2008/06/16
特許電子図書館を使った特許検索のコツ [e-Patent Search.net: Vol.061, 2008/06/16]
━ Vol.061━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━読者数: 1076名━ 無料でできる! 特許電子図書館を使った【特許検索のコツ】 http://www.e-patentsearch.net/ http://www.e-特許検索.net/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2008.06.16━ 【本号のテーマ】 特許電子図書館IPDLを使った「特許検索再入門」(2) 特許検索・特許調査の種類 ---------------------------------------------------------------------- 本メルマガをご登録・ご購読いただきありがとうございます。 このメールマガジンは、特許電子図書館・各国特許庁データベースを使った 特許検索のコツを解説しています。無料で簡単にできる特許検索・特許調査 のテクニックや特許検索データベースの使い方、ヒット件数の絞り込み方を 初心者にも分かりやすく解説します。 ※メールマガジンご購読に際して 本メルマガはMSゴシックなどの等幅フォントにて最適にご覧いただけます。 等幅フォントについては下記ご参照下さい。 http://www.mag2.com/help/r107.html ---------------------------------------------------------------------- ■Contents━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1:特許検索のネタ 2:特許検索・特許調査の種類 2-1: 特許調査の種類 2-2: 特許検索の種類 3:特許検索の鉄則 ◇特許関連書籍新刊 ◇編集後記 1:特許検索のネタ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Vol.60から新シリーズ 特許電子図書館IPDLを使った「特許検索再入門」 を始 めました。4月に新たに知財部門や知財担当として配属された方々には、この シリーズでイチから特許検索のコツ・テクニックを学んでいただければと思い ます。 今回も前回に続いて特許調査・特許検索の基礎的なところを解説します。 2:━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━特許検索・特許調査の種類 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2-1:特許調査の種類 特許調査は、その特許情報の特徴に着目した分け方と、その調査目的に応じた 2つの分け方があります。 特許情報の特徴に着目した分け方としては ・技術情報としての特許調査 ・権利情報としての特許調査 ・経営情報としての特許調査 の3つに分けられます。 前号で説明したとおり、特許には「発明の保護」と「発明の利用」という2つ の側面があります。特許を技術情報として捉え、自社の研究開発の方針の設定 や現在抱えている課題の解決手段探索のために行う特許調査は、1つ目の「技 術情報としての特許調査」です。 自社製品を市場投入する前に、他社の登録特許に抵触していないかどうかを調 べることは、特許を権利情報として見ています。これはまさしく「権利情報と しての特許調査」に他なりません。 3つ目の「経営情報としての特許調査」は最近注目を浴びている側面です。 企業は研究開発の成果として特許出願や論文発表を行い、最終的に製品やサー ビスとして市場投入します。特許情報は企業の研究開発活動を定量的に捉える ための1つの情報として有用です。 次に調査目的に応じた特許調査の種類です。 企業における研究開発の流れを単純化すると、 a) 研究開発計画・R&D戦略立案 b) 基礎研究・応用研究 c) 開発・設計 d) 生産・事業化 e) 販売・マーケティング のようになります。この研究開発のそれぞれのフェーズにおいて、特許調査を 行う必要があります。フェーズが異なりますから、当然特許調査の目的も方法 も変わってきます。 -------------------------------------------------------------------- 研究開発の流れ |特許調査 -------------------------------------------------------------------- 研究開発計画 |■技術動向調査・パテントマップ R&D戦略立案 |技術全般の動向やコンペティターの把握、 |研究開発テーマを絞込むための調査 | -------------------------------------------------------------------- 基礎研究・応用研究 |■技術収集調査 |自社の開発を進めている技術に関連した |特許出願があるか確認 |■新規性調査(先行技術調査) |特許出願前に既に類似した特許が他社から |出願されていないか確認 | |-> 自社特許網構築(基本特許群) | ~~~~~~~~ -------------------------------------------------------------------- 基礎研究・応用研究 |■技術収集調査 |自社の開発を進めている技術に関連した |特許出願があるか確認 |■新規性調査(先行技術調査) |特許出願前に既に類似した特許が他社から |出願されていないか確認 |■無効資料調査・公知例調査 |自社が開発を進める上でどうしても障害と |なる他社特許を無効化 | |-> 自社特許網構築(周辺特許群) | ~~~~~~~~ -------------------------------------------------------------------- 生産・事業化 |■侵害防止調査・パテントクリアランス |最終的に自社製品が他社登録特許を侵害 |していないか否かを判断 |■無効資料調査・公知例調査 |自社が開発を進める上でどうしても障害と |なる他社特許を無効化 | -------------------------------------------------------------------- 販売・マーケティング |■市場動向調査・パテントマップ |市場動向やコンペティターの把握 |※特許出願動向から市場・マーケット動向 | やコンペティターを特定 |■ウォッチング・SDI |他社の公開・登録特許監視 | -------------------------------------------------------------------- この表にまとめた特許調査の種類でほとんど網羅しています。なお、このメル マガでは特に ・新規性調査(先行技術調査) ・技術収集調査 ・無効資料調査・公知例調査 の調査方法について解説していきます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2-2:特許検索の種類 特許調査と特許検索という言葉はいまいち区別がつきにくい言葉ですが、私は 特許調査 = 特許検索 + ヒットした特許の読み込み + まとめ のように考えています。つまり特許検索は、ある調査目的に沿った特許集合を 形成する行為であり、そのヒットした特許集合を読み込んで、調査結果をレポ ートなどの形でまとめる、この一連の行為を特許調査であるとしています。 