2009/02/05
映画のなかの人生…Vol.857「007 慰めの報酬」★★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆ ★ ☆ 映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】 映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、 そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。 _ _____________ Vol.857「007 慰めの報酬」★★ 2009.2.5(木)  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 【1】STORY 恋人を失ったボンドは、関わりのある巨大組織をめぐって、 勝手な捜査をはじめる。いつものように手がかりを殺し…。 【2】Michelin 丸の内ルーブルほか、いろんなシネコンで上映中。混んでる。 【3】Review 前作の続きのような、娯楽映画のような、でも違うような。 【4】Column どんな組織にも悪党は根づき、復讐は誓われ、個人が動く。 ________________________________________007 Quantum of Solace 「007」はダニエル・クレイグ主演になって2作目。今回は、 ちゃんと前作の内容を引きずっている。前作はリニューアルで、 新しいボンドを意識しすぎて、どうも面白さが後回しだったが、 今回はそろそろ、ちゃんとしたパターンが決まってるのかしら? <オフィシャルサイト> http://www.sonypictures.jp/movies/quantumofsolace/ ※ お詫び また、いつものように忙しくなってしまいました…。 とりあえず、メジャー映画だけでも観てまいります。 「きつね…」も観たかったのですが…申し訳ありません。 ┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃1┃ STORY (観ていないあなたへ) ┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 恋人を失ったボンドは、彼女に関わる謎の巨大組織を調べていく。 例によって、手がかりを次々と抹殺、自分の組織からも追われる ボンドだったが、一方で組織の正体とボスを的確に掴んでいく。 果たして彼らの狙いは?そしてボンドは復讐を果たせるのか? ┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ) ┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 丸の内ルーブルほか、いろんなシネコンでやってます。 この映画は、ちゃんとしたスクリーンじゃないと、ね。 水曜や週末はまだ混んでるでしょう。 良い席の確保は、お早めに。 ▼有楽町 丸の内ルーブル 11:00/13:35/16:10/18:45〜20:50(終) ▼新宿 ピカデリー 2/6(金) 12:30/14:50/17:10/19:30/21:50〜23:45(終) 2/7(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい ▼新宿 新宿バルト9 2/6(金) 10:15/14:40/16:55/19:30/21:45/0:00/2:15〜4:10(終) 2/7(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい ▼豊洲 ユナイテッド・シネマ豊洲 2/6(金) 10:30/12:45/15:00/17:15/19:30/22:00〜23:56(終) 2/7(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい ▼六本木 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ 2/6(金) 10:00/12:20/14:45/17:15/18:45/19:45/21:15/22:10/23:45/24:35/26:15/27:05〜29:05(終) 2/7(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい ▼品川 品川プリンスシネマ 2/6(金) 12:45/12:50/15:10/15:35/17:35/18:10/20:00/20:45〜22:45(終) 2/7(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい ※12:45・15:10・17:35・20:00の回はプレミアム館で上映(¥2500) ▼お台場 シネマメディアージュ 2/6(金) 10:50/11:50/13:20/14:20/15:50/16:50/18:20/19:20/20:50〜22:50(終) 2/7(土) 10:50/11:50/13:20/14:40/15:50/17:10/18:20/20:50/23:30/26:00〜28:00(終) 2/8(日)〜 10:50/11:50/13:20/14:40/15:50/17:10/18:20/20:50〜22:50(終) ▼東武練馬 ワーナー・マイカル・シネマズ板橋 2/6(金) 9:35/12:00/14:25/16:50/19:15/21:40〜23:45(終) 2/7(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい ▼豊島園 ユナイテッド・シネマとしまえん 2/6(金) 10:30/12:45/15:00/17:15/19:30/21:45〜23:41(終) 2/7(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい ┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃3┃ Review (観おわったあなたへ) ┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【ポイント】★★ <内訳> テーマ :★★ ストーリー :★★ キャスト :★★★ スタッフ :★★★★ >テーマ ★★ 前作から引っ張った「復讐」がテーマのはずだが、次々と続く アクションにかき消され、何がやりたかったのかわかりづらい。 >ストーリー ★★< 前作の反動か、冒頭からポンポンとアクションがつながって、 テンポ良くできているので飽きない。全体の展開は「?」だが。 >キャスト ★★★< ダニエル・クレイグはいいのだが、ヒロインのキュリレンコに 存在感がないので、全体的に対立軸のようなものが見えない。 >スタッフ ★★★< アクションシーンは、CGなどを駆使して、それなりに迫力がある。 