2008/06/28
おクスリ開発、ウラ・オモテ(012号)
☆−−−−−−−−−−−−−−−−−☆ おクスリ開発、ウラ・オモテ(012号) ☆−−−−−−−−−−−−−−−−−☆ 皆様こんにちは。医薬品開発研究員グッドラッグです。 メルマガご購読ありがとうございます。 製薬業界に勤務する現役医薬品開発研究員が、 医薬品開発のウラ・オモテをお伝えします。 ☆−−−−−−−−−−−☆ 目次 1.医薬品開発の流れ 2.用語解説 3.編集後記 ☆−−−−−−−−−−−☆ 前回までで、臨床試験のお話をしました。 その中で、プラセボという偽薬のお話をしました。 今回はもう少し突っ込んで、プラセボのお話をします。 1.医薬品開発の流れ −臨床試験(プラセボ)− プラセボとは偽薬とも呼ばれる、 おクスリ本体(医薬品の活性成分)の入っていないニセ薬、 飲んでも薬にも害にもなりません。 で、臨床試験でなぜ薬にも害にもならないプラセボを使うのか? という話になるのですが・・・ 臨床試験のステップ2(フェーズ2試験、第二相臨床試験ともいいます)以降、 おクスリ本体(医薬品の活性成分)の入った実薬と、 入っていないプラセボを使用して、効果を比較し、 おクスリの効き目や副作用を詳細に調べるわけです。 このように実薬とプラセボを比較する臨床試験を プラセボ対照試験といいます。 プラセボなんて使っても、何の効き目も副作用もないんじゃないの??? と思われるかもしれませんが、ところがどっこい、あるんです!!! たとえおクスリ本体(医薬品の活性成分)の入っていないニセ薬、 プラセボを飲んでも、「クスリを飲んだ」「治療を受けた」という意識から、 病状が良くなることがあるのです。 この効果をプラセボ効果といいます。精神的なものですね。 また、人間には自然治癒力がありますので、 おクスリを飲まなくても良くなる病気もあるわけです。 このようなプラセボ効果や自然治癒効果と、実薬の効果を比較するために、 臨床試験にプラセボを使用するわけです。 そして、プラセボにはいい効果ばかりではありません。 時には頭痛・悪心・吐気などの悪い作用をもたらすこともあるのです。 これも精神的なものですが、実薬でも同じ副作用が出た場合、 「おクスリのせいではない!」と主張しやすくなるわけです。 このようなプラセボによる悪い効果を ノセボ効果(ノーシーボ効果)と言います。 プラセボは色、形、大きさ、味、匂いなど、実薬そっくりに作られており、 通常はお医者さんにも患者さんにもどちらを飲んでいるか わからないようにされています。 これはお医者さんや患者さんの心理的要因による診断・効果への影響を なるべく排除するためです。 それでは今回はこのへんで・・・ 2.用語解説 本編に書いちゃいましたね。 3.編集後記 今回はまぐまぐさんから警告をいただく前に発行できました(^^;) 知人がEDの臨床試験に参加したそうです。 でも、残念ながら効き目がなくどうやらプラセボだったようです(^^;) それから、メルマガ天国は7月いっぱいでなくなるそうです。 メルマガ天国の読者さんはまぐまぐで登録し直して下さいね。 ☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆ 発行人:グッドラッグ ご意見・ご感想はこちら: goodrug_research@yahoo.co.jp (@を半角@に変えてくださいね) 発行人ブログ http://gooddrug.blog62.fc2.com/ メルマガ配信はこちらのお世話になっております。 登録・解除もこちらからお願いします。 「まぐまぐ」 http://www.mag2.com/m/0000191241.html 「メルマガ天国」 http://melten.com/m/23108.html ☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆



