2009/10/29
EU大統領職候補を巡って早くも火花
毎回のご購読どうもありがとうございます。 1.レガタム繁栄指数の上位国は北欧、スイス 10月27日、民間の中立的研究機関であるレガタム研究所が発表した レガタム繁栄指数で、1位フィンランド、2位スイス、3位スウェーデン、 4位デンマーク、5位ノルウェーと上位5カ国のうち、北欧が4カ国を占め ました。欧州主要国では、英国12位、ドイツ14位、フランス17位で、ア ジアでは、日本がトップで16位を占めました。 当指数は、「経済成長」だけでなく、「幸せ」や「生活の質」などの評価 測定値とを組み合わせた「繁栄」の定義に基づき世界総人口の90%を カバーする世界104カ国を格付しています。 2.EU大統領職候補を巡って早くも火花 10月27日に、ルクセンブルクのユンカー首相がEU大統領に興味がある と仏日刊紙に語りました。かって、EU委員長に推薦された時には、国内 政治優先で固執しましたが、今回は、推薦されれば断らないと意欲を表 明しています。まだ意思表示がされていない英国のブレアー元首相は、 ブラウン英首相が推しており、仏独からも支持されると見られていますが、 英国はユーロを採用しておらず、EU懐疑派が多い上に、イラク戦争では、 独断で米国と共に開戦し、協調性に欠けることがネックになっており、どこ まで加盟27カ国から支持を集められるか疑問です。EU議会では、反ブレ アー派の議員がブレアー氏の大統領阻止の署名活動も始めています。 反対にユンカー首相は、ユーロ・グループの議長を長年務めており、調整 能力と英独仏の3ヶ国語を自由に操る語学力には定評がありますが、カリ スマ性に欠ける上に、銀行機密を巡って、仏独と対立したことが尾を引いて います。他に、オランダのバルケネンデ首相も候補に挙がっています。 EUのトップには、小国を無視するきらいがある大国出身者よりも、小国出 身者が、過去に多く就任しており、著名なブレアー氏がどこまで、小国が 多い加盟国で受入れられか注目されます。 3.欧州で8千万人が貧困層 欧州人の4分の3近くの73%の人が、自国で貧困が蔓延していると回答して います。また、84%の人が、過去3年間で貧困が拡大していると思っていま す。欧州では、総人口の16%に当る8千万人が貧困層に属しています。 フランスでは、月収1500ユーロ未満が貧困層に当り、欧州平均を下回る13 %の人が貧困層になっています。 4.フィンランドで建造の世界最大の米豪華客船が就航へ フィンランドで建造中の世界で最も大きく高価な豪華客船が、10月28日に発 注先の米国ロイヤル・カリビアン社に引き渡されました。なんと価格が9億ユ ーロで、長さ360m、幅47m、水面からの高さ65mで、2100人と乗務員と共に 6360人までの乗客を受入れることができます。12月1日にフロリダから初の 営業航海に出る予定です。 欧州の小国で世界一豊かな国の謎に迫るメールマガジン「欧州小国の知恵」のご購読もよろしくお願い申し上げます。


