2009/11/06
185 第3シリーズ「問題論」 第七章 vol.10
====================================================== メールマガジン: 「原因が結果を生じさせる」という発想は間違っている ====================================================== 今や、人にとって本当の問題とは何であるか、明らかとなった。 『今どうしようとするか』ヨリはっきりしていないこと、 それのみが当人にとって問題なのである。 それ以外に問題はない。 悪しき「結果」を生じさせる「原因」が身体の中にあること。 それが問題なのではない。 だから、 悪しき「原因」を取り除くことが即、問題解決法になるわけはない。 ましてや、それは予防にもならない。 問題解決法の仕方として荒唐無稽だからである。 また、〈異常〉と呼ばれること、 言い換えれば、みんなと似ていないこと、 つまり機能不全も、 それ自体では問題とならない。 〈正常〉になることを、問題解決法とすることもできない。 問題はあくまで、 『今どうしようとするか』ヨリはっきりしない ことである。 問題解決は、 『今どうしようとするか』ヨリはっきりする ことなのである。 以上のことがわかった。 だから、ここで、 新たに問題解決法を1つ挙げることができる ようになっている。 『今どうしようとするか』ヨリはっきりする どんな状態にこれからなれるか想像する。 それを 目標として目安にする。 その目標を達成するために、どうすればいいか考える。 そして、試行する。 それが本当の問題解決の仕方として、 ここで挙げられるようになったのである。 具合の良い”誰か”の身体の物的なありようを手本にする。 具合の悪い人の身体の中の物的なありようも、 その目標・目安のようになれば、 と考える。 その時には、具合の悪いこの人も具合良くなっているだろう。 このように、具合の良い”誰か”の身体の物的なありようを 目標として目安にする。 その方法を僕は、 手本法とか本当の身体の見方 と呼んでいる。 これを、問題解決の仕方として一番始めに紹介した。 しかし、目標にするのは、何もその、身体の物的なありようだけではない。 いきなり、どんな具合の良い状態がありえるか想像する。 そして、それを目標にしても良いわけなのだ。 具合の良い”誰か”の身体の物的なありようを目標にする場合。 それとは別に、 『今どうしようとするか』ヨリはっきりしている状態 を想像して直接、目標にする場合。 以上、これで問題解決法として二つの仕方を挙げたことになる。 「原因」という極小部分さえ取り除いてしまえばいい。 臓器丸ごと摘出してまで。 そんなものが、問題解決法であると医科学では信じられてきた。 しかし、 本当の問題解決法は、そんな仕方と全く異なっている このことはもはや明白である。 後先考えずに取り除く、というのではいけないのだ。 身体の物的なありようは、あくまで目標・目安として扱われるべき である。 その場合、 何を「目的」としてそれを目安にしているのか、 しっかり把握しておかなければならない。 具合良くなるという「目的」のために、目安にする のである。 そのように、身体の物的なありようがなったら、具合良くなっているだろう。 目標は、具合が良くなるという「目的」のための目安にすぎないのだ。 問題解決のためには、 人間の良い可能性を一つ一つ日々、学んでいかなくてはならない。 具合の良い人の身体の物的なありようはどんなふうにあるか、 学んでいかないといけない。 そうしなければ、 誰のどんな身体の物的なありようを手本とすればいいかわからない だろう。 こんなふうにあっても、人は具合良くいられる。 そういう、人間の良い可能性を学んでいかないといけない。 しかし、(西欧)学問では、そういうことができていない。 決定論をしてしまっているのである。 自分が見た少数の悪しき「結果」を基に、未来を悪い方に決め付け てしまっているのだ。 (続く) ====================================================== これは、『まぐまぐ!』から発行している購読料無料のメールマガジンです。 まぐまぐのURLは、 http://www.mag2.com/ 配信中止は以下のURLのページで、 http://www.mag2.com/m/0000192677.html 屋那 雄のホームページは http://homepage.mac.com/iyy/ ブログ http://ameblo.jp/yanayuh/ ご意見、ご感想はこちらから http://form.mag2.com/traijousou ====================================================== (C)2009 Yuh Yana. All Rights Reserved.



