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世界で活躍するフラワーデザイナー、久保数政のメールマガジン。一流フローリストを夢見る君たちへ、40年の経験から、世界に通用するヨーロピアンデザインの情報、季節のトレンド、NFD試験にも通じるヨーロピアンデザインのツボなど、お花を愛する全ての方にお届けします。

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2007/02/18

フラワーデザイナーを目指す君たちへ 久保数政の遺言 vol.016 2006.2.18

フラワーデザイナーを目指す君たちへ 久保数政の遺言 vol.016 2006.2.18
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こんにちは。フラワーデザイナーの久保数政です。

1月21日から2月2日まで、ドイツに行ってきました。

目的は、花阿彌のIPMへの出展。そして、グレゴール・レルュのセミナーへの
参加です。
IPMというのは、ドイツ・エッセンで毎年開催される国際花卉見本市で、今回
は花阿彌インストラクターのみんなと作品を展示してきました。

世界の注目が集まるIPMの舞台に作品を発表できることは、僕にとってももち
ろん楽しみな事だけど、それよりも、花阿彌インストラクターのみんなの作品
を出展できるという事が、僕にとっては嬉しい事だし、自分の作品より、そっ
ちの作品の方が気になる。。。ドキドキもんでしたよ。(笑)

IPMでは、やはりグレゴが圧倒的な存在感でした。
それから、クラウス・ワーグナー。。。
僕やグレゴより若手ですが、彼とグレゴのドイツ2トップがとにかく素晴らし
かったです。

その横で花阿彌ブースがあったんですが、、、規模が彼らより小さかったけど、
僕らのテーマは、「シンプル&モダン&日本テイスト=和」と言うものだった
んで、全然違うもの。

だから、逆に目立ったと思うし、まあ、彼らを相手にしてあれだけやれたら善
戦だったと思います。

サッカーで言えば、ドイツ代表と日本代表の親善試合みたいな感じでしょうけ
ど、1点ぐらいはゴールできたんじゃないかな。。。

海外にいるmixiで知り合った方にもお会いできましたし、IPMのブースもみんな
良く頑張って、海外メディアにも数多く取材を受けましたんで、満足する結果
を残せたと思います。

さて、2月の動画レッスンは、「ハートのシュムックと飾り器のプリザーブド
フラワーアレンジ」と「球根植物を使った春のアレンジ」です。

「ハートのシュムックと飾り器のプリザーブドフラワーアレンジ」は、今回初
めて話題のプリザーブドフラワーを使ったアレンジを行っています。
生花しかやらない方にも参考にして頂けるように、ハートの飾り物と飾り器を
枯れ草を使って行っています。

「球根植物を使った春のアレンジ」は、球根植物と切花とのコラボレーション
アレンジです。
球根の生長感がとてもかわいい雰囲気を醸し出すアレンジですので、是非、ご
家庭に飾って小さな春を感じて下さい。

http://www.j87.net/kubo/index3.html

さて、メルマガは16回目。
フラワーデザイナーを目指す君たちへ。。。。伝えたい事があります。

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「動画で学ぶ!久保数政のフラワーアレンジメント講座」

●第一章で体験版無料公開ーーー(1)パラレルで構成した春のアレンジメント
               (2)クリスマスのテーブルアレンジメント

■2月のテーマ、クリスマスとお正月用の2作品を配信中!
 (1)ハートのシュムックと飾り器のプリザーブドフラワーアレンジ
 (2)球根植物を使った春のアレンジ
 
  http://www.j87.net/kubo/index3.html
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■ いろんなスタイルを考える。(4)
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前回まで、欧米を中心に世界的には「理論的共通了解」によってフラワーデザ
インのスタイルは大きく分けて2つしか無いという事をお伝えしました。

ところがだ。。。こんな事をいろいろ調べている内に、僕には一つの疑問が出
てきました。

前にも少し述べましたが、欧米の古典的なデザインの場合は、基本的には「対
象形」のデザインがほとんどなんですね。

これはその当時、人々の生活のほとんどが宗教の影響を受けており、フラワー
デザインに限らず、すべての生活様式が対称形でデザインされているのですか
ら、当然の事なんですが、、、、問題は、戦後、バインシュテファンの提唱し
たデザインには、いきなり非対称形のデザインが登場してきます。

