文句ばかり言っている間は、彼には何もわからない。 安定し、満たされている生活が、 逆に、どれだけ危険なことだろう。 私は不安定な暮らしを選んだことで、 逆に、何に満足すべきかを、学んだ気がする。 そして、そこには多くの人々の努力があることも。 だからこそ、自分もきちんと仕事をして、 期待に応えなければと思えば、毎日はさらに良くなる。 もちろん、すべてのサラリーマンが、 この映画のように、鈍い人物で、 妻がみな、苦しんでいるわけではないはず。 すべては心がけ次第だろう。 自分の暮らしが、どれだけ誰かに支えられているかを、 自分が認められるか、どうかなのだから。 2009/2/12 丸の内ピカデリー3にて。 ┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃5┃ 次回予告 ほか ┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ その他、筆者からのお知らせなどなど。 ★次回予告「悲夢」…………………………………………………… 韓国の天才キム・ギドク監督の新作は、なんとオダギリ・ジョー が主演に。これはいったい、どうなるのでしょう?確かに、あの ワイルドな雰囲気は、キム・ギドク映画にはあっていますが…。 内容はここのところ続く、ちょっとファンタジックなものらしい。 で、次回もお楽しみに。次回は明日、観られるはず…。 http://www.hi-mu.jp/ ★今後の予定など……………………………………………………… とりあえず、目についているものを観てきます。 以下のものはどれも全部観たい…なんとしても。 「誰も守ってくれない」http://www.dare-mamo.jp/ 「チェ 39歳別れの手紙」http://che.gyao.jp/ 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」 http://wwws.warnerbros.co.jp/benjaminbutton/ 「チェンジリング」http://www.changeling.jp/ というわけで、これからもお楽しみに。 ★最新情報はブログにて!!………………………………………… ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。 http://filmandlife.seesaa.net/ ※ 実はケータイからも同じアドレスでみられます。要Check! ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、 小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。 また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、 映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。 ぜひぜひアクセスしてください!! ★これまでのバックナンバー………………………………………… バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、 それぞれ以下のページをご参照くださいませ。 http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ) http://www.melma.com/backnumber_33635/(メルマ) メルマのバックナンバーは、第1号から掲載されています。 ただし検索機能がついておりませんので、 ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。 http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ) ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 【映画のなかの人生、映画のような人生。】 Vol.858 2009年2月12日 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/ (C)2001-2009 Ak. All rights reserved. ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


