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欧州の小国で世界一豊かな国の謎に迫るブログ。欧州の小国ルクセンブルグが、なぜ世界一豊かな国になったのか。その秘密を探るとともに、ルクスとベルギーなど近隣国の観光案内特に最新のイベント案内、割引切符、 一味違った旅行先についても取り上げてみます。

  • 発行周期 不定期
  • 最新号 2009/12/31
  • 部数 306部
  • メルマガID 0000194376
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2009/12/31

2009年の10大ニュース

第248回 2009年の10大ニュース

2009年も終わり、2010年を迎えようとしていますが、
今年最後のメルマガは、ルクセンブルクで起きた2009
年の10大ニュースを独断で選んで取上げてみます。

1.首相与党が総選挙で勝利
2009年6月に実施された総選挙でユンカー首相が属する与党
キリスト教社会党が2議席増の26議席を獲得し、引続
き連立与党の13議席獲得の社会労働党と連立政権維持。
キリスト教社会党は、60議席中1999年の19議席から前
回2004年の24議席に、今回26議席と順調に議席を伸ば
し、得票率も38%を超える。再度ユンカー首相が大公の
指名で新内閣を組閣する。

2.ユンカー首相、欧州大統領の座を逃す
11月に開催されたEU首脳会議で、欧州大統領を目指し
ていたユンカー首相は、ベルギーの前首相に敗れて、
大統領職を逃す。ただ、依然として、ユーログループ
の議長職には留まる。

3.EUで3番目に安楽死を合法化
大公の署名拒否で、2008年12月に可決されていた尊厳死
の権利に関する法律が宙に浮いていましたが、3月12日
に議会が大公の法律裁可権の消滅を行う憲法34条改正を
満場一致で可決し、3月17日から安楽死が合法化されま
した。

4.OECD租税基準の灰色リストから脱却
ルクセンブルクは、金融センターの要である顧客情報の
機密維持を一部断念して、顧客情報の交換に応じる二重
課税防止条約を12カ国以上と締結し、OECD租税基準の灰
色リストから脱却しました。

5.アイスランドのカウプシング銀行ルクス法人閉鎖
2008年10月にアイスランドのカウプシング銀行が金融危機
で支払不能になり、ルクセンブルク法人でも預金者への支
払いが停止していましたが、2009年になって、預金保険か
ら預金者への一部払戻しが実施されました。一時300人を
超えていたルクセンブルク法人は閉鎖され、英国のハビラ
ンド銀行に買収され、7月から100人弱で営業を開始してい
ます。

6.マドフ氏関連ファンド「LuxAlpha」が法的整理に
米証券界の大物バーナード・マドフによる巨額投資詐欺事
件で、被害を受けたヘッジファンドの仏人経営者がNYで自
殺しましたが、同氏が経営するアクセス社の運用するファ
ンドがルクスアルファでした。
金融監督委員会は、2月にファンドを管理するスイスのUBS
銀行に対して、認定ファンドから除いて、法的整理を求め
ました。

7..ビレロイ&ボッホがルクセンブルク工場閉鎖発表
日本でも陶磁器ブランドとして知られているビレロイ&ボッ
ホ社が、ルクセンブルクにある工場を閉鎖して、ルクセンブ
ルクでの製造からの撤退を3月に発表しました。工場閉鎖に
より、230人の従業員中188人が退職することになり、11月に
労組との間で合意が締結されました。

8.失業率6%突破
2000年にはわずか2,5%であった失業率が、2008年には4.4%、
2009年11月には6,1%と経済危機により日本を上回る伸びで増
加しています。2010年には7%が予想されています。

9.公務員をEU市民に開放
ルクセンブルクでは、既に、中央銀行や軍隊にルクセンブルク
以外のEU国籍を持った行員や兵士がいるのに加えて、教職、研
究職、テレ・コミュニケーションなど6分野でEU市民に開放され
ていますが、新たに事務職でもEU市民に開放されることが12月
に議会で決定されました。

10.ツール・ド・フランスで個人総合2位
2009年のツール・ド・フランスでは、ルクセンブルクから参加
した選手が大活躍し、自転車競技一家のシュレク兄弟は、弟のア
ンディが個人総合2位と2008年に続いて新人賞を、兄のフランク
個人総合5位をそれぞれ獲得しました。


それでは、皆様、良いお年をお迎え下さい。
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