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2008/02/26

実践!人が主役の経営【08年Vol.8】

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         『 実践! 人が主役の経営 』

【 08年 Vol.8 】      発行:「理念と経営・経営者の会」事務局

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◆◇  
◇       メルマガ『実践!人が主役の経営』は、
      経営理念を重視し、人が主役の経営を目指している
      中小企業を応援するメールマガジンです。

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◆ 今回のコンテンツ

◇◆ 1.今週のことば

◆◇◆ 2.逆境!その時、経営者は・・・

◇◆◇◆ 3.「理念と経営・経営者の会」事務局だより

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■■ 1.今週のことば -------------------------------------------


 まさに「志あれば道開く」であった。

 自ら青少年の健全育成という志を明確にしたからこそ、
 事業との出会いを成し遂げられたと言っていい。

 「動機は善なるか、私心なかりしか」
 と言う、鬼塚の座右の銘ともなる言葉の実践に他ならない。


 ★関連記事は、月刊「理念と経営」2月号に記載されています。
  (76〜79ページ 「企業成功の陰に涙あり」)


■■ 2.逆境!その時、経営者は・・・ ---------------------------------------


 今回の「逆境!その時、経営者は・・・」は、
 日本ジャバラ工業株式会社代表取締役の田中信吾氏です。

 3期連続の赤字と、それに追い討ちをかけるようにして、
 阪神・淡路大震災の被害を受けました。

 「もう終わった・・・」
 絶望への思いが田中社長を駆け巡ります。

 しかし、そこから見事に立ち上ります。
 諦めることなく。

 この危機をいかにして乗り越えたのでしょうか。
 そしてその時、経営者は・・・。

 田中社長にお話を伺いました。


 ◆------------------


 ☆ 「二代目社長の悲哀」

 1986年、田中社長は日本ジャバラ工業の2代目社長に
 就任しました。

 「ジャバラ」は、機械にホコリが入らないように、
 また、機械の油が周りに飛び散るのを防ぐために機械を
 覆う部品。

 当時、製品は100パーセント受注生産で、
 営業は“いかに安く価格を設定するか”で決まりました。

 競合企業との低価格競争。
 つねに、“受身の状態”でした。

 また創業以来、それに代わる新製品の開発や技術開発
 はありません。

 経営者となり、いろんなことに目がつくようになり、
 意識改革の必要性を痛感します。

 企業理念を考え、社是をつくり、さらには経営計画書をつくる。
 そして、社長就任のあくる年に、一泊で経営計画発表会を行いました。

 ところが、誰も田中社長の言葉に耳を貸そうとはしません。


 「もう、ぼろくそに言われました。

  うちは職人さんが多いし、みんな年上で私のことを
  小さなときから知っている人も多かったので、
  『なんでお前みたいな若造にそんなこと言われなあかんねん』
  という気持ちも強かったと思います」(田中社長)


 ------------------


 ☆ 「バブルと震災」

 それでも、後に引くわけにはいかない。
 田中社長は毎年、経営計画書をつくり、発表しました。

 「自分はこういう会社をつくりたい。
  みんなの幸せのために利益を出していこう」

 徐々にその気持ちは社員にも伝わるようになり、
 それは仕事に対する姿勢にあらわれるようになりました。

 「中小企業は『理』の経営やない。『情』の経営をせなあかん」
 田中社長はつくづくそう思いました。

 しかし当時、「バブル」が弾けて、日本企業は混乱。
 ジャバラ工業も例外ではなく、一気に売り上げが落ちました。

 それまで好調だった業績が、赤字決算に急転落。
 従業員の気持ちにこたえるためにも・・・と、必死で
 商品の売込みをかける。

 そうして3年目、やっと明かりが見え出したかなと思ったとき、
 あの「阪神・淡路大震災」が起きたのです。

 「頭が真っ白ですわ。絶望感でいっぱいでした」(田中社長)


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 本社ビルは、震災の影響をモロに受けていましたが、
 幸運にも、工場はまったく影響がありませんでした。

 オレはついてる。工場が無事ならまだイケル。
 本社の機能をいったん工場に移し、得意先に無事だとすぐに連絡。
 次々に指示を出し、対策を練りました。

 そのうえ、被災の特別枠の融資で市と県から5000万円、
 銀行から5000万円を借りることができました。

 しかし、会社の本格的な再建のためには何をすればいいのか
 思いつきません。
 そのときに、ふと思い出したのが下記の経営理念でした。


 「私たちは、伸縮防送(しんしゅくぼうそう)の新しい可能性を
  開拓することにより、社会に貢献し、社業の発展と社員個々の
  人格の向上を目指し、真の幸せを追求することを期する」


 田中社長は何度もそれを読み返します。
 理念に間違いはない。間違っていたのは自分だ。


 「これまで新製品一つすらつくってこなかった。
  新しい技術を開発したこともない。

  俺は何一つ経営理念どおりにやってこなかった。
  価格競争ばかりに躍起になっていた」(田中社長)


 ここから、あらたな挑戦が始まりました。

 新製品開発に着手。
 その製品が企業で導入され始めると、その利益をさらに商品開発へ。

 いくつかの商品の特許も取得。
 さらに、中国・上海に現地法人の工場を設立。


 「世界に進出したいというのは、私の小さなときからの夢だったんです。

  夢をもつことって大切ですよね。
  そして、もっと大切なのは、その夢を語っていくことです。

  すると、まわりから運をもちこんでくれる。
  そんな気がします」(田中社長)


 ------------------


 夢をもつこと、語ること。
 それは象徴的な言葉でした。

 従業員と夢を語り合い、経営への思いを共有することで、
 日本ジャバラ工業は大きな歩みをつづけている。

 そして、大切なことがもうひとつ。
 その夢は“経営理念”から生まれたものだった、ということです。


 ★関連記事は、月刊「理念と経営」2月号に掲載されています。
  (60〜65ページ「逆境!その時、経営者は・・・」)


■■ 3.「理念と経営・経営者の会」事務局だより -----------------


 今回は、理念と経営・社内勉強会を開催されている
 石山テクノ建設株式会社の瀧澤幸子・小阪美矢香様のご感想を紹介します。

 ++++++++++

 『小さな会社のなかでも、さまざまな価値がある』

  京都市 石山テクノ建設株式会社 瀧澤 幸子・小阪美矢香

  社員6名で毎月1回の社内勉強会を始めて、半年が経ちました。

  初めのうちはぎこちなく、各々が順番で設問に答えるだけというような
  状態でしたが、回を重ねるにつれて、設問という枠を超え、自由に意見が
  飛び交うようになりました。

  そして不思議なことに、それに並行して、いつのまにか社員同士の
  コミュニケーションも深まるようになりました。

  そのため、営業報告や現場工程の確認など、大切な情報の共有が密になり、
  取引先やお客様に対する心配りにも、より敏感になってきました。

  少人数の会社でありながら、今まで意思疎通が不足していたことに
  気づかされました。

  この勉強会を通じて、小さな会社のなかでも、さまざまな価値観や
  感じ方があるということを学びました。

  お互いを認め合い、感謝することが喜びにつながるということも。

  これからは、よりいっそう社員一丸となって、「先端技術で社会に貢献!」
  という経営理念を実践していきたいと思います。


 ++++++++++


 理念と経営・社内勉強会にご興味のある方は、
 <shibu@rinen-mg.co.jp>まで、お気軽にお問い合わせ下さい!


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★ 次回の『実践!人が主役の経営』のコンテンツ

1.今週のことば
2.企業事例研究
3.「理念と経営・経営者の会」事務局だより
                            お楽しみに★
  
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