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2009/11/04

特許電子図書館を使った特許検索のコツ [e-Patent Search.net: Vol.085, 2009/11/04]

━ Vol.085━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━読者数: 1410名━

無料でできる!

       特許電子図書館を使った【特許検索のコツ】

                    http://www.e-patentsearch.net/
                    http://www.e-特許検索.net/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2009.11.04━


【本号のテーマ】

        無料でできる文献検索・論文調査(1)


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このメールマガジンは、特許電子図書館・各国特許庁データベースを使った
特許検索のコツを解説しています。無料で簡単にできる特許検索・特許調査
のテクニックや特許検索データベースの使い方、ヒット件数の絞り込み方を
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※メールマガジンについて
 本メルマガはMSゴシックなどの等幅フォントにて最適にご覧いただけます。
 等幅フォントについては下記ご参照下さい。
 http://help.mag2.com/000045.html

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■Contents━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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 ★セミナーのお知らせ:Excelパテントマップ入門講座&実践講座

 1: 論文調査の大変さ・難しさ

 2: 特許調査と論文調査の違い

 3: 文献検索データベース

 ◇ショートカット

 ◇特許関連書籍新刊

 ◇ブログ・ウェブサイト更新情報

 ◇編集後記



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   セミナー Excelパテントマップ入門講座&実践講座のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

11月11日(水)・18日(水)に情報科学技術協会主催のセミナーがあります。


 Excelを用いたパテントマップ入門講座
 指導講師:野崎篤志(本メルマガ発行人)

    開催日時:2009年11月11日(水) 9:30~16:30
    開催場所:大阪大学中之島センター 7F会議室3

    参加費 会員 :15,750円(消費税込み)
        非会員:21,000円(消費税込み)

    詳細はこちら
    http://www.infosta.or.jp/seminar/semi091111.html


入門講座ではパテントマップの基礎知識から、パテントマップを作成するための
Excelの基礎知識まで解説します。昨年東京でも開催した内容となります。


今回、東京では入門講座の応用編として実践講座を開催します。


 Excelを用いたパテントマップ実践講座
 指導講師:野崎篤志(本メルマガ発行人)

    開催日時:2009年11月18日(水) 10:00~17:00
    開催場所:NEC PCカレッジ池袋西武校

    参加費 会員 :15,750円(消費税込み)
        非会員:21,000円(消費税込み)

    詳細はこちら
    http://www.infosta.or.jp/seminar/semi091118.html


グループワークを中心としたより実践的な内容で、Excel・PowerPointを使用
したパテントマップ作成方法とその活用方法を身に付けていただきます。

グループワークは、講師が設定した課題(ある企業Aが自社のコア技術を生か
して新規事業に参入する際の動向分析結果について10ページ程度のプレゼン資
料を取りまとめる)に対して3~4名のグループで取り組んでいただきます。



ご興味がありましたら、是非ともご参加ください。

   □入門講座(11/11・大阪)
    http://www.infosta.or.jp/seminar/semi091111.html

   □実践講座(11/18・東京)
    http://www.infosta.or.jp/seminar/semi091118.html


*入門講座のイントロダクション部分については、技術情報協会から発行した
 書籍のサンプル動画でもご覧いただけます。内容を確認されたい方は、以下
 のウェブサイトよりご確認ください。

   □EXCELを用いたパテントマップ作成・活用ノウハウ
    ~講演映像資料付き~
    http://www.gijutu.co.jp/doc/b_1468.htm



1:論文調査の大変さ・難しさ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


今までは特許検索・特許調査について解説してきましたが、今回からしばらく
の間、文献検索・論文調査にフォーカスして説明していきます。

といっても、このメルマガのコンセプトである"無料でできる"というのは踏襲
しますので、有料の文献検索データベースの利用方法などは紹介しません。あ
くまでも無料で利用できる文献検索データベースについての解説です。


さて、特許文献ではなく非特許文献には技術論文・雑誌・カタログ・会議録等
いろいろな種類があります。

特許の場合、国によって多少特許公報の見た目が異なりますが、INIDコードで
書式は統一されています。データベースでアクセスするのも容易です。特許検
索データベースで確認すべき点は


 ・どの国が(収録国)
 ・どこまで(書誌事項だけか、それとも要約・全文も収録か)
 ・いつから(収録開始)
 ・いつまで(最新収録分)


などになります。確認すべき点はクリアになります。


それに対して文献検索データベースは上記の点も確認事項になりますが、より
複雑なのは


 ・どんな文献があるのか?