もう少し詳しく言うと、初代校長フランツ・コルブランド先生がまとめた本が
1952年に発行されるですが、そこには非対称形のデザイン理論は、実はまだ
ありません。

所が、そのたった2年しかたっていない1954年に2代目の校長になったモーリ
ッツ・エバース先生が発行した本の中には、いきなり非対称形の理論が出て来
るのです。

これが僕には腑に落ちないんですなぁ。。。

いくらモーリッツ・エバース先生が、偉大で優れた先生であったとしても、何
も無い所から、いきなり非対称の理論構築ができるのであろうか。。。それも
たった2年しか時間が無い中で、何のヒントもなく考えられるのであろうか?

欧米の文化や歴史から見ても、対称形のデザインは納得できるのですが、非対
称形は、まるで異質のものにしか見えないんです。

非対称の理論、これは、基本的には「3つのグループ分け」という事なんです
が、まず大きな「主なグループ」があり、その遠い位置に「対抗するグループ」
を置き、そして、主なグループに寄り添うように、「寄り添うグループ」を置
くというものなんですが、実は日本人である僕は、このヨーロピアンデザイン
の理論を学ぶ前から、この配置方法を良く知っていたんです。

そう、これは日本の「いけばな」で、流派によって若干呼び方が違うんですが、
「天・地・人」「誠・副・控」として教えられるものと、非常に酷似している
んですね。

ですから、ここで僕は、実はヨーロピアンデザインの非対称形の理論は、日本
の「いけばな」から影響を受けて作られたものでは無いのか。。。という仮説
を立てたわけです。

さあ、そこから、この仮説についての裏付けを取る旅が始まります。

もし、この裏付けが正しければ、1952年にモーリッツ・エバース先生が発行し
た本で非対称形の理論が発表される前に、いけばなはヨーロッパに渡っていな
ければなりません。

その事実を知るためには、まず日本の「いけばな」について少々知っておく必
要がありますので、次回は、「ヨーロピアンデザイン」と「いけばな」のお話
が中心となります。

「いろんなスタイルを考える。」というテーマからは、若干脱線するかも知れ
ませんが、どうぞ、この僕の仮説を解明する旅にお付き合い下さいね。

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■NFD自由花材編試験のツボ 「1.花の造形一覧表」
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前回は「花の造形・一般造形理論」というのは、大きく[1.花の造形一覧表]と
[2.その他の造形・デザイン要素]の2つの項目があるという事をお話ししまし
たね。

公式にすると
花の造形・一般造形理論=1.花の造形一覧表+2.その他の造形・デザイン要素

そして、1.花の造形一覧表は、(i)造形法、(ii)配列法、(iii)焦点、
(iv)配置法、(v)制作構成、(vi)テーマ の6つに分類され、これを表に
しています。

このメルマガでは、残念ながら表にする事ができないので、文章でしか表せな
いのですが、僕の著書には、すべてこの表が作品の説明の中に入っていますか
ら、機会があったらご覧下さいね

さて、この花の造形一覧表をどう使うか。。。という事を最初に話しておきた
いのですが、この表を使う事によって、次のような事ができます。

(1)自分が作品を制作する場合、具体的なプランを練る時の拠り所となる。
(2)他者の作品を見て、どう構成しているかを具体的に分析する事ができる。
(3)自分、または、他者の作品の評価基準となる。

なぜ、これができるようになるのか?というと、この花の造形一覧表は、実は
造形学という学問に基づいた「造形の法則」を順に並べ、まとめられた理論で、
それをお花用に当てはめたものだからです。

ただし、これがしっかりとした造形学に基づいたものである。という事を僕が
知ったのは、実は僕とガービとで研究した事をまとめて、この表を作り上げた
ずっと後、ごく最近になってからなんです。

