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パリに住む筆者が、なにがなんだかわからないフランス人という人達を映画や絵画作品を通して解剖してみました。Sacres Francais!(サクレ フランセ)とは「とんでもないよ、フランス人」という意味です。

  • 発行周期 隔週刊
  • 最新号 2009/11/25
  • 部数 146部
  • メルマガID 0000191817
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2009/02/05

サクレ・フランセ 43号 ヴェニス

【Sacres Francais! 43号】                          2009年2月5日発行

ヴェニス、ヴェネツィア、ヴニーズ
     私がこの町を好きでなかった理由。 


【Editorial par koko】

お金があっても時間のない人。
時間はあるがお金のない人。
時間もお金もあるけど、一緒に行ってくれる人がいない人。

それぞれ理由が違えども、行けないことには変わりはない。
行きたい、行きたい、どっかに行きたい!
あたまの中のモヤモヤが大きくなって目から耳から鼻の穴から、
あふれる、あふれる、溢れ出す。

たまらん、たまらん、どうしよう。。。。。
地球儀回して眺めては、溜息ばかりが口をつく。
仕方がないので本棚の本を眺めて気休めをば。

ふと手にとったその本は、ベリーニの美術カタログ。
それでもって、とうとう買っちゃったよ、ヴェニスの旅行ガイド。




【お題 その1】
ヴェニス???だからなんなんだ。


初めてヴェニスを意識したのは、キャサリーン・ヘプバーンの映画『旅情』のシーン。
それから『ヴェニスの商人』を読んで、ろくでもないイメージを育てあげ、
(理由は大学の教授が大阪弁でヴェニスの商人の訳をしたから)
そのあと塩野七生さんの本でヴェニスの歴史について少し知識をためた程度。
正直、私はヴェニスに興味がなかった。
なぜかというと≪水≫があるから。

私は水が嫌いです。
湿っぽいところが苦手です。
ましてや洪水のある町なんてもってのほかで、
ゴンドラの何がロマンチックなのかわかりません。

だからこの町についてあまり考えたことがなかったんです。
しかもこの町にハネムーンに行くなどという愚かしい想像など一度もしたことがない!
これは神様仏様に誓います。
ムラノのガラス細工も、サンマルコ広場も、カーニバルも、そんなものど〜でもいいの
です。
だいたい英語でヴェニス、フランス語でヴニーズ、イタリア語でヴェネチア。
名前ぐらい一つに統一してくれませんか?




【お題 その2】
フランソワ・ピノーのお宝


そんなわけで、ヴェニスのパラッツォ・グラッシにピノーコレクションがいってしまう
と決まったときはほんとがっかりしました。なんでまた水に濡れてコレクションが傷み
そうなところにお宝を移動させるのかって・・・
トホホですよ。
パリ隣接のブローニュ市の頭の固い役人達が反対したからこんなことになるんだぁ!
あんなお宝を外国に放出するなんて気が狂ってる。
あ〜見たい、ピノーのコレクションが見たいぃぃぃ。

こうして3年ほど前、ここで初めて少しヴェニスに行く気が湧いたのでした。

しかし、その後やはり大嫌いな水のせいで、なかなか足を踏み入れる機会を<持てず>
ではなく<持たず>、現在に至っております。

※ピノー現代美術館について参考サイト
http://www.pdv.co.jp/mt_blog/archives/2006/05/post_130.html



【お題 その3】
イタリアルネッサンス、ヴェネツィア派絵画


だいたいルネッサンスといえば、フィレンツェ。
あそこに行けば日本人の大好きなボッティチェリからレオナルド・ダ・ヴィンチ、渋ど
ころでドナッテーロやジォットも皆さんをお出迎えしてくれます。フラ・アンジェリコ
も見逃せないし、絵が好きな人にはたまんない所です。

それに『ダ・ヴィンチ・コード』を読んで、続いて『天使と悪魔』を読んだ貴方はロー
マへ心を飛ばすはず。そこには、あのミケランジェロやカラバッジオ、そしてベルニー
ニがおいでおいでと手招きしているんですよ。

それに比べりゃ地味というか、掴みどころがないというか、スター不在というのがヴェ
ニスの印象ですかねぇ。もちろん、実際はそうじゃないですよ。あくまでも日本人にと
っての印象というだけで、ヴェネツィア派の絵画はとても個性的で素晴らしいと思いま
す。

特に惹かれるのは、やはりベリーニ父から息子の時代でしょうか。


しかし、あのホテルが高いのはどうにかならんかねぇ〜(溜息)。

どうも私は一生ヴェニスの地に縁がなさそうです。
なのでもう少しヴェニスへの絵画鑑賞のための空想旅行を続けようと思います。
これは時間があってお金のない私には最高のプランです。


次回はその続きをばをば。



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昨日(2月2日)は、パリもロンドンも雪が降りました。
こんな時に飛行機に乗らないといけない人は気の毒です。
ストに参加していた失業者も気の毒ですね。
最近小さなものから大きなものまで、気の毒なことが身の回りでたくさん起こります。
自分の国の将来について、日本では8割ほどの人が悲観的だそうで、ヨーロッパではフラ
ンスが6割で一番高いそうです。楽観的なお国柄を反映してなのか、やはりオバマ効果な
のか、アメリカは3割とかなり低い数字でした。
このような数字をみていると、日本では出産率が極端に低いのに、フランスはヨーロッ
パで一番子沢山な国だというのは解せません。
わかる人がいたら教えてください。


ではまた次回。
koko

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お便りはこちら yuriko.noritake@wanadoo.fr
発行システム:「まぐまぐ」http://www.mag2.com
配信中心はこちら http://www.mag2.com./m/0000191817.html

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