がわからない点です。


私は大学・大学院時代に熱流体力学を専攻しており、学会発表・論文投稿の場
として


 ・日本機械学会:日本機械学会論文集B編(論文投稿=技術論文)
 ・日本機械学会:日韓熱流体工学会議(学会発表=会議録)
 ・日本伝熱学会:日本伝熱シンポジウム(学会発表=会議録)


などがありました。上記は自分の成果の発表を論文やカンファレンスで発表し
た記録です。一方、自分の修士論文を作成する過程で、自分の研究に関連する
過去の文献について調べています。


 ■私の修士論文 > 参考文献
  http://conductor.cool.ne.jp/neturyutai/msthesis/reference.html


参考文献数は実に242。まぁ調べること自体が好きで、ここまで集めてしまい
ました。その成り行きで現在の仕事に就いているわけですが・・・



ちなみに私の大学・大学院時代の参考文献の集め方は至ってシンプルです。


 1)日本機械学会など有名なジャーナルを片っ端から手めくりで読んでいく
 2)関連しそうな参考文献を集める
 3)集めた参考文献の末尾に掲載されているレファンレンスの文献にあたる
 4)レファレンスに掲載されているジャーナルを片っ端から読む


というような感じです。母校の大学図書館にはWeb of ScienceやJICSTなどが
利用できる環境が整備されていましたが、当時は利用方法がよく分からずに、
ひたすら図書館の中をウロウロして論文を漁っていました。


閑話休題。


この参考文献を見ていただくと、私の修士論文の研究に関する文献を網羅する
ためには非常にいろいろな文献を見なければいけないことがわかります。


それでは、私が始めから「このジャーナルとあのジャーナルが自分の研究分野
に密接に関連しているので、2つのジャーナルだけ調べれば大丈夫だ」と仮に
思い込んでいたら、私の修士論文で挙げた参考文献数はもっと少なくなってい
たはずです。


論文を調べる際に大変なのは


   世の中にどういった論文が出ているのか分からない

   学会のレベルも取り扱っている範囲もバラバラな論文が多数乱立


点にあります。もちろんサイエンスのように超有名論文もありますが、世の中
にはマニアックな(というとその学会の方に失礼に当たりますが・・・)学会も
存在します。


特許調査と同じように論文を探そうとする場合、特許と違って、まずどの文献
を探せば良いのか?からスタートしなければいけない点は覚えておくと良いと
思います。




2:特許調査と論文調査の違い━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


特許調査にはいろいろな目的があり、調査の種類も多岐にわたります


※参考ウェブサイト
http://www.e-patentsearch.net/patent_searching/patent_search_kind.html


論文調査の目的も、実は特許調査と大きくは変わりません。


  ・技術情報として論文情報を調査する場合

  ・ある特定の特許の無効化資料として論文を調査する場合


大きくはこの2点に集約されます。


特許と同じように論文を探そうとしてもなかなかうまくいきません。


なぜか?


それは論文情報には、特許情報の持っていたメリットがないからです。


特許情報のメリットといえば、さまざまな国の特許を調べる時も国際特許分類
IPCを用いればある程度の精度で特定技術分野の特許を収集することが可能
です。

しかし、文献には基本的に国際特許分類のような統一された分類コードは付与
されていません。有料のデータベースであれば付与されているものもあります
が、IPCやFI・Fタームほどの細分化されたものではありません。かなりラフな
分類です。


これが意味するところはかなり重大です。分類に頼ることができないというこ
とは、キーワード検索の重要性が増すということです。よってキーワード選択
を十分に検討する必要があります。


