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2008/06/23

【おやじむしの3分書評 Vol.700】『哲学の教科書(2回目)』

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 人生を成功に導く読書術! 〜おやじむしの3分書評〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 祝! Vol.700━━

 前回の続きです。
 
 
 書き始めた時は、1回だけで終わる予定だった小林正観さんの
 講演会でのお話。
 
 きっと、今回が最終回です。
 
 
 私がいろいろと読んできた本から得た答えの一つは、
 
 「この世に生きる人間は平等ではない」
 
 ということです。
 
 そんなことは誰でも気が付いていることとでしょう。
 
 この世での一度きりの人生で人生を眺めてみると、不平等極まり
 ないです。
 
 かたや「食べすぎによる肥満」で大勢の人が悩む国もあれば、
 毎日々大勢の子供が食べる物がなくて「餓死」する国もあります。
 
 一国の中で眺めてみても、親の遺産で豪邸に住んで生活に何の
 心配もないひともいれば、住むところもなくネットカフェ難民と
 呼ばれる若者もいます。
 
 不平等に見える世の中ですが、「魂」という時間の概念がない
 世界の存在にとってみると、いろいろな人生でいろいろな体験を
 するため、一回の人生だけを切り取って考えてはいない考えられ
 ます。
 
 個人的には、厳しい人生を送っている人は魂のレベルが高い人
 だと思っています。
 
 それだけ辛いことに耐えられる魂です。
 
 しかし、現実の世界は一つしかありません。
 
 魂が存在する世界を実感できれば良いのですが、そうもいかない
 です。
 
 
 現実の世界だけみると、そこには「運、不運」とよばれる何らかの
 力が働いているかのように見えます。
 
 しかし前回に書いたように、人間は自分が描いたシナリオ通りの
 人生を歩みます。
 
 だから、そんなに努力しなくてもお金持ちになる人もいるし、
 ひたすら努力してもどれもこれも上手くいかず、ストレスを溜め
 込む人もいます。
 
 要するに、人は思い通りにならないことに対してもストレスを
 感じるのです。
 
 努力が報われない人は、そういうシナリオになっていると思った
 方がいいです。
 
 正観さんは、思い通りにならないことにに対して3つの方法が
 あると言ってました。
 
 一つは、「努力して実現させる」という西洋的な方法です。
 
 現在の日本人、そして先進国と言われている国に住んでいる人
 たちのほとんどがこの方法で努力して目標を達成させようとします。
 
 二つ目は、「思い通りになることはない」と考える、東洋的な
 方法です。
 
 そして三つ目は「思いを持たないこと」です。
 
 「思い(重い)がない人は軽い」
 
 正観さんはそういってました。
 
 一番目の西洋的な考え方にどっぷり浸かっている日本人には、
 「思いを持たない」、つまり
 
 「夢も希望も願望も目標も一切持たない」
 
 という考え方ができません。
 
 夢も希望も願望も目標も何も持たないと、努力する必要がありま
 せん。
 
 「思いがない=ストレスがない」
 
 ということなのだそうです。
 
 確かに、現在の私には(本を除けば)欲しい物がありません。
 
 そして、特に何の目標も持ってなくてヘラヘラと生きています。
 
 何かになりたいという夢も願望もありません。
 
 だからサラリーマンをやっていてもストレスがほとんどありません。
 
 あえて目標をあげるとすると「日々刻々楽に楽しく生きる」こと
 そして「喜ばれる存在になること」です。
 
 ストレスが少ないということは、楽に生きることができるという
 ことです。
 
 正観さんは「夢も希望もない暮らし」をずっと続けているそうです。
 
 夢も希望もないと、何をして生きればいいかというと、
 「頼まれ毎をやっていれば良い」とのこと。
 
 もちろん「喜ばれる存在」にならないと、頼まれ毎もありません。
 
 そうやって生きて行くと、自分の力で生きるということがなく
 なるので、「おまかせ状態」になるそうです。
 
 人は「自我+おまかせ=100」という公式が成り立っていて、
 「おまかせ=100」つまり「自我=0」というのが、一番人生が
 楽しいそうです。
 
 「思いを持たないこと」
 「喜ばれる存在になること」
 「頼まれ毎を文句を言わずにもくもくとやる」
 「お任せで生きる」
 
