2006/09/13
フラワーデザイナーを目指す君たちへ 久保数政の遺言 vol.011 2006.09.13
フラワーデザイナーを目指す君たちへ 久保数政の遺言 vol.011 2006.09.13 ===================================== こんにちは。フラワーデザイナーの久保数政です。 久保数政プライベートサイトもアップして5ヶ月。 先日、僕の名前、「久保数政」を入力してYahoo!で調べたら、この「久保数政 プライベートサイト」の動画レッスンのページが一番先に出てくるようになっ てました。 googleで調べると4番目ぐらいに出てきますし、スタッフに確認してもらったら だいたいの検索エンジン?っていうの??? インターネット上で調べる場合は、「久保数政」で調べると1ページ目に出てく るので、お友達にご紹介頂ける場合は、「久保数政」で調べると出てくるよ! と伝えて下さいね。 これでだいぶ伝え易くなりましたね。 だいたい www.j87.net/kubo/ なんて長くて覚えられないですものね。 実は僕自身も覚えられなかったから、みなさんも覚えてないでしょ。(笑) 今までは、セミナーなどを開催したついでに、小さな名刺サイズの印刷物をお 渡ししていたけど、今後は、もう渡さなくて良くなって僕もずいぶん楽になり ました。 これも、みなさんのアクセスのお陰です。 本当にありがとう。 さて、メルマガは記念すべき11回目。 フラワーデザイナーを目指す君たちへ。。。。伝えたい事があります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― フラワーデザインが自宅で学べる!久保数政の動画でわかるレッスンデモ講座 ●パラレルで構成した春のアレンジメント----------第一章で体験版無料公開 ●今月のテーマは、「初秋のガーデン風アレンジメント」 ●「花器を工夫したモダンでグラフィカルなアレンジメント」の2作品を800 円で配信中。 どちらも、100円ショップで資材を仕入れて、それを利用したアレンジメントで す。是非、お楽しみ下さい。 http://www.j87.net/kubo/index3.html ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■ ヨーロピアンデザインの歴史(2) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 前回はドイツ国立花卉装飾専門学校・ヴァイエンシュテファンの初代校長フラ ンツ・コルブランドという先生は、デザイン界で偉大な功績を残したバウハウ スの出身だったということをお話ししました。 さて、今回もそのコルブランド先生のお話の続きです。 前回も紹介したけど、この先生、実は絵が専門の先生でした。 もともとはフラワーデザインとはあまり関係ない人が、何故、ヴァイエンシュ テファンの初代校長に抜擢されたかは、資料がないので詳しい事はわからない のですが、とにかく初代校長になっちゃった。 で、ここからは僕の推測なんだけど、おそらく、この先生は自分の最も得意と する花の絵を描く事で、植物の持つ植生感を観察したんだと思います。 よーく観察しないと絵なんて描けないですものね。 どんな所に植生しているのか。花の形はどういうものか。 風に揺れるとどういう動きをするとか、茎の太さや強さ、葉はどのように付い ているのかなど、絵を描く視点を使って植物の本質を見極めようとしたに違い ありません。 そして、とてもおもしろいのは、植物のイメージまで絵にして残している事。 例えば、スイートピーはバレリーナ。エレンジュームはソルジャー。兵隊です ね。オンシジュームは豹。というふうに、その植物のキャラクターを具体的に 絵にして実際に残しており、それは現在でも残っています。 植物をキャラクターで捉えるというのは、今では当たり前に使われていますし 当時でも通常の会話としてはあったかも知れないんですが、こうして、実際に 具体的な絵というメディアを使って表現したのは、僕が知る限りこのコルブラ ンド先生がおそらく世界ではじめて行った事だと思います。 それまでは、フラワーデザインというのはウエスタンと同じように、植物をい っぱい使って集団として捉えていた傾向が強かったのですが、ここではじめて 植物一本一本のキャラクターに注目した訳です。 そして、その流れが現在の僕のシェーマなどにも受け継がれていますし、新資 格検定試験テキストの中の作品では、131ページの1級7.絵のような という テーマを取り上げている理由にもなっています。 だから、このお話の流れで僕がみなさんに伝えたいのは、まずフラワーデザイ ンをするなら、下手でも良いから絵を描いてみなさい。ということ。 建築家でも設計図という絵を描きますよね。 それと同じで、フラワーデザイナーならば、いきなりアレンジメントするので はなく、自分のコンセプトを絵にしてみてほしいのです。 はじめは下手でも良いのです。自分だけがわかれば良いのですから。 そして、絵を描く事で、自分のデザインイメージを整理し、具体化することが 大切なんです。行き当たりばったりじゃ、デザインの深みが出ませんよと言い たいのですよ。 不思議と日本のフラワーデザインの先生は、絵を書いてからデザインする人は 何故かほとんどいません。これは多分、日本ではウエスタンデザインが最初に 入って来たからでしょうが、ヨーロピアンの場合は、ある形に作るだけではお さまらない事から、絵を描きそれを設計図としないと良いデザインを創造する のは難しくなります。 僕からすると不思議でしょうがない。誰かのデザインの真似をするならそれで も良いかも知れないけれど、オリジナルを作るとなると対比や素材をシュミレ ーションして、例えばその線一本一本に意味を見い出さなければデザインなん てできないと思うのです。 