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2008/06/13

【おやじむしの3分書評 Vol.694】『門』

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 人生を成功に導く読書術! 〜おやじむしの3分書評〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Vol.694━━

 昨日の会社での話。
 
 定時になったのでそろそろ帰ろうかと思っていたところへ、私の
 机に派遣社員のS君が来ました。
 
 S君は20代半ばで、社会人一年生のころから今の職場へ派遣
 されてきて、そのまま現在までずっと同じグループに所属してい
 ます。
 
 物静かな人ですが、仕事はバリバリできます。
 
 私とはグループは一緒ですが、やっている仕事が違うため、いつも
 机が少し離れていて、仕事の話をする機会はそんなに頻繁にありま
 せん。
 
 かといって、全く話をしないというわけでもなく、週に2、3度
 会話を交わすくらいです。
 
 1ヶ月くらい前に、S君と話をしたときに、丁度私はノートを
 開いて「マインド・マップ」を書いていました。
 
 「マインド・マップ」とは、トニー・ブザンという人が開発した
 図表で物事を表現する方法です。
 
 日本でも本が出版されています。
 
 以前、本を読んで見よう見まねで適当にやってみると、仕事で
 設計書の構成を考えるのに使えるので、会社でも自己流の図を
 書いていました。
 
 それを見たその男性が、
 
 「あっ、マインド・マップですね。○○さんも書けるんですか?」
 
 「見よう見まねだけどね。設計書の構成考えるのに使えるから」
 
 「私、マインド・マップの講習会に行って来たんですよ」
 
 ということで、いろいろ話をしてみると、速読の講習も受けたし、
 いろいろセミナーも参加しているとのこと。
 
 どうやら「成功」を夢見て、いろいろなことにチャレンジしている
 みたいです。
 
 20代半ばからいろいろなことにチャレンジすれば、自分の幅が
 広がって夢が実現するかもしれません。
 
 私も一時期「成功」を夢見て、いろいろなことにチャレンジして
 いましたが、成功を夢見て始めた読書によって、自分には成功が
 必要ないことが分かってしまったこともありました。
 
 年齢も40近かったので、諦めも早かったのかもしれません。
 
 
 S君は速読術を習ったということだったので、どんな本を読んで
 いるか聞いてみました。
 
 すると、やはりビジネス書や成功法則関係の本が多く、ほんの
 数年前のことですが、自分のことを思い出していました。
 
 ただ、ビジネス書は1冊だいたい1500円くらいするので、
 速読術を習って、本が早く読めるようになっても、なかなか本が
 買えないので、同じ本を何度も読んでいるという話をしていました。
 
 そこで、私がいつもお世話になっている会社の近くの「ブックオフ」
 の場所を教えてあげたのです。
 
 
 その後、S君と本の話はしていなかったのですが、昨日の定時
 くらいに私のところにやってきて、次のように聞きました。
 
 「○○さんのお勧めの本って何ですか?」
 
 私は、会社で始業前と昼休みにそれぞれ20分くらい、いつも
 本を開いているので、興味がある人にたまに「いつも何読んで
 いるんですか?」と聞かれることがあります。
 
 私はいつも「いろいろ」と応えるだけで、具体的な本の題名は
 あげません。
 
 ほんとうにいろいろ読んでいるので「いろいろ」と応えます。
 
 そして、一番困るのはお勧めの本を訪ねられることです。
 
 私もたまに聞くことがありますが、そのときは「最近読んだ本で
 良かった本何かありますか?」という聞き方をします。
 
 ところが漠然と「お勧めの本は何?」と聞かれると、応えることが
 できません。
 
 その人が主にどのようなジャンルの本を読んでいるのか分から
 ないし、私が全く興味のないジャンルの本を好んで読んでいる
 かもしれないのです。
 
 もしかしたら、その人が嫌いなジャンルの本を紹介することに
 なるかもしれません。
 
 例えば仏教の本とか(笑)
 
 そのような状況で何をお勧めしていいのかわからないので、とり
 あえず「ジャンル」を尋ねます。
 
 すると大抵「何でも良いです」と答えが返ってきます。
 
 この「何でも良いです」も困ります。
 
 本当に何をお勧めしていいのやら見当もつきません。
 
 その時、S君に
 
 「本当に何でもいいの?」
 
 と聞いてみたところ、「本当に何でもいい」とのことです。
 
 そうなると、私が一番にお勧めするのは、もちろん飯田史彦さんの
 「生きがいの創造」です。
 
 自信を持ってお勧めしてきました。



 では、今日読んだ本の紹介を。



 今回は小説です。
──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:門
 著者:夏目漱石
 出版:新潮文庫
 定価:324円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4101010064/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http //pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1563165%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、昭和23年11月に出版されています。
 