本当に最近なんですが、自分のこの理論構築をもっと進化させるために造形学
の本を買いあさり読んでいた所、非常に酷似した造形理論の本を発見しました。

その本の題名は「美の構成学ーバウハウスからフラクタルまでー」というもの
で、著者は筑波大学芸術学系教授の三井秀樹先生という方です。

これは僕自身、非常にビックリしたんですが、その後、NFDのテキストを制作
するとき、僕一人では、何の根拠も無いクレームや思いつきの屁理屈が出てき
て収拾が付かなくなると思ったので、この三井秀樹先生ご本人にアドバイザー
として参加して頂くことになり、そのお陰でご本人と直接お話しする機会を得
ました。

お陰で三井先生の筑波大学芸術学系教授という肩書きが利いて、意味の解らな
い嫉妬から出る嫌がらせもあまり無く、比較的スムーズにテキストの制作は進
んだんですが、その中で三井先生から「久保さんのこの考え方は間違ってはい
ませんよ。」というお言葉を頂きました。

この言葉は、本当に嬉しかったなぁ、、、今まで僕らが手探りで追求してきた
ものが、学問の専門家からお墨付きをもらえたんですから。。。

という事で、三井先生は芸術学、そして、構成学の先生ではありますが、花の
デザインとしての専門家ではなかったので、僕のこの花の造形一覧表をもとに
して、テキスト編纂委員会の先生方と話し合いながらNFDテキストに反映させ
る事になったのです。

だから、NFDのテキストが僕の理論に似ているという声を最近良く耳にしたり、
質問を受けたり、時には僕への誹謗、中傷の材料に使う人もいるようですが、
このような経緯が背景にあったという事実を、良識あるみなさんには認識して
おいて頂きたいと思います。

三井先生とは、この交流が切っ掛けとなり、お互いに同じ問題に向き合って来
た同志のように、仮説を証明する苦労話やら、何故、この部分にこだわりを持
たなければいけなかったのか。。。とか、お互いの共通点や相違点などを話し
合うことで信頼関係が深くなり、今でもお付き合いして頂いているんですが、
特に僕と三井先生の構成方法の列べ方の順番がほぼ一致していた事が、本当に
嬉しかったですね。

実は構成方法の列べ方は、いろんな構成学の先生によって見解が違っていて、
実際にはまだ学問的には確立されていないようなんですが、僕のように花の世
界で検証しながら組み立ててきたものと、先生のように学問の研究成果として
まとめたものとが、ほとんど同じ理論になるというのは、花の世界に限ってい
えば、かなり信頼性が増した事になるでしょう。

ですから、この花の造形一覧表は、芸術学や造形学をバックボーンに持つ理論
であるという事を、まず認識しておいて下さいね。

そして、この花の造形一覧表の事を、僕らはドイツ語の「表」という意味を持
つ、「シェーマ-SCHEMA-」と呼んでいますので、ここからは「シェーマ」と
いう言葉でご説明します。

みなさんも是非、日頃から「シェーマ」と呼ぶようにして下さいね。

さて、このシェーマを理解する事によって、みなさんは比較的自由に自分の作
品を制作できるようになるはずですし、お花を実際に手にしなくても、頭の中
で具体的にイメージし、シュミレーションする事が可能となります。

もちろん、実際にはここから学んで行く造形の法則だけでは、特別な作品にす
るのは難しいかも知れませんが、逆に言うと法則に縛られない自由な作品とい
うのは、基礎ができていなければ作ることはできないのです。

まずは、このシェーマで造形学の基礎を身に付ける。そして、その基礎を拠り
所として、造形者の心やその人の手の跡が感じられるようなテクニックをプラ
スする事で、初めて優れた作品を制作できるようになるのです。

このシェーマは、あなたがフラワーデザイナーであるために必要な、理論的な
面での「基礎」となり、大きな拠り所となるでしょう。
そして、このシェーマの項目から一つずつ要素を選択して、作品の造形性を分
析し、作品に繁栄させることは、よりステップアップするための自分自信の歩
みを確実にしてくれるはずです。

シェーマは、あなた自信がフラワーデザインをする場合に、どのように組み立
てればよいかと言う事を、明確にするしてくれる優れたツールとなるのです。

次回からは、この「シェーマ(花の造形一覧表)」の各項目を詳しく解説して
いきますのでお楽しみに。

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■募集しています
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僕の主宰する花の学校、花阿彌では受講生を募集しています。
茅ヶ崎でお会いしましょう!