2-1で見たように特許調査にもいくつか種類がありましたが、特許検索にも 種類があります。上記の定義の通り特許検索は特許集合を形成する行為です。 この集合の形成の仕方、つまり用いる検索キーによって種類が分かれます。 ・番号検索 ・名義検索(出願人・発明者・代理人) ・主題検索 −分類検索 −キーワード検索 −複合検索 もっとも単純な特許検索は番号検索です。出願番号・公開番号・優先権番号や 登録番号など、ある番号が分かっているときは、その番号データを下に検索を 行います。 次に名義検索です。ある企業(出願人)の特許を検索する、学会で気になる発表 を行っていた人がどんな特許を出願しているか気になる、依頼している弁理士 事務所が自社のほかにどのような企業の代理をしているか気になる、などなど こういった場合には名義検索です。 最後は主題検索です。 ある技術テーマについて検索したい場合、その技術テーマを包含するよう特許 集合を形成する必要があります。その特許集合を形成する手段として、IPC やFI・Fターム・米国特許分類・ECLAなどのような特許分類や、技術を 表すキーワードがあります。 番号検索や名義検索は全く難しくありません。特許検索のキモは、この主題検 索における特許分類・キーワードの選定と組み合わせ方にあります。 このメールマガジンでは、特許電子図書館やUSPTO・esp@cenetといった無料 データベースを用いて特許検索・検索式の作成方法を解説していきます。特に 主題検索における特許分類・キーワードの選定と組み合わせ方が解説の中心に なります。 次回からはテーマを決めて実際に特許分類・キーワードの選定と検索式の作成 に入っていきたいと思います。 3:特許検索の鉄則━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 本号の解説の中から2つを特許検索の鉄則としてまとめます。 ■特許検索の鉄則137 特許調査には特許情報の特徴、特許調査の目的に応じた種類分けがある ■特許検索の鉄則138 特許検索は用いる検索キーに応じて種類が分かれる ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 特許関連書籍新刊 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 特許関連書籍新刊コーナーでは、 ・知的財産権(特許・実用新案・意匠・商標・著作権など) ・知的財産と関係の深い研究開発・技術経営(MOT) の新刊書籍を紹介しています。 ┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳ ┃ 工業所有権法(産業財産権法)逐条解説(17版) ┃ ┃ 特許庁(編) ┃ ┃ http://tinyurl.com/485fh3 ┃ ┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻ ■出版社・紹介文 基本中の基本書!待望の改訂版です! 本書は、特許法、実用新案法、意匠法、商標法、特例法及び国際出願法 を条文ごとに「旧法の関係」「趣旨」「参考」「字句の解釈」など項目 を設け、詳細な解説を加え、理解の促進を図った工業所有権法の基本 解説書です。平成14年の一部改正から平成18年の一部改正までの改正 情報等をメインに、立法担当者が見直し・盛り込んでいます。特許庁の 特許法等に関する基本的な考えを総合的に知ることができる唯一の書籍 です。是非お求め下さい。 ┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳ ┃ 米国特許法研究―特許法の歴史、原理、そして実務を考える ┃ ┃ ヘンリー 幸田 (著) ┃ ┃ http://tinyurl.com/5267hf ┃ ┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻ ■出版社・紹介文 過去を振り返ることによって、なぜ米国特許法が現行の実務に至った のか、歴史上の因果関係が見えてくる。米国特許法の歴史、現行の 原理と実務、さらにその未来像までを課題とする総合的研究書。 ┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳ ┃ 特許侵害訴訟の実務 全面改訂 ┃ ┃ 関西法律特許事務所 (著) ┃ ┃ http://tinyurl.com/3nvdew ┃ ┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻ ■出版社・紹介文 本書は「旧版」「新特許」の精神を受け継ぎながら、新しい状況に対処 する為に問題となる事項を再構築し、法解釈および訴訟手続の問題点を 実務的見地に立って、論述しようと心がけた。そのようなことで、本書は 単なる一部改訂ではなく、全面改訂として出版した。 ■知財図書館−知的財産・特許関連書籍のポータルサイト− http://www.e-patentmap.net/library/ ■知財図書館・新刊情報 http://conductorsclub.blog.ocn.ne.jp/epatentmap_iplibrary/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 編集後記・ひとりごと ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 前回のメルマガ編集後記に書きましたとおり、6月第1週は友人の結婚式参加の ためハワイに行ってきました。天候にも恵まれ、非常に良い結婚式でした。 昨年も同様に友人の結婚式でハワイに行ったのですが、そのときにマカハとい うハワイ西部でゴルフをしました。今回も同じゴルフ場でゴルフをしてきまし た。昨年はなんと10数個ボールを失くしたのですが、今回はなんと2個だけで 済みました。失くす失くすと思って18個も持っていったのに・・・ 失くさなくて嬉しかったのですが、そのまま持って帰ってくる悲しさ・・・ 「もっとゴルフの練習をしなくては」と思う今日この頃です。 次回のメールマガジンの発行予定日は6月30日(月)です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【発行人】 野崎篤志 (+noA) 【発行者サイト】 e-Patent Search.net [特許検索・特許調査] << http://www.e-patentsearch.net/ >> << http://www.e-特許検索.net/ >> e-Patent Map.net [パテントマップ・特許マップ] << http://www.e-patentmap.net/ >> 【発行者e-mail】 << webmaster@e-patentsearch.net >> ※ご意見・ご感想をドシドシお送り下さい 【発行システム】 『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 【 配信中止 】 http://www.mag2.com/m/0000194221.html ※本メルマガに掲載されている情報・広告を利用して発生したトラブル・ 不利益に関して発行人は一切責任を持ちません。情報を利用する際は、 皆様の自己責任において行っていただくようお願い申し上げます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright(C)2008 e-Patent Search.net All rights reserved.
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