 著者は、言わずと知れた日本の文豪です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 小説は楽しむに限ります。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照ください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 文豪の本をもっと沢山読んでみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「楽しんで読もう」。

▽著者が書いた本で読んだことがあるのは、「坊っちゃん」しか
 ありません。
 
 他には「我が輩は猫である」の出だしの数頁くらいしか読んだ
 ことがないです。
 
 先日読んだ「どうせ死んでしまう・・・」に紹介されていたのが
 この本で、久々に文豪の本を読んでみることにしました。
 
 薄い文庫本だったので、すぐに読めるかなあ、と思ってたら、
 よくよく見てみると200ページを超えています。
 
 読むのにそれなりの時間が必要です。
 
▽読んでみて気がついたのは、現在出版される本と比べて、漢字が
 たくさん使われているということです。
 
 旧漢字が使われていたり、現在ではひらがなで書くような言葉が
 漢字で書かれていたりして、慣れるまでに少し時間がかかります。
 
 しかし、慣れてくると逆に漢字が多い方が楽に読めることに気が
 つきます。
 
 それでも、巻末に記されている「文字づかいについて」という
 ページを読むと、旧仮名づかいは新仮名づかいに改められているし、
 その他にも、漢字で書かれている部分を現代仮名づかいに則して
 ひら仮名で書かれていたりもします。
 