 「こういった生き方ができれば人生は楽しくて仕方がない」
 
 正観さんはそのように言ってました。
 
 願望ができちゃいました。



 では、今日読んだ本の紹介を。



 何を問題としているのでしょうか?
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:哲学の教科書
 著者:中島義道
 出版:講談社学術文庫
 定価:1100円+税
 購入:ブックオフで600円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4061594818/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http //pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1332110%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 死を忘れるな!(Memento Mori!)
 第2章 哲学とは何でないか
 第3章 哲学の問いとはいかなるものか
 第4章 哲学は何の役にたつか
 第5章 哲学者とはどのような種族か
 第6章 なぜ西洋哲学を学ぶのか
 第7章 なぜ哲学書は難しいのか



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2001年4月に出版されています。
 
 1995年に出版された単行本の文庫版となります。
 
 著者は、元大学の教授で、専攻はドイツ哲学です。
 
 時間論、自我論、コミュニケーション論を専門としています。
 
 
 
 「哲学」とはどのようなものなのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)哲学は何の役に立つのか?



 知りたいことばかりです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)哲学は何の役に立つのか?

 「はっきり言って、医学や法学が役に立つという意味で哲学は
 何の役にたちません」
 
 「医学とか法学は、木々が切り倒されて船や棺桶になるという
 意味で役に立つのですが、哲学は何の道具にもなることができ
 ないのですから、最後まで『木』として生き続けるほかないわけ
 です」
 
 「医学者や法学者は、木としてではなく木材としての価値によって
 評価されるのに対して、哲学者はいかなる木材にもなりえないの
 ですから、まさに木であること、すなわち『生きること』そして
 木もいずれ死ぬのですから『死ぬこと』そのことにこだわり続ける
 他はないということです」

 「つまり、哲学は全てのことを徹底的に疑うところから出発します。
 普通の人々が前提している善悪の骨格を揺さぶります。したがって、
 例えば、『戦争が悪である』のは第一に戦争は人を殺すからですが、
 哲学者は『聖戦はあるのか』とか『原爆投下は正しかったか』
 といったレベルの議論にではなく『なぜ人を殺すことが悪なのか』
 といったレベルの議論に照準を合わせます」
 
 「もちろん哲学者とて、その社会に適応した人間ですから『人を
 殺してよい』と思っているわけではなく、殺人犯をえらいとは
 思いませんが、ありとあらゆる論調が殺人を当然のごとく非難
 する現状を見ますと、そこに思考の停止を認めて揺さぶりをかけ
 たくなるのです」

 「哲学は何の役にもたちません。しかし、それは、確実に見方を
 変えてくれる。有用であること、社会の役立つこと以外の価値を
 教えてくれる、人のために尽くすこともいいでしょう。老後を
 趣味に明け暮れるのもいいでしょう」
 
 「しかし、本当に重要な問題はそこにはない。それは『生きて
 おりまもなく死ぬ、そしてふたたび生き返ることはない』という
 この一点をごまかさずに凝視することです」
 
 「そして、このどうすることもできない残酷さを冷や汗の出る
 ほど実感し、誰も逃れられないこの理不尽な徹底的な不幸を自覚
 することです」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 哲学書にチャレンジしてみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●哲学は何の役に立つのか?

▽医学とか科学とか物理学といった学問は、専門家が分析・実験し
 それを世間に広める、あるいは商品化し、世の中の役に立つ場合が
 多いです。
 
 逆に、地球を破壊する場合も多々ありますが...
 
