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ベストセラー「賃金システム再構築マニュアル」の著者・赤津雅彦がお届けする、1分でわかる賃金制度改革ヒント集。経営者や賃金・報酬制度改革に携わる中・上級者読者向けに、人も企業も活きる賃金制度づくりのヒントを紹介しています。

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2009/11/02

赤津雅彦の「賃金改革キーワード」2009年11月2日号

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      赤津雅彦の「賃金改革キーワード」 2009年11月2日号
                                    
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 ベストセラー「賃金システム再構築マニュアル: 人も企業も活きるDKモデル
導入の手引き」(実務教育出版)の著者・赤津雅彦がお届けする、1分でわかる、
賃金制度改革ヒント集。

 経営者や賃金・報酬制度改革に携わる中・上級者読者向けに、人も企業も活きる
賃金制度づくりのヒントを紹介しています。


 高度成長期のラジオ・お宅にとって、最近の秋葉原は、萌え~の世界が席巻し、
戸惑いさえ感じます。異色のカフェやアニメの店が路地裏に連なる光景は、異空間
に迷い込んだ錯覚に陥ります。

 一方、エイサーやASUS等のPCで有名な台湾には、昔の日本の風情を懐かしく
感じられる場所があります。

 「台湾の秋葉原」もそのひとつ。八徳路電脳街に足を運びますと電子部品を売る
店がひしめいています。意外なことにこの電気街のあちこちでチョットした食べ物
を売る小さな屋台があったりします。電子部品の臭いと焼きものの臭い、そして汗
の臭いのハーモニー。

 こうした場所ばかりではありません。日本企業も建設に関わった「台北101」
(台北国際金融センター)では、優良グローバル企業が、最先端のビジネスを行っ
ています。たまたま筆者が関係する企業がこのビルに入っておりましたので、オフ
ィスの中を見ることができました。1980年代にニューヨーク・マンハッタンに
あった世界貿易センター(残念ながら、911で崩壊)で仕事をしていた頃を彷彿
とさせられました。

  訪問時に、電子関係の商業見本市が開かれていましたが、日本企業のブースは、
片隅に追いやられていたのが印象的で、まさに今の日本を見るようでした。

               頑張れニッポン!


                      「ワークシェアの賃金-その7」

  不況克服へ向けた着眼点は、次の7項目です。

 1 自社の人件費把握
 2 適正人員数把握
 3 役割・発揮能力基準の等級制度
 4 必須職務のリストアップ
 5 担当すべき職務や期待される行動が盛り込まれた人事評価要素
 6 企業業績や評価結果が反映された基本給
 7 自社業績に連動した賞与総枠

 雇用確保へ向けて行うべき最後の項目は、人件費の15%以上を占める賞与につ
いてです。賞与の面で人件費をいかに調整するか、とくに、賞与支給対象社員の賞
与総額をどのように考えどのように計算するかが、ますます重要になってきていま
す。

 「業績連動賞与」という用語が一般化しました。この場合の業績とは、企業の支
払能力を示す財務指標に連動して社員へ支給する賞与総枠を決めることを意味しま
す。

 営業利益や付加価値額、売上、経常利益等がその指標としてポピュラーです。し
かし、こうした利益が出ない不況下、事業の継続が不可能になる「倒産」といった、
最悪の事態を想定し、倒産を避ける手段としての賞与の活用方法は、以下の3つの
フェーズにより対応が異なります。

☆倒産危険度「A」・・・この場合のAというのは極めて「悪い」状態を意味して
います。赤字続きで、支払い能力を示す財務指標の流動比率が急激に悪化したよう
な場合です。賞与の方は、ここまで来ますとあきらめてもらうしかないかもしれま
せん。

 こうした事態になる前に、少なくとも3年ほど、もっと前からでもいいんですが、
できるだけ前もって賃金システムの見直しを行わなかったというのは、中長期的な
視野から意思決定を行うべき舵取りを行わなかった経営者の責任が大きいと言える
でしょう。

☆ 倒産危険度「B」・・・黒字企業と比較して、標準となる労働分配率に達して
おらず、ここ数年悪化していると状態。例えば、5年前でしたら労働分配率が50%
だったのが、今が60%、70%になっているといった、こういう状況です。昨年
の賞与支給総額実績の、できれば半分は確保できるようにしたいものです。

 しかし、がんばっている社員にはできる限り賞与で報いるということが基本です。
これは、良い人材が他社へ流出しないようにする方法としても有効です。

☆ 倒産危険度「C」・・・Cというのは、倒産の危険が少ないといった状況です。
例えば1人当たりの付加価値額も平均以上で、例えば1,000万円以上で、労働生産
性、つまり社員1人あたりの稼ぎも向上している状況は企業として健全で、大変好
ましい状況といえます。

 こういう時期こそ、社内の賃金システムの整備に取り掛かるといったことが大事
です。また、賞与総枠の理論的な計算値の4分の一を将来の賞与のために社内留保
するといったルールをつくっておくのも必要でしょう。つまり、不況期でも慣例化
した賞与を支払える蓄えをするのです。


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●「労働基準」(社団法人 日本労務研究会刊)誌上で
     http://www.nichiroken.or.jp/publication/roudoukijun.htm#

  ドキュメンタリー・タッチでお届けする・・・

      「中小企業のための賃金制度改善 ~“実録”郎喜商事物語~」

●「労基旬報」(株式会社 労働実務刊)紙上で、

  欧米企業も注目・・・

    「日本発グローバル賃金・・・DKモデル(R)の導入と運用」

●「賃金・労務通信」(財団法人 労働法令協会刊)誌上で、
      http://www.rodohorei.or.jp/ting.html

 これを読めば、目からウロコ・・・

    「伸びる組織のための人事・賃金基礎講座」

    ~不況に克つ! 改革へのオリエンテーション~

●「中小企業と組合」(財団法人 中小企業情報化促進協会刊)誌上で
      http://www.chujokyo.or.jp/teikikodoku.html

 関西の漫才師も顔負け・・・

    「得する賃金の話」


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     :人と企業を活かす50のチェック(日本労務研究会刊)

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発行 赤津雅彦
株式会社賃金システム研究所所長
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