2007/11/12
ロジスティクス・キーワード~なるほど物流効率化 No.061【物流コスト削減・新しい取り組み】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■◇ ■■■ ロジスティクス・キーワード〜 なるほど物流効率化 ■■■ No.061 物流コスト削減・新しい取り組み ■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ やっとホームページを更新できました。 http://logi-sp.com/index.html ぜひ見てください!結構手が込んでます。 話は変わり、先週の小沢一郎の辞任→撤回の一連の流れを興味深く見て おりました。 賛否両論ありますが、個人的にはKY(空気読めない)なトップに頼らざるを 得ない民主の人が不憫でなりません。 どんないい人材も、現場の意見を鑑みないトップに仕えたらその人生は悲惨 です。ましてや選良の集まりである、国会議員までなった人たちのこのような 内輪もめというかなんというか、醜態を見ると切なくなります。 政治に限らず、昨今、本当に現場も二極化していることを最近実感します。 入社したときからマネジメントしかしたことがない人や、現場以外の情報は ほとんど聞いたことがない、という人、ましてや自社の商品やサービスを 使ったことがない人(!)もいたりして、そんな人たちから出てくる製品や サービスってどんなの?と思う場面が最近多く、びっくりしています。 こうなると、職場はさぞかしつまらなく、心ある人には地獄だろうな・・・。 と悲観していたら、ちょっと明るくなる話題が出ました。今日はこの話を。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇◇◇ 「ロジスティクス手帳2008」発売!売れてます! ◇◇◇ 物流に携わる人必携!より使いやすく改良、中見も更に充実! ◇◇◇ 詳しくは http://logi-sp.com/part/event/tecyo/event08.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <今週の気になるニュース> イトーヨーカ堂、燃費のいい運転手表彰 イトーヨーカ堂は店舗への配送を受け持つ車両を対象に、燃費に優れた 運転手や配送会社を表彰する制度を設けた。原油高を背景にガソリン 価格の高騰が続いており、運転手らのモチベーションを高めて物流コストを 抑制する狙いがある。 ヨーカ堂は店舗への物流を配送会社に委託、生鮮食品では最大約千台の トラックが稼動している。このうち約半数の車両は、運転手が一定距離あたり で使用する燃料の量を把握できる車両運行管理システムを搭載、システム では運転の仕方により、燃料の予想消費量が変動する。 このほど開催した「ドライビングコンクール」の審査対象としたのは、同シス テムを利用している、首都圏や近畿圏などの生鮮食品の運送担当者約 五百人と運送会社など八十社。燃費のいい順番にランキングを作成し、 上位五人、五社に金一封が贈られた。今後も一年に一回実施する。 ガソリン価格の上昇で企業は物流コストの増加が避けられない状況。 ヨーカ堂では表彰制度を活用して関係者のコスト意識を高め、物流委託 費用の増加を抑えたい意向だ。 (出典:日経MJ 11月7日号より全文引用) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆昔はよくあった このような表彰制度、社内外も問わず、現在は形骸化が甚だしい日本的 慣習の一つです。 しかし業界でもトップ企業、しかも物流コストは絶対に負担しない、ゼロが いいに決まっている、といってはばからない企業が多い小売業の中にあって、 このような取り組みは特筆に価します。 なにが特筆か、というと、まずは物流企業、ドライバー個人にまで表彰制度を 適用したこと、そして、モチベーション(やる気)はコストを下げる!という 仮説に果敢に挑んでいることです。 物流コストの中でも配送業務はほとんど改善活動の手が届かず、ましてや 荷主企業からはまったく手が入れられない、コストの中でも「聖域」に近い部分 でした。簡単にいうと、良いも悪いもドライバーの気持ち一つ、という仕事です。 そして、ほとんどの企業にとって最もコスト構成比が高い(全コストのうちの 50〜70%)業務が配送業務なのです。 なんとかしたいがどうにもならない、ということで、荷主ができる最大の配送費 削減策は「混載・共配による減車」でした。 ただしこれらは、対応力を落とし、競合との差別化要素をなくしてしまう恐れも ある、「両刃の剣」的施策です。 