まあ、アイディア自体はいつもの焼き直しだと思いますが…。 >総評 ★★< とりあえず、最初から最後まで楽しめました。 でも、なんだかフツーにハリウッド映画のような…。 前作を反省したのか、リズムよく進んで、 ちゃんと娯楽映画のようになっているような…。 でも、前作の内容を反映して、今回もまた、 復讐をめぐるボンドの美学を描くような…。 …どっちなんでしょう。 なんか結局、とても中途半端。 だったら、多少はつまらなくても、 前作のように生き様に焦点を当てても良かったかも。 結局はスパイ映画で、シリーズものなんですから、 いったいどんなやり方で、シリーズの個性を主張し、 マンネリでも千客万来の状況を作っていくのか、 というポイントが、まだ定まっていない印象です。 クレイグは悪くないと思うんですが。 でも、ブロスナン時代の確立された方式に、 対抗できるものを、早く見つけなくてはいけませんね。 ┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃4┃ Column (観おわったあなたへ) ┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ どんな仕事場でも、イヤなヤツはいる。 たとえば、少しでも価格を値切ろうと、 とんでもない行動に出るクライアントや、 部下とは一切会話しないしない上司まで。 職場で殺意を抱く瞬間というのも、 時にはあるものだが、そこはそれ、 お互いに大人の対応をするのも職場。 個人的な復讐を誓っても、表面上は、 誰もが穏やかに装っている空間。 顧客とセールス、上司と部下、 誰が誰を憎み、愛し、嫌がっているかは、 誰にもわからない、呉越同舟の場である。 敵が組織の外にいるならいい。 敵が組織と対立していればいい。 しかし、そういう人間に限って、 友好的な組織で、その場を利用したり、 内部で権力を操ることだけに長けている。 結局、人は個人を押し殺して服従を選ぶ。 そして、ジェームス・ボンドのように、 実力があればいいのに、と唇をかむだろう。 この映画では、ボンドは服従しない。 敵の組織にも、自分のいる組織にも。 個人的な関心、復讐心であちこちへ動き、 敵を追い詰め、味方には追い詰められ、 それでも執念で、相手のプロジェクトを止める。 そうか、実力があればできるのか。 個人的な復讐と組織で生きることの両立が。 いや、でもボンドがずっとこんなだったら、 そもそもM16が、彼を見放すはずだ。 それでも、上司であるMが最後には、 彼を認めるのは、なぜだろうか? 個人で動いても、認められる実力以外に、 ボンドはいったい、何を持っているのか? そこには、信念の理解がある。 ボンドは、悪党にはならない。 最後には、組織のルールも理解する。 誰もが個人的な復讐をしていたら、 M16も世の中も、決して平和にならない。 悪党を裁くのは、決して個人ではない。 組織でもない。もちろん裁判所でもない。 人を裁くのは時間だ。 罪の意識を自覚させることで、 本人が勝手に裁かれ、滅んでいく。 職場の悪党も、世界の悪党も同じ。 ボンドも、Mも、良識があるから理解できる。 本当に組織と、世界を考えるのなら、 実力者が個人で動くことはよしとしても、 復讐などというのは、実につまらないことだと。 2009/2/4 丸の内ルーブルにて。 ┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃5┃ 次回予告 ほか ┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ その他、筆者からのお知らせなどなど。 ★次回予告「レボリューショナリーロード」……………………… 「タイタニック」のケイト・ウィンスレットとディカプリオが、 約10年ぶりに共演するという話題作。ゴールデングローブには いろいろノミネートされましたが、結局オスカーでは小さな扱い。 いつになったらレオ様は…と書き続けてすでに10年以上か…。 で、次回もお楽しみに。次回は月曜の予定。すみません。 http://www.r-road.jp/ ★今後の予定など……………………………………………………… とりあえず、目についているものを観てきます。 以下のものはどれも全部観たい…なんとしても。 「誰も守ってくれない」http://www.dare-mamo.jp/ 「チェ 39歳別れの手紙」http://che.gyao.jp/ 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」 http://wwws.warnerbros.co.jp/benjaminbutton/ 「悲夢」http://www.hi-mu.jp/ 「チェンジリング」http://www.changeling.jp/ というわけで、これからもお楽しみに。 ★最新情報はブログにて!!………………………………………… ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。 http://filmandlife.seesaa.net/ ※ 実はケータイからも同じアドレスでみられます。要Check! ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、 小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。 また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、 映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。 ぜひぜひアクセスしてください!! ★これまでのバックナンバー………………………………………… バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、 それぞれ以下のページをご参照くださいませ。 http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ) http://www.melma.com/backnumber_33635/(メルマ) メルマのバックナンバーは、第1号から掲載されています。 ただし検索機能がついておりませんので、 ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。 http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ) ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 【映画のなかの人生、映画のような人生。】 Vol.857 2009年2月5日 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/ (C)2001-2009 Ak. 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