2010/01/01
JIM-NET ON LINE 第131号
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 2010年1月1日発行 JIM-NET ON LINE http://jim-net.net/ 第131号 (318部発行) □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 新年のご挨拶 みなさま、新年明けましておめでとうございます。 2009年は、JIM-NETにとってこれからの活動に向け、いくつかの新しい展開が始 まった年でした。 モスル、イブン・アシール病院のリカ医師が、JICAの研修で来日し、信州大学医 学部博士課程で4年間にわたる研究を始めました。リカ先生の研究は、モスルだけ でなくバスラやバグダッドからもがん患者の血液サンプルを採取し、遺伝子解析 を行うというものです。イラクに特有のがんがあるのか、がんの原因は何なのか など、新しい知見が示されるや、イラクのがん治療技術も著しく改善されること が期待されています。 5月には、バスラ国際がん会議に参加するため、井下医師と共に5年ぶりにバス ラに入ることができました。 11月からは、北イラクのアルビル市に新たに拠点を持ち、同市のナナカリー病 院での支援調査を開始しました。同プロジェクトには井下医師と川添看護師を派 遣し、現在、技術指導を行っています。 12月、JIM-NET参加団体JCF(日本チェルノブイリ連帯基金)が、バグダッド、子 ども福祉教育病院のマーゼン医師とナジャハ医師を招聘し、信州大学で遺伝子解 析の技術をバグダッドにも移転するための短期研修を実施しました。この研修は、 技術的に一歩も二歩も踏み込んだこれからの医療活動につながるものと期待され ています。 今後へ向けての新しい取り組みなどがある一方、イラクはまだまだ厳しい状況 にあります。3月7日に予定されている国民議会選挙を前に、再び治安悪化の傾向 が見られ、選挙後も組閣の難航をはじめ、行政が機能し始めるまでかなりの時間 がかかることも考えられます。2003年の米英による攻撃以来、イラクはまだ平穏 を取り戻していないという現実を直視しながら、私たちは支援を継続していかな ければなりません。 2010年のJIM-NETは、新しい支援の取り組みはもちろんのこと、今までの支援も よりいっそう充実させていくことが問われています。スタッフ一同、気持ちを新 たに取り組んでいきたいと思います。 JIM-NETの新年は、チョコ募金「限りなき義理の愛大作戦」から始まります。今 回のキャンペーンでは、10万個のチョコを用意させていただきました。昨年の11 月24日から受付を始め、既に3万個を超えるお申し込みをいただきました。 バレンタインに向け、是非、皆様も、チョコレートを味わってください。イラク の子ども達が描いたかわいらしいパッケージは、「わたしたちのことを忘れない で」という大きなメッセージです。 どうぞ本年も、皆様のご協力とご支援をよろしくお願いいたします。 2010年 元旦 佐藤真紀(事務局長)