 普通、学問とは何らかの役に立つものであるという認識を持って
 いますが、難しい言葉を使い、一般読者をわざと遠ざけている
 ような気がする哲学は、人間にとって何の役に立つのでしょうか。
 
 著者は言います。
 
 「はっきり言って、医学や法学が役に立つという意味で哲学は
 何の役にたちません」
 
 「医学とか法学は、木々が切り倒されて船や棺桶になるという
 意味で役に立つのですが、哲学は何の道具にもなることができ
 ないのですから、最後まで『木』として生き続けるほかないわけ
 です」
 
 「医学者や法学者は、木としてではなく木材としての価値によって
 評価されるのに対して、哲学者はいかなる木材にもなりえないの
 ですから、まさに木であること、すなわち『生きること』そして
 木もいずれ死ぬのですから『死ぬこと』そのことにこだわり続ける
 他はないということです」
 
 なぜ何の役にも立たないのに、2000年以上も昔から哲学を
 する人がいて、有名な哲学者が現れ、名前を残してきたのかと
 いうと、おそらく人間が持っている根本的な疑問である、「生きる
 こと」と「死ぬこと」に焦点を当ててきたからだと思われます。
 
 「なぜ生まれてきて、なぜ死んでいくんだろう」といったような
 誰にも永遠に分からない問いについて、ただしい答えは見つから
 ないと知りつつも、延々と分析していくのが哲学という学問の
 ようです。
 
▽したがって、哲学者はこだわるポイントが普通の人とは違って
 います。
 
 この本で1章分を使って説明されているのが「哲学の問い」で、
 哲学が何を問題としているかということが解説されています。
 
 そこに書いてある「哲学のテーマ」は「時間」「因果律」「私」
 「他人」「意志」「存在」といったことで、確かにこれまでに
 あまり深く考えたことはありません。
 
 普通の人とはポイントとするレベルが違うそうです。
 
 著者は言います。
 
 「つまり、哲学は全てのことを徹底的に疑うところから出発します。
 普通の人々が前提している善悪の骨格を揺さぶります。したがって、
 例えば、『戦争が悪である』のは第一に戦争は人を殺すからですが、
 哲学者は『聖戦はあるのか』とか『原爆投下は正しかったか』
 といったレベルの議論にではなく『なぜ人を殺すことが悪なのか』
 といったレベルの議論に照準を合わせます」
 
 「もちろん哲学者とて、その社会に適応した人間ですから『人を
 殺してよい』と思っているわけではなく、殺人犯をえらいとは
 思いませんが、ありとあらゆる論調が殺人を当然のごとく非難
 する現状を見ますと、そこに思考の停止を認めて揺さぶりをかけ
 たくなるのです」
 
 哲学とは「思考の停止」を許さない、つまり普遍的な何かを突き
 詰めるまで思考を続けることのようです。
 
 なぜ哲学はこのようにとことんまで突き詰めて考えるのでしょうか?
 
 これは先程も書いた、人にとっての一番の疑問である「生きる
 こと」そして「死ぬこと」に行き着くからだと考えられます。
 
 著者は言います。
 
 「哲学は何の役にもたちません。しかし、それは、確実に見方を
 変えてくれる。有用であること、社会の役立つこと以外の価値を
 教えてくれる、人のために尽くすこともいいでしょう。老後を
 趣味に明け暮れるのもいいでしょう」
 
 「しかし、本当に重要な問題はそこにはない。それは『生きて
 おりまもなく死ぬ、そしてふたたび生き返ることはない』という
 この一点をごまかさずに凝視することです」
 
 「そして、このどうすることもできない残酷さを冷や汗の出る
 ほど実感し、誰も逃れられないこの理不尽な徹底的な不幸を自覚
 することです」
 
 個人的な意見を言うと、哲学が追い求めている問いの答えは、私
 には分からないし、おそらくこの世に存在する人間には正しい
 答えは得られないと思います。
 
 「なぜ生まれてきたのか、そしてなぜ死んでいくのか、そして
 どうやって生きていくべきか」をいくら考えてみたところで、
 基本的には生まれてから死ぬまでの期間のことしか記憶がない
 わけですから、分かりようがないのです。
 
