2009/12/11
187 第3シリーズ「問題論」 第七章 vol.12
====================================================== メールマガジン: 「原因が結果を生じさせる」という発想は間違っている ====================================================== 本当の問題は、具合が悪いことである。 『今どうしようとするか』ヨリはっきりしていないことである。 問題解決は、『今どうしようとするか』ヨリはっきりすることである。 具合が良くなることである。 それをこそ、問題解決として人は目指すのである。 更に以下のことも再度しっかりおさえておこう。 悪しき「結果」を生じさせる「原因」が身体の中にあること。 それが問題なのではない。 〈異常〉であること、それも問題ではない。 問題があるとすれば、それは具合が悪いこと、それだけ なのである。 もし、その人が、しっかり責任を果たしているのであれば。 具合の悪い人がいる。 その人の身体の物的なありようを見てみる。 すると、細胞が増殖している部分が見付かった。 それを人はガン細胞と呼ぶ。 身体の中の出来物のことである。 さて、医科学は、 具合の良い人の身体の物的なありようの中にはこんなものは無い と勝手に決めつけている。 このガン細胞が、 具合を悪くする「原因」である と考えているのだ。 考えたいのである。 ところで、具合を悪くする 「原因」は、次のように特定されなければならない。 具合の良い人の身体の中には見付からないが、 具合の悪い人の身体の中には 全て共通して見付かる部分を探す。 その共通部分こそが、 人の 具合を悪くする「原因」部分である、 とするのである。 医科学は先ず、 具合の悪い人の身体の中に、ガン細胞を見付けた。 この時、勝手に次のように決めつけてしまった。 このガン細胞こそ、具合を悪くさせる「原因」に違いない。 だから、具合の良い人の身体の中には見付からないはずである、と。 ガン細胞を悪しき「原因」と手早く勝手に決めつけてしまいたい。 そのために、 具合の良い人たちの身体の中など、ろくに観察しようともしなかった。 そして、上記の勝手な思い込みを間違ってしでかしてしまったのである。 何度も言うように、 具合の良い人の身体の中に、ガン細胞は実際、見付かる。 ガンの「早期発見」事例全てがそれに当たる。 こうした事実から、仮に「原因」の存在を信じているとしても、 考えを改めようとしなければならない。 「原因」があるとしても、それはガン細胞ではないのではないか。 これ位のことは考えるのでなければならない。 一方、僕たちは、ものごとを『一連続』なありようと捉え得る。 「原因」の特定などという間違った不必要なことに気を取られない。 だから、学ぶことができる。 ガン細胞が身体の中にあっても、大丈夫である可能性。 こういうものが、人間にはあるのだ、と。 具合の良い人の身体の中に、ガン細胞が見付かる。 その事実からである。 ガン細胞というのは、 具合の悪い時に比較的よく出来る、身体の中の、吹き出物或いは変質 である。 そう学ぶこともできるのである。 しかし、 医科学は、 具合の良い人の身体の中にガン細胞を見付けて、 こんなことを言う。 ガン細胞こそ、死と苦の「原因」である。 この人はまだ具合が悪くなっていないだけだ。 そのうち、具合が悪くなる。 まだ具合が悪くなっていないのは、恐らく、ガン細胞が小さいからだろう。 転移していないからだ。ガン細胞は、必ず、大きくなる。 そして、身体の他の場所に必ず散らばる(注)。 医科学は、このように、 決定論を補強する思い込みを更に捏造 してしまっているのである。 「原因」の特定をやり直すこともしない。 人間の良い可能性を学ぶこともできない。 ただただ、自分が都合良いよう理論をこしらえあげるだけなのである。 (注) 増大しない早期ガンについては、放射線治療医である近藤誠さんが触れている。 国立がんセンター名誉院長、早期胃ガン手術の推進者・市川平三郎氏との対談で。 近藤誠編『「がんと闘うな」論争集』日本アクセルシュブリンガー出版、1997年、28〜30頁参照。 また、この対談は、次の著にも収録されている。 近藤誠「なぜ医学界は近藤理論に激しく反発するのか」 『名医の「有害な治療」「死を早める手術」』大和書房、2008年、202〜205頁 ここで、近藤誠さんは、東京都のがん検診センターのデータや、 京都府立医科大の藤田氏のデータを取りあげている。 ちなみに、上記の市川平三郎氏はこう考えている。 「がんは、永遠に成長しつづけるコブだ」 (市川平三郎『百歳まで生き、ガンで死のう。』講談社、1992年、23頁) 「がんの八〇パーセントは、ある程度の大きさになると転移を起こすのだ。」 (市川の同書、26頁) ====================================================== これは、『まぐまぐ!』から発行している購読料無料のメールマガジンです。 まぐまぐのURLは、 http://www.mag2.com/ 配信中止は以下のURLのページで、 http://www.mag2.com/m/0000192677.html 屋那 雄のホームページは http://homepage.mac.com/iyy/ ブログ http://ameblo.jp/yanayuh/ ご意見、ご感想はこちらから http://form.mag2.com/traijousou ====================================================== (C)2009 Yuh Yana. All Rights Reserved.