あと、特許と違って論文の検索・調査には費用がかかります。例えば特許公報
PDFを取り寄せたい場合、日本のIPDLで無料でダウンロードすることができ
ますし、米国特許・EP特許などもesp@cenetなどを使えば簡単にダウンロード
することができます。

一方、論文の場合、これから紹介していく無料文献検索データベースでもダウ
ンロードできるデータベースが登場してきていますが、まだまだアクセス十分
ではありません。もしもオリジナルを取り寄せる場合は、安くない費用が発生
してしまいます。というのも、もともと電子化されていない紙ベースで発行さ
れている論文ですから、人間がコピーしなければいけません。

論文調査には意外とお金がかかるというのも特許調査との違いですね。


ほかに、特許と大きく違う点としては、論文の記載は具体的ではないケースも
あるということです。特許の無効化資料探索に論文を探すケースは多いと思い
ます。技術分野によってはあまり具体的に記載されておらず、無効資料として
あまり使えない論文しか抽出できない場合もあります。

特許は法律的に「当業者が実施できるように具体的に記載する」と規定されて
いますが、論文にはそのような規定はありません。良い無効資料が見つかると
思ったのに期待ハズレだった・・・とならないように、ラフにでも結構なので
対象技術分野の論文をサラっと確認しておいた方が良いでしょう。



他にも特許調査と論文調査の違いというのはあると思いますが、代表的な事項
を挙げてみました。これから解説していく際は、上記の特許調査との違いなど
も織り交ぜながら解説していきます。


最後に今後本メルマガで取り上げていくデータベースについて紹介します。



3:文献検索データベース━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


今回の文献検索・論文調査シリーズで取り上げる予定のデータベースは以下の
通りです。一部有料機能の場合もありますが、基本的に無料で利用可能です。


■国内編
 国会図書館
 http://www.ndl.go.jp/

 J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター
 http://jglobal.jst.go.jp/

 J-STAGE 科学技術情報発信・流通総合システム
 http://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja

 GeNii 国立情報学研究所学術コンテンツポータル
 http://ge.nii.ac.jp/genii/jsp/index.jsp

 CiNii NII論文情報ナビゲータ
 http://ci.nii.ac.jp/

 Webcat Plus
 http://webcatplus.nii.ac.jp/

 Googleスカラー
 http://scholar.google.co.jp/schhp?hl=ja


■海外編
 NII-REO(NII 電子ジャーナルリポジトリ)
 http://reo.nii.ac.jp/journal/HtmlIndicate/html/index.html

 ScienceDirect(R)
 http://www.sciencedirect.com/

 SpringerLink
 http://www.springerlink.com/home/main.mpx

 Google Scholar
 http://scholar.google.com/
 
 
文献検索・論文調査の目的にも依りますが、上記の無料データベースをうまく
使いこなすことで事足りてしまうケースもあると思います。


次回からは実際に目的や場面に応じて、どのように無料データベースを利用し
ていくか解説していきたいと思います。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ショートカット
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ショートカットでは、メルマガ内で説明したウェブサイトへの
リンクをまとめています

・Web of Science
http://www.thomsonscientific.jp/products/wos/index.shtml

・JICST(現在JDreamII)
http://pr.jst.go.jp/Jdream2/

・日本機械学会
http://www.jsme.or.jp/

・日本機械学會論文集. B編(CiNiiで無料で閲覧可能)
http://ci.nii.ac.jp/vol_issue/nels/AN00187441_ja.html

 ・メルマガ発行人の論文「旋回衝突噴流のよどみ域における熱伝達機構」
 http://ci.nii.ac.jp/naid/110002387428
 *右のプレビューをクリックするとPDFが閲覧できます。

・日本伝熱学会
http://www.htsj.or.jp/index-j.html

・無料文献検索データベース
 本文参照


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 特許関連書籍新刊
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特許関連書籍新刊コーナーでは、

 ・知的財産権(特許・実用新案・意匠・商標・著作権など)
 ・知的財産と関係の深い研究開発・技術経営(MOT)