このような中において、やる気を喚起させて燃料消費を押さえ、コストを削減 する、という発想は、おそらく実施を決定した、ヨーカ堂の物流部門リーダー の、現場を見る眼と気づきがあったことと思います。 ☆運転ははっきりと傾向がある 実は運転には性格というか傾向があり、車両管理システムなどを入れて 見ればわかるのですが、やはり燃費の悪い人や事故を起こしやすい人は 一定の運転のくせがあります。燃費に換算すると、平気で10%程度の差が 出るそうです。 しかし、これらはかなりの確率で矯正が可能なのだそうで、このような機械 を入れると、見る間に運転技術やくせは改善していきます。 また、最近はトラックも安全運転や省燃費をアシストする機能が進化して います。 もしもトラックのAT車に乗る機会があったら、ぜひ乗って頂いて、出発時に アクセルを一杯に踏み込んで欲しいのですが、このAT車、燃費のいい シフトタイミング、アクセル開度をプログラムしており、一気にべた踏みして も「ぬる〜っつ」としかスピードが上がりません(表現が悪くてすみません)。 最新の機械ができたからできる、様々な恩恵があるのです。 しかし、機械は機械。それらの機能をうまく使いこなすような心構えと知識 があるかないかでは、やはり大きな差が出てしまいます。 今回の表彰制度は、省燃費運転や事故低減活動が収入に直結するわけ ですから、この直接的なモチベーションは、現場で働く人には奏功すると思い ます。 ☆物流マンだって認められたい 物流企業内では結構この表彰制度は一般的で、ある企業ではこのような ドライビングコンテストのほかに「ドライビングマイスター」という制度を つくり、一定年度無事故無違反、省燃費運転○ヶ月連続達成、という基準を 満たせば、金刺繍のマイスターワッペンのついたユニフォームを進呈する、 という会社もあります。 これもこれで効果的ですが、やはりお客様から「ありがとう」とか、金一封 とか言われたら、それはもう喜びもひとしおでしょう。 このような取り組みをされたら、そりゃあ多少の無理もしますって。 でも本当は基本運賃を上げて欲しい、のが本音なのですが。 あと、モチベーションを上げる、という意味ではやはりドライバー表彰のある 会社で、ドライバーの家族に対してプレゼントを進呈する、という企業があり ます。現金ではなく、「あなたのお父さんは、とても良い運転で表彰します。 きっとご家族の暖かい支えがこのような立派な運転をさせたのでしょう」と いう趣旨の表彰状と、ご家族向けにお米券や図書券、アイスクリーム券 などを渡すそうで、家族からもほめられ、お父さんの株も上がり、とても喜ば れているとのことです。副次的ですが、離職率もとても低いという経営効果 もあるとか。 実は、最初は金一封だったそうですが、ドライバーの中には家に帰る前に 「もう少し増やして、家族を喜ばそう」と、パチンコ屋で使い切ってしまう人 もいたことから商品券になったそうですが・・・。まあ、結果よしでしょう。 なんにせよ、正社員、非正社員、外注先などと人間に色をつけて差別する ことなどせずに、このように「同じお客様にサービスする同士」という仲間 意識で改善に取り組む機運が生まれ、それがしっかりと効果を発揮する ことで、日本全体にこの広がりができることを祈念しております。 また、私どももこのようなコミュニケーションが広がるよう、活動して いきたいと思います。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■ 在庫キャッシュフローが20%改善する!! ■■■ http://logi-sp.com/part/service/service02-02.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 意見・感想・質問等 → info@logi-sp.com 購読登録・解除 → http://www.mag2.com/m/0000193800.html ──────────────────────────────── 発行人:株式会社ロジスティクス・サポート&パートナーズ http://logi-sp.com/index.html ──────────────────────────────── このメルマガは『まぐまぐ』を通じて配信しています。 http://www.mag2.com/ ──────────────────────────────── 知人・友人への転送、社内での回覧はご自由にどうぞ。Copyright 2006-2007 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



