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日本玩具博物館(姫路市香寺町)は、日本を中心に世界150ヶ国の多彩な資料を6棟の建物で展示しているわが国を代表する玩具博物館です。年7回の企画展・特別展資料から毎月一回、玩具や人形を1点取り出し、ご紹介します。

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2008/02/19

日本玩具博物館ニューズレター22号

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             日本玩具博物館ニューズレター22号
                      (2008年2月号)

 現在、当館6号館では「御殿飾り雛」展を4月15日(火)まで開催中です。
 当館の春の雛人形展も恒例となり、雛人形ブームとあってか、全国各地から雛
人形ファンの訪問を受けることも度々となりました。本年は『御殿飾り雛』と題
して、江戸末から明治・大正を経て、昭和30年代まで、京阪神間を中心に流行を
みた「御殿飾り雛」を集めて、時代の移り変わりをたどっています。 
 また、当館1号館で2月23日から「ちりめん細工とびん細工」展が開催されます。
 昨年、ちりめん細工資料は全国各地を移動しましたが、この度、当館での久し
ぶりの企画展です。
 ぜひ、ご来館ください。


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 目 次

  
  春の企画展・特別展のお知らせ


   今月のおもちゃ
 

  館長室便り…「地域文化功労者文部科学大臣表彰」祝賀会が開かれました
        http://www.japan-toy-museum.org/new_director.htm

  学芸室便り…『御殿飾り雛』の世界
        http://www.japan-toy-museum.org/new_gakugeisitu.htm

  
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 ◇春の特別展『御殿飾り』のご案内

 会期  2008年2月2日(土)→4月15日(火)<一部は6月10日(火)まで>
 会場  日本玩具博物館6号館

 江戸から明治時代にかけて、都市部で飾られた豪華な町雛を展示している他、
京阪を中心とする西日本地域で愛された「御殿飾り雛」を、時代を追って紹介
しています。 
 下記の日程で展示解説会を行います。代表的な資料を取り出しながら、雛飾り
の移り変わりについて、また、人形の見どころについてお話しします。
 解説は、当館学芸員の尾崎織女です。

 展示解説会…2月23日(土)、
       3月2日(日)、3月9日(日)、3月20日(祝)       
        ※いずれも各回14時〜       
              

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 ◇春の企画展『ちりめん細工とびん細工』のご案内

 会期  2008年2月23日(土)→6月24日(火)
 会場  日本玩具博物館1号館

 
 ちりめん細工の復興に取り組んできた当館では、1992年以来、ちりめん細工の
指南書でもある本をマコー社、NHK出版、雄鶏社、日本ヴォーグ社などから出版
してきました。昨年4月には『四季の傘飾りと雛飾り』を出版し大きな反響があ
りました。このたびの展覧会では、新しく収蔵した古作のちりめん細工をはじめ、
『四季の傘飾りと雛飾り』に発表した作品の数々と「びん細工」をあわせ総数
350点を展示いたします。
 日本の女性が作り出した伝統手芸の素晴らしさを再認識していただくための場
ともなれば幸いです。

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             京阪神の御殿飾り雛(大正12年製)


 京都では、内裏雛を飾る館のことを御殿といい、その中に一対の雛を置く形式
を「御殿飾り」と呼びました。京阪を中心に、この様式の雛飾りが登場するのは
江戸時代末期のことです。御殿飾り雛は、大正から昭和時代初期にかけて、御殿
飾りは京阪地域の都市部を中心にさらに広がりをみせ、簡素で軽快な印象のある
板葺きの御殿が数多く作られました。

    http://www.japan-toy-museum.org/news.html

 写真は、昨年、神戸市東灘区にお住まいの方から寄贈を受けた大正12年製の御
殿飾り雛一式です。 御殿の高さは約70cm、幅は115cm。本殿と両側に脇殿を持っ
た作りで、御殿の部品をすべて納めておく木箱には「宝閣殿」とその名が示され、
「白木極上三寸、屋根付両廊下」と明記されています。さらに箱の中には、
「Takashimaya Osaka Nanba(高島屋 大阪難波)」とこの御殿飾りをプロデュー
スした百貨店名がありました。
 日本玩具博物館は、この資料をふくめ、同じ御殿飾り雛を3点所蔵しています。
巻き上げた御簾から下がる房飾りの色などが違う程度で、セットされている人形
も道具も共通しており、いずれも、大正12〜14年にかけて、大阪の百貨店で購入
されています。また、同じ作りで、向かって右側にのみ脇殿をもつ大正末期の御
殿飾りを5点所蔵していますが、人形たちの作り方、諸道具のセット内容などが、
この写真の資料とも非常によく似ていて、同じプロデューサーの「商品」ではない
かと思われます。
 明治時代流行の大型御殿飾り雛は、男性の手を借りなければ飾ることが難しい
大きさと重量を持ち、雛飾りのために、10畳ほどの座敷が必要となってしまいま
す。対して、細やかなパーツをコンパクトに収納でき、比較的軽量な大正時代の
御殿は、女性たちの手で充分に建てられるし、床の間などに飾ることも可能です。
大正時代、徐々に人口が集中していく都市の住宅で歓迎されたものに違いありま
せん。
 

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日本玩具博物館利用案内


開館  午前10時〜午後5時

休館  水曜日

入館料 大人500円 学生400円 こども200円
    (団体20名以上は2割引、100名以上は3割引となります)

交通  JR播但線香呂駅から徒歩13分
     播但有料道路船津ランプから車で5分


詳細地図
http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=34.54.15.451&el=134.44.52.979&la=1&fi=1&pref
=%ca%bc%b8%cb&kind=%bd%bb%bd%ea&skey=%c9%b1%cf%a9%bb%d4%b9%e1%bb%fb%c4%ae%
c3%e6%bf%ce%cc%ee671-3&sc=4 


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 発行:  日本玩具博物館 
 
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