2009/03/19
【High Grove】「Sタイプ」と「Nタイプ」の使いこなし術
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【なぜ、鉛バッテリーは100年以上の歴史があるのに消耗品?】
発行: ハイグローヴ・インク
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こんにちは。高林です。
ナノパルサーシリーズには型番末尾に「S」が付く
装置が何種類かあります。
また、12Vと24V対応の装置には
「N」タイプもあります。
ウェブ上では、わかりやすく主な用途が
記述されていますが
最初は少々戸惑ってしまうかもしれません。
以前も「S」と「N」タイプの違いについて
お話しさせていただきましたが、ビギナーの方から
わかりにくいといったご意見を時折いただきます。
そこで、くどいようですいませんが
改めましてSタイプとNタイプの違いと
使いこなし術をお伝えします。
■「Sタイプ」と「Nタイプ」の基本設計は同じ
「Sタイプ」と「Nタイプ」の基本的な設計は
同じですから、基本的にはバッテリーの種類を問わず
鉛タイプのバッテリーならば装着できます。
ただ、両タイプの大きな違いは
過放電防止機能が作動する電圧ポイントとなります。
・PG-12S・・・バッテリー電圧が約12.5Vで作動OFF
・PG-12N・・・バッテリー電圧が約11.8Vで作動OFF
・PG-24S・・・バッテリー電圧が約24.9Vで作動OFF
・PG-24N・・・バッテリー電圧が約23.2Vで作動OFF
・PG-36S・・・規定電圧以下で作動OFF
・PG-48S・・・ 〃
この過放電防止機能はバッテリーを保護するため
一定以下の電圧で装置が自動停止します。
鉛バッテリーを深放電させるのは
あまり良くないと言われますよね。
■Sタイプは小型バッテリーやバッテリー保護を考慮
さて、エンジン始動用バッテリーには
小型タイプから大型まで幅広いものですが
バイクやコンパクトカーのバッテリーは小型タイプです。
そしてエンジン車両や船舶は使用環境や走行頻度も
様々です。
よって、車両・船舶を長期間放置すると
バッテリーは当然ながら徐々に放電していきます。
更に、ナノパルサーが作動中に若干の電気を
消費しています。
特に、小型バッテリーは貯まっている電気の量が
少ないため、放置すれば上がりやすくなって
しまいます。
そこで「S」タイプは比較的高いバッテリー電圧で
作動が自動停止するようになっています。
・エンジンを始動すれば・・・
装置は自動的に作動開始
・エンジンを停止すると・・・
しばらくは装置の作動が続き
一定電圧に達すると自動停止
Sタイプのナノパルサーを使われているお客様から
時々、
「エンジンを止めて数時間-1日経ったら
装置のLEDが消えていた・・・」
といったご質問をいただくことがありますが
これは装置が正常に作動している証拠です。
12Vバッテリーならばエンジン停止後のバッテリー
電圧は13.0V前後はあります。
24Vならば、その約倍。
エンジンOFF後、LEDの点灯→点滅時間は
一概には言えませんが、
1.バッテリーの容量が大きく
2.十分充電されていて
3.劣化度合いが少ないバッテリーは
LEDの点滅時間が長くなります。
バッテリー容量によっては1-2日
LEDが点滅している場合もあります。
サルフェーションは放電時に発生しますが
エンジン始動用バッテリーの場合、やはり
電圧の確保とエンジン始動性が優先されます。
このような背景から「S」タイプが設定されています。
※ちなみに通勤や日々の買い物等で
日常的に使われている車両のバッテリーは
再生が効率的となります。
これは走行充電されて、ナノパルサー「S」タイプの
作動時間が長くなるからです。
■EBバッテリーや単体のバッテリーには「N」タイプ
EBバッテリーは深い放電を繰り返すことがあるため
作動範囲が広いワイドレンジタイプの「N」タイプが
適しています。
電動車イスやセニアカーといった電動車両や
パソコンのUPSに使われているバッテリーは特殊で
割高です。
バッテリー容量にもよるでしょうけど
1個2-3万円が平均的な価格帯のようですから
延命させる価値が十分ありますね。
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また単体(機器に繋がっていないバッテリー)の
バッテリーを再生&延命させるには
EBやスターターバッテリーを問わず「N」タイプの方が
使いやすいです。
「N」タイプはバッテリー電圧が低下しても
作動を続けますから、それだけ作動時間が長く
なります。
電圧が下がったら、時々充電器で補充電していけば
OKです。
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■高電圧対応モデルと過放電防止機能
36V以上のバッテリーはそれだけバッテリーの
合計容量が大きくなります。
蓄電量が多いためナノパルサーの消費電流は
ほとんど無視できます。
よって、過放電防止機能の必要度が小さくなりますし
例えば、バッテリー式フォークリフトに搭載されている
バッテリーは容量が大きいものです。
このような大容量バッテリーに
「ナノパルサーPG−48F」を装着した場合
装置の消費電流は無視できますから
過放電防止機能は未搭載となります。
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