2008/02/19
ロジスティクス・キーワード~なるほど物流効率化 No.067【移動する拠点最適地、変化する市場】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■◇ ■■■ ロジスティクス・キーワード〜 なるほど物流効率化 ■■■ No.067 移動する拠点最適地、変化する市場 ■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今年は寒いですね〜。交通マヒなどはないですが、ほうぼうに出張に行く 身にとってはいく先々の天気は大変気になります。 先日もコートを羽織ると汗をかくようなところから、一気に大雪のところ に出張して、あたふたしておりました。 日本は広いなあ、と実感します。 ところで皆さんの会社のお客様は、どのへんに多くいらっしゃるでしょうか? 今日は営業戦略と拠点のお話をひとつ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇◇◇ そろそろ売上を上げて利益を出しませんか? ◇◇◇ 顧客満足を上げる物流への変革をお手伝いします。詳しくは ◇◇◇ http://www.logi-sp.com/flamenu/flamenu01.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <今週の気になるニュース> 日本の人口重心 人口重心(じんこうじゅうしん)とは、ある地域について、その地域に住んで いる全ての人が同じ体重を持つと仮定して、その地域を支えることができる点 (重心)のこと。国勢調査の結果に基づいて総務省統計局から発表されている。 1995年国勢調査 岐阜県郡上郡美並村(現郡上市) 2000年国勢調査 同県武儀郡武儀町(現関市)の北西部 →上記95年国勢調査でのから1390m、東南東に移動。 2005年国勢調査 同県関市北部→上記00年国勢調査から2100m、東南東に移動。 日本の人口重心は、調査開始以来一貫して東の方向へ移動している。これは 人口が東京を抱える東に移動していることを示している。とはいえ、日本国の 国土の重心は新潟県西部の沖合い、人口集中地帯となっている太平洋側に 移動させた場合、日本列島の北東、南西のほぼ中央に東京が位置している。 人口は少しずつ東に移動しているとはいえ、日本の人口は地理的に二分する 点よりもよりも大きく西南側に偏っていることが分かる。 (ウィキペディアより) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆お客様はどこにいる? 最近、「着地点分析」というものにはまっております。 物流センターを起点として、日本のどのあたりに、どのようなチャネル、 ルートで、どのぐらいの量の荷物が運ばれているか、という分析なのですが、 共配の可能性や、ルート便設定、配送委託先物流企業探索などに使う分析 です。 特に最近は物流コスト削減も交渉ではなく、合理的なルート・拠点選択に よって対応しようというまっとうなアプローチが増えているため、ある種 楽しい作業です。値下げ交渉っていやですもんね・・・。 でも、大手企業の分析となるとコンピュータも「・・・」と沈黙するほどの データを回さなければいけないので、ロジスティクスも完全に数学の世界に 突入だ!と文科体育会系の私は結構気が重くなっております。 このような分析をしていて思うのは、本当に市場は東京に偏重してきている なあ、ということです。 消費財を扱う企業の場合、下手をすれば一都三県で50%近いシェアを持って いることはざらです。これでは地方は怒るでしょう。 仕事は私が小学校の頃から太平洋ベルト地帯に集まることになっていましたが、 以前は千葉から広島あたりまであったベルトも東名阪で終了してしまっている かのようです。 人口も同様に重心は東へ東へと向かっているそうで、営業的には関東・東京 偏重が顕著に進んでいるような印象です。 ☆物流拠点も移動している? こうなると東京以外の地方都市、特に六大都市などはどのようになっている のか気になるところです。特に物流網を考えれば、どのへんにネットワークを 張っておくか、協力会社を作っておくかが結構重要事項になります。 で、自分なりにいろいろな人に聞いてみたりしたのですが、興味深い結果が 出ました。こんな感じです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 北海道:札幌一極集中傾向 東 北:新潟を含め7県の商圏と見立て、磐越道、東北道の接点である 福島に拠点を持ちたい意向の企業増加中 関 東:東部は栃木・群馬・埼玉を見据えて埼玉県東北部を物色する動き 中央部は外環道に沿うように拠点を物色する動き 西部は静岡東部、山梨を含見据えて神奈川県下を物色する動き 東 海:東部は静岡西部、長野を見据えた動き 西部は愛知・岐阜+三重といった商圏で、小牧付近を物色する動き 近 畿:北陸はアプローチ上近畿とする企業が多い 大阪は神戸までを取りこんで北大阪、南大阪、といった切り分け が多い 北陸を見据えると最近物流センターが立地している湾岸エリアは、 輸出入が絡まない企業にとっては魅力薄 中四国:姫路・岡山で四国までをカバーする傾向 広島は堅い商圏だが、他の地域を巻き込むパワーなく、物流的には 孤立化傾向 九 州:博多港周辺がにぎわい、鳥栖から福岡県へと顧客の興味が移動して いる。内陸部では北九州(福岡・佐賀・長崎・大分)と南九州(熊本・ 宮崎・鹿児島)というくくりでカバーする傾向。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ☆物流商圏を見て地域格差を知る 市場規模的な話をすると、いわゆる関東圏の人口は4,000万人規模で、圧倒 的なボリュームがあり、次いで約2,000万人を擁する近畿、約1,500万人の東海、 九州が続そうで、関東の消費規模は近畿の約2倍、東海の約2.8倍、九州の 約3倍の水準になるのだそうです。 このような大都市圏が巷では話題になるのですが、実は現場レベルでは縮小 する地域市場をどのようなくくりで受け持つかが結構真剣に議論されています。 たとえば新潟、長野にデポを持つ企業が拠点を集約しようとした場合、以前 ならどちらも関東の拠点からフォローするのがセオリーでした。 しかし現在は新潟は福島から、長野は名古屋からフォローするような動きが 出てきています。 現に物流企業のカバーエリアはすでにこのような展開になっています。 同様の議論は東海・近畿地区にもあり、「三重をどっちが持つか」はかなり真剣 に議論されています。和歌山回りでも松坂・四日市回りでも微妙に三重の商圏 すべてはつかめないのです。 このようになると、従来の「東日本営業部・西日本営業部」といった東西2分割、 といった区割りは全く実態に沿っていないことになる可能性が出てきます。 道州制など、国家レベルでも新しい地域割りの話がありますが、すでにモノの 動きのレベルでは新しいエリア分けで動きがでてきつつあります。 ついついテレビやマスコミの話ばかり聞いていると、「無駄な道路ばっかり作り やがって!」とか、「何が地方格差だ。いらない箱モノばかり作って」などと非難 してしまいますが、物流的にはやはり人口や経済は高速道路・新幹線の結節 点周辺に集まりますし、インフラがあるところとないところの格差は、データで みると痛いほど明確です。 格差の話は回を変えて触れることにして、商圏のつかみ方は旧来のくくりとは だいぶ変化してきています。 拠点移動の検討をしている企業は、現在の営業体制と着地点分布を照らし 合わせて、自社にマッチした拠点選択ができるかがより重要になりそうです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■ ホームページ刷新!!より分かりやすくなったと評価を頂いてます! ■■■ http://logi-sp.com/index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 意見・感想・質問等 → info@logi-sp.com 購読登録・解除 → http://www.mag2.com/m/0000193800.html ──────────────────────────────── 発行人:株式会社ロジスティクス・サポート&パートナーズ http://logi-sp.com/index.html ──────────────────────────────── このメルマガは『まぐまぐ』を通じて配信しています。 http://www.mag2.com/ ──────────────────────────────── 知人・友人への転送、社内での回覧はご自由にどうぞ。Copyright 2006-2008 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