 この世に存在していくら考えてみても正解は得られない。
 
 だとしたら、考えるのはその部分ではないのではないか?と思考
 停止してしまうのが普通の人で、そこにとことん疑問を感じる
 ことができる人が哲学の適性がある人みたいです。
 
 私には哲学の適性はあまりなさそうです。





 この本は、これまで読んできた哲学の入門書と違って、過去の
 哲学者のことを一切知らなくても十分に読める入門書となって
 います。
 
 ただ、この本を読んでやっと哲学の入り口がうっすらと見えてきた
 だけで、本棚にある「ハイデッガー」という人が書いた哲学書を
 ほんの少しだけ読んでみても何の事やらさっぱり分かりません。
 
 哲学者になりたいとか、哲学研究者になりたいとか、哲学をしたい
 というわけではなくて、哲学書に何が書いてあるかを知りたい
 だけです。
 
 いつか普通に読める日がくるのでしょうか?



──────────────────────────────
 ◆編集後記
──────────────────────────────
 1回で終わろうとしていた講演会の紹介は、結局4回にもなって
 しまいました。
 
 実は、ダジャレも書こうかと思ったのですが、ダジャレって言葉で
 聞くととってもおもしろいけれど、文章にするとつまらないので
 書くのはやめました。
 
 一度、正観さんのダジャレを聞きに行ってください。
 
 年間300回講演されているので、必ずどこかで聞く機会があると
 思います。
 
 参加費も安いのでおすすめです。



 では今日はこの辺で。



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 そして、読書を通して得た知識を日々の選択・行動に活かし、
 さらに、その知識をみなさまと分かち合いたいと考えています。


 私は、本を読むことによって、次の3つの知識を育てていきます。

 「知恵」「勇気」「豊かな心」

 これらの知識をバランスよく吸収し、自身の目標達成に向けた
 行動指針としたいと考えております。
 
 また、みなさまの目標達成に向けた知識獲得の一助となれば幸い
 です。
 
 このメルマガを読んで、気になった本はぜひ購入して読んでくだ
 さい。そして、読むだけではなく「行動」を起こしましょう。



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 ▼私のミッションについて
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●私のミッションは、世界の人々と「自分の才能」を分かち合うこと
 です。

 自分の才能とは、「創造すること」です。
 「創造すること」とは「書くこと」「作ること」「考えること」。
 私は「創造すること」を通して次のことを実現します。

 「自分らしさを表現します」
 「人間に生まれた喜びを表現します」
 「人々に愛することを伝えます」
 「人々に感動を発信します」
 「人々に利便性を提供します」
 「人々に物を作る喜びを提供します」
 「人々の豊かな心を育てます」
 「人々に宇宙の愛を伝えます」
 「人々に知恵を伝えます」
 「人々に勇気を与えます」
 「人々を幸せにします」

●また、私は「創造すること」を通して、自分の人生を心理的に、
 そして、金銭的にも成功に導きます。

 「自分自身が成功します」
 「夫として成功します」
 「父親として成功します」
 「息子として成功します」
 「兄として、弟として成功します」
 「友人として成功します」
 「社会で成功します」



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 ▼「知恵」「勇気」「豊かな心」3つの知識について
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 ここで紹介する本は、読書によって得られる知識を3つに分類し、
 「成分解析」としてお伝えしています。
 3つの知識は次のような判断をもとにポイントが付けられています。
 
 知恵  …生きるための知恵、ビジネスの知恵、お金儲けの知恵、
      おばあちゃんの知恵等、
      より良く生きていくのに必要な知恵

 勇気  …一歩を踏み出す勇気、障害に立ち向かう勇気、人生に
      戦いを挑む勇気等
      より良く生きていくのに必要な勇気

 豊かな心…人をいたわる心、自分を愛する心、周りの人を暖かく
      できる心等
      より良く生きていくのに必要な豊かな心

 しかし、私の個人的な判断によりポイントを付けているため、
 みなさまが実際読まれた時は、違う印象を持たれるかもしれません。
 その辺りの判断の相違については、どうかご容赦ください。



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  発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 
  配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000194014.html 
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