2009/10/30
フラワーデザイナーを目指す君たちへ 久保数政の遺言 vol.024 2009.10.30
フラワーデザイナーを目指す君たちへ 久保数政の遺言 vol.024 2009.10.30 ===================================== フラワーデザイナーの久保数政です。 今年の夏もあっという間に終わってしまいましたね。 もう秋の気配です。 忙しさにかまけて、すっかり忘れられてしまったマガジンですが、ご容赦を。 それでは、復活の24回目。 フラワーデザイナーを目指す君たちへ。。。。伝えたい事があります。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■ 花阿彌フラワーデザイン通信講座 基礎・中級、上級コース始まる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ご好評頂いていフラワーデザインを始めて学ぶ人向けの「花阿彌フラワーデザ イン通信講座 基礎・初級コース」に引き続き、「花阿彌フラワーデザイン通 信講座 基礎・中級、上級コース」を開講致しました。 初級コースから一歩進み、フラワーデザインの基礎をしっかりと学ぶ講座です。 このメルマガでもお伝えしてきましたが、日本では未だにウエスタンデザイン が主流で、だからこそ、ヨーロピアンデザインに変わりつつある今、きちんと 両方の基礎知識を整理して学べる講座を目指しました。 また、この講座は正式な花阿彌の通信講座ですので、希望者には修了証もご 用意しています。(この資格が欲しくて学んでいる人もいるみたいです。) お試し講座をご覧になり、受講のご検討をお願いいたします。 http://www.knowledge.ne.jp/lec1685.html それでは、「花阿彌フラワーデザイン通信講座」でお会いしましょう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■もうクリスマス対策はお済みですか? 明日から開催→花阿彌クリスマス・アンビエンテ in 茅ヶ崎 参加者募集! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 今年もあっという間にクリスマスがやってきます。 特にフラワーデザイン教室の先生方は、生徒にどう今年のクリスマスレッスン を指導すれば良いかが悩みの種だと思います。 そこで、花阿彌から2009年クリスマスの提案。 ヨーロピアンデザインの花阿彌が提案する2009年クリスマス “Hana-Ami Christmas Ambiente (花阿彌クリスマス・アンビエンテ)”in 茅ヶ崎 茅ヶ崎の花阿彌本校にて久保数政・ガブリエレによるクリスマスディスプレイ、 クリスマスリースやクリスマスアレンジの販売、ヨーロッパ直輸入のオーナメ ントを始めとするグッズの販売を行うクリスマスショップをオープン。 また、久保数政・ガブリエレによるレッスンも同時開催予定しています。 今年のクリスマス対策が済んでない方は、是非、ご参加ください。 10月31日(土)13時〜16時 久保数政、ガブリエレによるレッスン 17時〜 クリスマスギャラリー&ショップ プレオープン (レッスン受講者のみ入場可) 11月1日(日)、2日(月)クリスマスギャラリー&ショップオープン 10時〜18時 レッスン受講料 22,000円 2名様で申込みの場合ペア割引 40,000円/2名 詳細は→ http://www.hana-ami.co.jp/6-1.html お問い合わせ・お申込み info@hana-ami.co.jp ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◆花阿彌・久保数政 レッスン(近日開催 生徒募集!) 詳細 ⇒ http://www.hana-ami.co.jp/4-1.html ◆花阿彌・ガブリエレ・ワーグナー久保 レッスン(近日開催 生徒募集!) 詳細 ⇒ http://www.hana-ami.co.jp/5-1.html ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■ヨーロピアンデザイン理論のツボ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー しばらく休んでおりましてごめんなさい。 vol.021からの続きです。 vol.021では「A.フラワーデザインの秩序(1)」という理論説明の全体像を ご説明しました。 そして、今回から2回にわたりシェーマの6つの項目の一番目の「造形法」の お話をしましょう。 造形法とは、花をデザインする場合、いちばん最初にデザイナーが決定する大 切なデザイン概念となります。 この概念には、「自然に則する」と「自然に則さない」という2つがあります。 デザイナーは作品制作を始める前に、まずどちらに属する作品にするのかを考 えるわけです。人間が作るものですから何も考えないという事は不可能ですか らね。とりあえず、ザックリと2つに分類して考える。 それで、まずは「自然に則する」からご説明しましょう。 自然に則する造形法は、解り易くいえば「自然的なデザイン」といっても良く、 このメールを前から読まれている方はご存知でしょうが、1950年以降に突然 出現したものです。これは1954年、ドイツ・ヴァイエンシュテファンの校長 であったモーリッツ・エヴァースのまとめた花の造形理論の中に初めて非対称 形、一成長点のデザインが登場し、このデザインが、「自然に則する造形法」 の源となり、さらに自然を表現するという発想に繋がったのです。 このデザインは、それまでの自分のアイディアを表現したものではなく、植物 に対する専門知識と敬意を作品の中に表すものとして、世界中のフラワーデザ イナーに衝撃を与えました。 そう、それまでのフラワーデザインはウエスタンデザインのように幾何学的な ものばかりでしたから、このまったく新しい発想で制作された作品を見た当時 のフラワーデザイナーは、きっと違和感を覚えたに違いありません。 おそらく従来のフラワーデザインと同等のものとは考えることができず、さり とて、作品が持つ自然的な美しさを完全に不定することもできずに、邪道扱い したデザイナーも多数いた事が容易に想像できます。 たとえば、「こんなのはフラワーデザインではない。」と完全不定し、「あん なものは裏庭で良く見る雑草が生えている所を、ただ真似すれば良いから簡単 なものだ。」と断じていても、いざ制作してみると美しさからはほど遠いもの となり、ただの草ボウボウの作品になってしまう。 これは、一度でも「自然に則するデザイン」に挑戦したことがある方なら、痛 いほど理解できる事でしょう。 身近にあふれている自然の様子が再現できない。それは何故なのか?と悩んだ はずですし、現在のデザイナーでも悩んでいる人は多数存在するはずです。 さて、何故出来ないかを語るのは次回にして、もう一つの「自然に則さない」 もお話ししておきましょう。 「自然に則さない」という造形法は、少々乱暴に言えば「人工的なデザイン」 といっても良いでしょう。 ウエスタンデザインと呼ばれるものやブリテッシュデザインなどと日本で呼ば れているものは、そのほとんどが人工的なデザインですよね。 幾何学的な形をした作品はもちろん、自然界ではあり得ない作品、アート的な 作品は全てここに分類できるわけです。 このように、ウ゛ァイエンシュテファンの流れをくむ花阿彌スタイルのフラワ ーデザイン理論の中には、まったく違うコンセプトのものが2つ存在します。 よって、ウエスタンデザインのような人工的という一つのコンセプトしか学ん でいないデザイナーには、これほど不可解なものはないと感じるかも知れませ んが、当然の事ながら人工的と自然的の2つのデザインコンセプトを両方でき れば、当然そのフラワーデザイナーの作品の幅も広がる事になるわけです。 次回はアプローチの仕方の違いについてお話ししますね。 それでは次回、またお会いしましょう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー お花を愛するみんな。どうもありがとう。 次回もお楽しみに。 フラワーデザイナー 花阿彌 久保数政



