2007/09/17
子どもを幸せにする通学路 Vol.34
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2007/09/17
\|/ 【月2回発行】 子どもを幸せにする通学路
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発行者:通学路コンサルタント・通学路評論家 池田 もりちか
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昨年の11月から連載してきた『第3部 通学路の構造』でしたが、
今回で最終回にしたいと思います。
ポイント・ルート・スペース・キャラクターなどと
こむずかしい言葉を並べてきました。
しかし、こんな理論をまとめようがまとめまいが、
子ども達は毎日毎日生活し、
毎日毎日成長しています。
じゃあなんでこんな理論を作って皆さんに話しているのでしょうか。
今回の『子どもを幸せにする通学路』は、
1.通学路の「複合性」総括
2.通学路の構造 おわりに
についてお話ししたいと思います。
それでは『子どもを幸せにする通学路』スタートです。
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┃ 通学路の「複合性」総括
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通学路の「複合性」についてまとめたいと思います。
子ども時代の思い出として挙げられやすいキーワードを並べてみましょう。
山や森での虫採り、カブトムシ、探検ごっこ、秘密基地、ホタル、虫刺され、
海水浴、磯あそび、川あそび、魚釣り、沢登り、水の事故、死を覚悟した体験、
近所の田んぼ、畑、神社、寺、墓地、廃墟、ガラクタやメカ、変な看板、
少年野球、サッカー大会、プールあそび、公民館、空き地、原っぱ、けんか、
宿泊先での肝だめし、怪談、枕投げ、寝た人へのいたずら、秘密会議、
地域の子ども会、祭り、盆踊り、縁日の屋台、花火、イベント大会、葬式、
行水、宿題、絵日記、図鑑、プラモデル、工作、カード収集、結婚式、
家の中、土間、畳、トイレ、台所、冷蔵庫、洗濯機、お風呂、仏壇、縁側、
アイスやジュース、果物、とうもろこし、湧き水や井戸、小さな傷、失敗談、
大きな老木、庭、池、飛び石、土蔵、置き物、貴重品、ローカル線、夕やけ、
桜並木、あじさい、夏の嵐、せみの声、紅葉、北風、こたつ、雪だるま、お正月、
時計、地球儀、楽器、テレビ、オーディオ、パソコン、ガレージ、犬小屋、
家族での旅行や外出、親戚の集まり、スポーツ観戦、遊園地、乗り物酔い、
様々な人々に愛され、笑い、おこられ、教えられ、挑戦し、泣いた経験。
このような子ども時代の数々の思い出には、
単品そのものでは表現しきれない「原風景」が存在しています。
1つの事象をきっかけとして、
様々な人との関わりやぬくもり、光景、香りや味覚、
そしてその時の心情が浮かび上がります。
自然の中であそびながらも、
すぐそばには親しい人々や建物が近くにありませんでしたか。
町の中にいながらも、
すぐそばに小さな自然や生命とふれあっていませんでしたか。
家族と一緒にいながらも、
すぐそばに人知を越えた世界が迫っていませんでしたか。
何か大きなものに抱かれ、育まれているような気持ちになりませんでしたか。
それこそが、子ども時代に必要だと言っているものの本質です。
それさえ心に刻めれば、人は生きていけます。
今、私達が子ども達に刻み込ませ、継承してゆくべきものは、この中にあります。
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┃ 通学路の構造 おわりに
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ちゃんとした答えになるか自信がありませんが、
むずかしいことを考えてみます。
私はなんで「通学路の理論」を構築してるのか。
理由は1つ。
いわゆる「大人の社会」が「大人の社会として」
「子どもの世界」を理解できるようにするためです。
法治国家たる日本は、法に基づいて社会が動いています。
少なくとも、行政制度はそうなっています。
これを「大人の社会」と定義しましょう。
それは人間の実感とは必ずしも一致しないこともあります。
子どもにとっては、法律という観念など関係ありません。
実感として存在しないものは、ないのと同じです。
実感だけの世界を「子どもの世界」とあえて定義しましょう。
大人の社会が子どもの世界をちゃんと理解しないまま、
たとえ大人の社会で子どもの権利や人格を保障できたとしても、
子どもに対して整合のとれた政策や手段を提示することには困難が生じます。
あくまでも大人社会の視点から見た社会基盤をこつこつと形成してきた姿が、
現在の日本の都市と地方の姿であると言えないでしょうか。
結果、子どもの世界を縮小させつづけてしまいました。
でも、決して失われたわけではありません。
再生する余地はいくらでもありますし、
実際に通学路が生きている場所もたくさんあります。
1000万人の子どもがいれば、1000万通りの通学路があります。
1000万人の人がいれば、1000万通りの人生があります。
でも子ども時代の思い出に共通する実感は、共通するものも多くあります。
その共通するものを汲み取り、普遍的な手段、施策にまとめ上げて、
1000万通りの通学路をより良く改善するための底上げがしたい。
そのように考えています。
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┃ 編集後記
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いかがでしたか。
今回のメルマガは、あなたのお役に立ちそうですか?
少しでも、子どもの教育や学校経営のヒントになれば幸いです!
9月7日(金)に、札幌市学級経営研究会の研修会に参加してきました。
以前紹介した『QーU法』を活用して、
会員の先生が実際に受け持っている学級に対する検討を行いました。
このような機会を通して複数の学校から先生達が集まって、
皆で力を合わせて1つの学級の改善を図ることは非常に大事だと思います。
微力ながら、今後も協力していきたいと思います。
さて次回は、10月8日(月)に発行予定です。
新シリーズ『第4部 通学路に必要な機能』について
お話しをはじめたいと思います。
それではまた。
次回もお会いできることを楽しみにしています。
★ご意見・ご質問・相談の依頼などどんな些細なことでもいいのでメール下さい!
お返事は必ず書きます。
また、取り上げて欲しい話題・ご質問などもお待ちしております。
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┃ 【発行人】 通学路コンサルタント・通学路評論家
┃ 池田 もりちか
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