●デモンストレーター・ワークショップ
  日時:2007年3月1日(木)〜3日(土) 
  会場:花阿彌本校(神奈川県茅ヶ崎市)
  講師:久保数政・ガブリエレ・ワーグナー久保
  
国内外でのデモンストレーションや、世界トップクラスのアーティストのイベ
ント・コーディネートを多数経験した久保数政&ガブリエレがノハウを伝授。
「デモンストレーション=人前で作品を制作すること」つまりインストラクタ
ーやフロリストにも不可欠なテクニックです。
  ⇒詳細は http://www.hana-ami.co.jp/gesch/special.html
  
  問合せ先:花阿彌事務局 info@hana-ami.co.jp 
  TEL:0467-87-0987/FAX:0467-87-0981

●花阿彌インストラクタ・コース 受講生募集
 ヨーロピアン・デザインを理論的に教える花の学校、花阿彌ブルーメンシュ
 ーレのインストラクター養成講座の受講生を随時募集しています。花阿彌イ
 ンストラクターになると僕やガービ(ガブリエレ・ワーグナー久保)と一緒
 に国際的な舞台で活動するチャンスがあります。たとえば・・
 ⇒つづきはhttp://www.hana-ami.co.jp/gesch/instructor.html
 
問合せ先:花阿彌事務局 info@hana-ami.co.jp 
TEL:0467-87-0987/FAX:0467-87-0981

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■ 久保数政スケジュール
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このコーナーでは、僕の活動スケジュールを公開します。
どこかの街で、会うことができたら気軽に声をかけてくださいね。

●久保数政の新潟セミナー
  日時:2007年3月4日(日) 
  開催地:新潟件新潟市
  テーマ:トレンド2007春
  問合せ先:花阿彌ブルーメンシューレ新潟校 ラ ヴィアン ローズ 
  電話:025-284-1207

●久保数政の北海道セミナー
  日時:2007年3月10日(土) 函館
          3月11日(日) 札幌 
  テーマ:トレンド2007春 他
  問合せ先:花阿彌ブルーメンシューレ札幌中央校 office JULIA
  電話:011-633-6026

●フロリスト・リーダーのためのサロン
  日時:3月15日(木) 13:00〜18:00
  会場:花阿彌本校(神奈川県茅ヶ崎市)
  講師:久保数政
  テーマと花資材持込の講座。
  コンテスト作品の指導、デモンストレーションの相談、理論の深耕etc.
  テーマに制限はありません。
  問合せ先:花阿彌事務局 info@hana-ami.co.jp 
  TEL:0467-87-0987/FAX:0467-87-0981

●NFD資格検定試験(自由花材編)指導法セミナー
  日程:3月22日(木)
  会場:東京八重洲ホール
  テーマ:3級5、6、7、8
  レクチャーデモ形式で、理論から実技までしっかり指導。わかりやすい指
  導法を身につけられます。
  問合せ先:花阿彌事務局 info@hana-ami.co.jp 
  TEL:0467-87-0987/FAX:0467-87-0981

●フロリストのための実力養成セミナー
  日程:3月23日(金)
  会場:東京八重洲ホール
  テーマ:TREND2007春 (実習2作品)
  問合せ先:花阿彌事務局 info@hana-ami.co.jp
  TEL:0467-87-0987/FAX:0467-87-0981

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■ 僕が登場するサイト
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花阿彌ホームページ♪
http://www.hana-ami.co.jp/
⇒僕が主宰するお花の学校です。
 本格的にプロのフラワーデザイナーを育成しています。

久保数政プライベートサイト
http://www.j87.net/kubo/
⇒僕のプライベートサイトです。
 フラワーデザイナーに興味がある方への情報サイトです。WFUとの共同企画
 で動画による僕のフラワーレッスンも公開しています。

WFU(World Flower University)
http://www.j87.net
⇒Webで気軽に学べるお花の学校です。
 僕がヨーロピアンデザイン講座を担当しています。このメールニュースも、
 ここのスタッフの協力で配信しています。なんと「NFD自由花材編対策DVD」
 も販売していますよ。

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お花を愛するみんな。どうもありがとう。
次回もお楽しみに。
                フラワーデザイナー 花阿彌 久保数政
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