の新刊書籍を紹介しています。


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┃ 死蔵特許―技術経営における新たな脅威:Patent Hoarding訴訟    ┃
┃ 榊原 憲 (著)                          ┃
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 ■出版社・紹介文
  死蔵特許を食い物にする、パテント・トロール(特許妖怪)たちの出現。
  ビジネスモデル特許や職務発明対価問題より、はるかに恐ろしい、
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 ■出版社・紹介文
  優れた技術者は、日本企業に残された最後の資産。その競争優位を維持
  するためには、技術ブランドの構築が不可欠柱となる。核となるコア
  テクノロジーをいかに見いだし、育て、発展させていくかを実戦的に
  解説する。


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┃ 国家知識産権局条法司 (編さん)                  ┃
┃ http://tinyurl.com/yh9tx75                    ┃
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 ■出版社・紹介文
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■知財図書館-知的財産・特許関連書籍のポータルサイト-
 http://www.e-patentmap.net/library/

■知財図書館・新刊情報
 http://conductorsclub.blog.ocn.ne.jp/epatentmap_iplibrary/



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ブログ・ウェブサイト更新情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆e-Patent Map.net ブログ

・ニュースな特許:民主党・菅直人副総理の代理案件
http://conductorsclub.blog.ocn.ne.jp/epatentmap/2009/09/post_dbf3.html

・ニュースな特許:ダイソンの羽根のない扇風機"Air Multiplier"
http://conductorsclub.blog.ocn.ne.jp/epatentmap/2009/10/air_multiplier_.html

・身近な特許:恋愛も仕事もうまくいく!?ヒトフェロモン香水
http://conductorsclub.blog.ocn.ne.jp/epatentmap/2009/09/post_c928.html

・身近な特許:三洋電機・エネループ関連知的財産ポートフォリオ(1)
http://conductorsclub.blog.ocn.ne.jp/epatentmap/2009/10/1_2aab.html

・身近な特許:三洋電機・エネループ関連知的財産ポートフォリオ(2:意匠編)
http://conductorsclub.blog.ocn.ne.jp/epatentmap/2009/11/2_3dca.html



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 編集後記・ひとりごと
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

リーマンショックから早くも1年近くが経過します。

二番底を警戒する声もありながら、回復の基調が見えて生きているような気も
します。私が担当している分野でも、少しずつ景気が回復しているのかなぁと
いう印象を受けます。

4月からスタートした社会人大学院生という二足のわらじですが、もうすでに
半年が経過しました。授業自体は4期制の第4期に入っていますので、12月末で
終了です。ゼミの方も少しずつではありますが進んでいます。まだ最終着地点
が明確に意識できていませんが、あと1か月半ぐらいで見通しが立っていない
と大学院を修了できない!ので頑張らなければいけません。


最後に宣伝です。

来週水曜は大阪、再来週水曜は東京でパテントマップセミナーを開催します。

東京のセミナーは実践講座なので、今回新しく作成したカリキュラムになりま
すが、大阪のセミナーは入門講座で2006年からスタートした内容です。

入門講座のコンテンツ変更はあまり考えていないのですが、Excel2003から
Excel2007対応の修正はしなければいけないなぁ~思いつつできていません。


*大阪のセミナー後は懇親会があるとのことなので、もしもこのメルマガ読者
 で大阪のセミナーに参加される方がいれば、その時にお会いしましょう。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【発行人】    野崎篤志 (+noA)

【発行者サイト】 e-Patent Search.net [特許検索・特許調査]
         << http://www.e-patentsearch.net/ >>
         << http://www.e-特許検索.net/ >>

         e-Patent Map.net [パテントマップ・特許マップ]
         << http://www.e-patentmap.net/ >>

【発行者e-mail】 << webmaster@e-patentsearch.net >>
         ※ご意見・ご感想をドシドシお送り下さい

【発行システム】 『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
【 配信中止 】 http://www.mag2.com/m/0000194221.html

※本メルマガに掲載されている情報・広告を利用して発生したトラブル・
 不利益に関して発行人は一切責任を持ちません。情報を利用する際は、
 皆様の自己責任において行っていただくようお願い申し上げます。
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