2009/10/27
第114号 十輪寺
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【もっと知りたい京都】 2009年10月27日 ― 第114号 十輪寺 ― 日夏もえ子 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 東京国際映画祭(10月19日)での日夏英太郎2作品上映の幕間に 同映画祭アジアの風ディレクターの石坂健治さんの司会で、 映画 プロデューサーで映画製作配給会社のシネカノン代表李鳳宇(り・ボンウ) さんと「日夏英太郎について」トークを致しました。 李鳳宇さんと石坂健治さんは、アジアの古い映画の発掘・保存にも尽力 されている素晴しい方々であり、日夏英太郎についてもあまりにも詳しく、 尊敬の念を抱きました。 日夏英太郎作品をご鑑賞いただきました皆様、誠に有難うございました! 東京国際映画際 http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=151 ■推薦ブログ カーボンフリー中西代表ブログ http://carbonfree.co.jp/cp-bin/blog/ ■HP「越境の映画監督 日夏英太郎」 http://www.k5.dion.ne.jp/~moeko/index.html 「京都歴史散歩」 http://www.moeko2007.com/ 「京都旅情 京都の社寺と史跡紹介」 http://sagano843.blog23.fc2.com/ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 私は2008年4月3日の午後2時ごろ、平安時代の歌人、在原業平 (ありわらのなりひら 825~880)が晩年を過ごしたと言われる善峰寺 の東、西京区大原野小塩(おしお) にある十輪寺を訪れました。 創建は850年(嘉祥3)で、文徳天皇の染殿皇后が世継誕生を祈願し、 清和天皇が誕生されたので、文徳天皇勅願所となり、その後江戸時代 初期に花山院家(藤原北家)が再興し、菩提寺となったと伝えられています。 山門の横の小さな入口から境内に入ると、1666年(寛文6)創建の鐘楼と 古く奥ゆかしい本堂(1750再建)が眼に付きました。 本堂には伝教大師作の延命地蔵菩薩(秘仏8月23日御開帳)が祀られて います。 本堂伝いの廊下から、右大臣藤原常雅公が本堂を再建した時に自ら造ら れ、白と黒の小粒の石を敷き、3個の石を配置して、砂をうずのように 丸くした「三方普感の庭」(さんぽうふかん)を眺めることが出来ました。 高廊下(南側)からは雲海に見え、茶室(北)からは小塩山(業平の塩焼の 風情)を、業平御殿(東)から見ると、海底の荘厳な極楽浄土を感じ、三方 それぞれ趣が異なると言われています。 江戸時代、官位だけは高かったけれど、権力・財力ともに乏しかった 公家達は、豪華な庭は造れなかったので、小じんまりとした空間の中に広大 な宇宙をながめようとしてこの三方を考えたそうです。(掲示 十輪寺) 境内裏山には、在原業平卿之墓と書かれた石碑の右に宝篋印塔があり、 また、在原が恋仲だった二条后・藤原高子が寺の北にある大原野神社を 詣でた際に、在原が紫の煙を立ち昇らせて変わらぬ思慕を伝えたという 塩釜が残っていました。 塩釜は、平安時代に海水をせんじて煙を見て楽しんだ貴族の風流な遊び と言われています。 裏山から、境内の天がいの桜(彼岸桜の一種)が、とても綺麗に望めました。 参照: 「小塩山 十輪寺 縁起」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Wrighter 日夏もえ子 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ・著者 プロフィ-ル http://www.k5.dion.ne.jp/~moeko/profile.html ・HP: 「越境の映画監督」 http://www.k5.dion.ne.jp/~moeko/index.html 「京都歴史散歩」http://www.moeko2007.com/ ・配信システム 「まぐまぐ」http://www.mag2.com ・登録内容の変更 http://archive.mag2.com/0000193757/index.html ・ご意見・ご感想 moeko_sachiko2000@yahoo.co.jp ・Copyright (C) 2009 Moeko Hinatsu. All Rights Reserved ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
-
-
登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。