 現在の私たちが読む本がいかに漢字を使っていないかが分かります。
 
 本を読むには漢字がたくさんあった方が読みやすいと思うのですが、
 現在出版されている本は、わざと漢字を使っていないように思え
 ます。
 
▽ストーリーを簡単に紹介します。

 読み終わってから巻末にある「解説」を読んでみると、今回紹介
 する「門」という作品は、「三四郎」「それから」に続く3部作
 のうちの最後の作品らしいです。
 
 3部作といっても物語が全て繋がっているわけではなく、それ
 ぞれの物語の結末の状況を、次の物語の設定にしているらしいです。
 
 物語の主人公は「宗助」、名字は「野中」です。
 
 おそらく30代の半ばくらいの役所に勤める、あまり目立たない
 人です。
 
 宗助の妻は「御米」。
 
 年齢は宗助と同じくらいか、いくつか下だと思われます。
 
 宗助には10歳離れた弟、小六がいます。
 
 宗助は、何処にでもいそうな、毎日を何事もなく過ごすことだけを
 考えている男性です。
 
 なるたけ、他人との付き合いをしない、ご近所とも付き合わない、
 親戚ともできる限り付き合わない、どちらかというと「ひっそり」
 暮らしている人間です。
 
 その妻の御米も今で言う専業主婦で、ずっと家にいて、他人との
 関わり合いをできる限りしないで過ごしています。
 
 宗助は裕福な家に育ち、大学にも通っていました。
 
 宗助の弟小六は、まだ学生で、学費は父親が出していましたが、
 父親が他界し、学費が出せなくなってしまいます。
 
 宗助の親類に伯父夫婦がいて、宗助は父親の実家の土地と建物の
 処分を伯父にまかせ、その代わり、小六の学費の面倒を見てもらって
 いました。
 
 しかし、その伯父も亡くなってしまい、叔母とその息子だけに
 なってしまい、小六の学費が出せないと言ってきたのです。
 
 その交渉毎をまかされた宗助ですが、なるたけ人と付き合わないで
 暮らしている宗助には、そのような交渉毎は煩わしいだけで、
 やる気が起きないでいました。
 
 もともと宗助は、現在のようにひっそりと暮らすような性格の
 人間ではなく、実家が裕福だったせいもあって、豪勢な学生生活を
 送っていました。
 
 学生時代の親しい友人に「安井」という男性がいました。
 
 ある日、安井は女性と同棲を始めます。
 
 宗助には「妹だ」と紹介していました。
 
 最初はごく普通に話をしていた宗助と、安井の内縁の妻でしたが、
 ある時、宗助と手を取って安井の元からいなくなってしまいます。
 
 その女性が妻の御米でした。
 
 つまり、宗助は親友の安井の内縁の妻を奪ってしまったのです。
 
 その後、2人はいくつかの土地と転々とし、東京で生活することに
 なったのです。
 
 2人に子供はありません。
 
 過去3度、子供ができましたが、いずれも生まれる前か生まれた
 直後に死んでいます。
 
▽できるだけ他人と接触せずに暮らしていた宗助でしたが、ある時
 から、家主の坂井とは普通につきあえるようになります。
 
 その坂井と話をしているうちに、消息不明だった安井の話がでて
 きました。
 
 坂井の息子の友人で、今度家に連れてくるということだったのです。
 
 宗助は坂井には何も言えず、妻の御米にも言わず、ただ一人で
 悩んでいました。
 
 安井が来る予定の日は、何事もなく過ぎたのですが、宗助は過去の
 自分の行動からくる後ろめたさから、どうしようもない不安と、
 どうにもできない自分が嫌になり、10日間仕事の休みをとって、
 何らかの解決策を得るために鎌倉の禅寺へ行くことにします。
 
 しかし、10日間の修行だけでは何の悟りも得られず、来たときと
 何も変わらない自分のまま家にかえります。
 
 そして、何もかわらないまま時間だけが過ぎていきます。





 この本の題名「門」は、小説の連載を始める前に決めた題名で、
 著者自身、あまり題名を意識しないで物語を書き始めたみたいです。
 
 ところが、題名とはあまり関係のない物語の展開になってきた
 みたいで、最後のほうは無理やり「門」につなげようとしている
 ような気がします。
 
 読んでいて、「面白い!」とか「なるほど」と考えさせるような
 物語ではありません。
 
 できるだけひっそりと暮らそうとしている夫婦の話ですから、
 物語は淡々と語られ、それに付随する出来事が語られているだけ
 で今一つ盛り上がりに欠けます。
 
 それでも、読み応えは十分にあって、「久々に日本語を読んだ」
 という気にさせてくれる作品です。



──────────────────────────────
 ◆編集後記
──────────────────────────────
 S君が最近特に読んでいる本はビジネス書です。
 
 そこへ、スピリチュアル系の本をお勧めしたのですが、さてどう
 なることでしょう。
 
 飯田史彦さんの本で違和感がなければ、お勧めする本は山のように
 あります。
 
 感想が待ち遠しいです。



 では今日はこの辺で。



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 自分の才能とは、「創造すること」です。
 「創造すること」とは「書くこと」「作ること」「考えること」。
 私は「創造すること」を通して次のことを実現します。

 「自分らしさを表現します」
 「人間に生まれた喜びを表現します」
 「人々に愛することを伝えます」
 「人々に感動を発信します」
 「人々に利便性を提供します」
 「人々に物を作る喜びを提供します」
 「人々の豊かな心を育てます」
 「人々に宇宙の愛を伝えます」
 「人々に知恵を伝えます」
 「人々に勇気を与えます」
 「人々を幸せにします」

●また、私は「創造すること」を通して、自分の人生を心理的に、
 そして、金銭的にも成功に導きます。

 「自分自身が成功します」
 「夫として成功します」
 「父親として成功します」
 「息子として成功します」
 「兄として、弟として成功します」
 「友人として成功します」
 「社会で成功します」



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 ▼「知恵」「勇気」「豊かな心」3つの知識について
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 ここで紹介する本は、読書によって得られる知識を3つに分類し、
 「成分解析」としてお伝えしています。
 3つの知識は次のような判断をもとにポイントが付けられています。
 
 知恵  …生きるための知恵、ビジネスの知恵、お金儲けの知恵、
      おばあちゃんの知恵等、
      より良く生きていくのに必要な知恵

 勇気  …一歩を踏み出す勇気、障害に立ち向かう勇気、人生に
      戦いを挑む勇気等
      より良く生きていくのに必要な勇気

 豊かな心…人をいたわる心、自分を愛する心、周りの人を暖かく
      できる心等
      より良く生きていくのに必要な豊かな心

 しかし、私の個人的な判断によりポイントを付けているため、
 みなさまが実際読まれた時は、違う印象を持たれるかもしれません。
 その辺りの判断の相違については、どうかご容赦ください。



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  発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 
  配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000194014.html 
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