実際、僕の友人であるグレゴール・レルシュやウィム・ハゼラーなんかもスケ ッチブックと格闘して、それから実作に入るんです。 お互いにその絵を見せあうと、だいたい何をやろうとしているかが解るので、 「お主、なかなかやるの〜!」なんて褒めあったりする訳ですけど。。。(笑) みなさんも、暇があったらメモ帳の端でも良いから、絵を描いてみて下さい。 はじめは誰かの作品の写真を見てでも良いのですから。。。。 次回は、ヴァイエンシュテファンの2代目の校長のお話をします。 この2代目先生もなかなか興味深い人。 次回もお楽しみに。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■ NFD自由花材編試験のツボ 「特殊構成理論(5)----- (3)表面構造」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 今回は、特殊構成理論の(3)表面構造を解説しましょう。 植物の表面構造とは材質感(テクストゥア TEXTUR)を意味します。材質感がデ ザインに与える影響は、大変大きく、大切な要素です。 例えば、NFD資格認定試験テキストの中では、59ページの作品。 3級の5.構造的という作品。が、この表面構造に当てはめて花材を選択しなけ ればならない作品です。 この表面構造、いわゆる材質感は、人間が触覚で感じる”つるつる、ざらざら” "ビロードのような""滑らかな感じ"などの感触を一つの基準として考える分類 方法ですが、色彩と相互に影響しあうので、画一的に分類することはできませ ん。 例えば、同じバラでも真紅のバラは"ビロードのような"印象を持つでしょうが、 白のバラは"シルクのような"印象を持つ人が多いでしょう。 ですから、最終的にはデザイナー自身が決める事になります。 ここでは、例として、植物の花、茎、葉のもつ表面の感触をイメージ的にいく つかのタイプに分類してみます。 表面構造は分類すると、次の表のように8つに分類されます。 A.金属的感触 硬く光沢があり、なめらか アンスリウム、バフィオペディルム、フィロデンドロンの葉など B.磁器的感触 硬く光沢があり、なめらか テッポウユリ、ヒアシンス、ステファノーティスなど C.ガラス的感触 硬く透明感があり、なめらか フリージア、カンパニュラ、オダマキなど D.皮的感触 光沢があり、なめらか レザーリーフファン、ツバキの葉、ゲイラックスの葉など E.ビロード的感触 柔らかく、深みがある 真紅のバラ、グロキシニア、ガマの穂、エーデルワイス、セントポーリアの 葉など F.絹的感触 柔らかく、光沢がある ラナンキュラス、ポピー、シャクヤク、スイートピーなど G.ウール的感触 ふわふわして柔らかい ラグラス、綿花、アゲラタム、ケイトウ、ラムズイヤーの葉、スモークツリ ーなど H.錦織的感触 ざらざらと粗く、不透明 レックスベゴニアの葉、ガイラルディア、フィトニアなど でも、これはあくまでも一つの分類例です。 個人の感覚で同じ植物でも多少の違いがあり、絶体的なものではありませんの で、より確かな材質感を理解するために、自分なりの材質感の分類リストを作 ってみる事が必要で、その事によりより理解し易くなります。 是非、これはツルツル、これはイガイガ、これはスベスベなど、自分なりに分 類してみて下さい。 もちろん、この材質感を印象付ける作品を作るためには、色彩の影響も考えな ければなりません。 その関連性については、後に詳しく述べますが、材質感を強く出すためには、 色は同じトーンのものを使った方が適切です。 違うトーンのもの。例えば、赤と黄色などの花材を使うと色のイメージが強調 されて、材質感は弱くなってしまいますね。 実は、この表面構造という事を意識した作品は、比較的新しいデザインで70年 代に生まれましたが、特殊構成理論、いわゆるお花の選び方の定義としては、 70年代の遥か前から、フラワーデザインの歴史で述べていたフランツ・コルブ ランドという先生によって、すでに定義されていたんですね。 で、その考え方のルーツは、やっぱりバウハウスになるわけです。 建築などの資材を選ぶ際には、この材質感というのは非常に重要な要素として すでに扱われていたわけですからね。 それをフラワーデザインの考え方に応用したことになるますね。 次回は『(3)表面構造 』をご説明します。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■募集しています ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 僕の主宰する花の学校、花阿彌では受講生を募集しています。 茅ヶ崎でお会いしましょう! ●花阿彌インストラクタ・コース 受講生募集 ヨーロピアン・デザインを理論的に教える花の学校、花阿彌ブルーメンシュ ーレのインストラクター養成講座が9月に開講します。花阿彌インストラク ターになると僕やガービ(ガブリエレ・ワーグナー久保)と一緒に国際的な 舞台で活動するチャンスがあります。たとえば・・ ⇒つづきはhttp://www.hana-ami.co.jp/gesch/instructor.html 問合せ先:花阿彌事務局 info@hana-ami.co.jp 電話:0467-87-0987 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■ 久保数政スケジュール ――――――――――――――――――――――――――――――――――― このコーナーでは、僕の活動スケジュールを公開します。 どこかの街で、会うことができたら気軽に声をかけてくださいね。 ●NFD資格検定試験(自由花材編)指導法セミナー 日程:9月13日(水) 会場:東京八重洲ホール テーマ:1級-9 流れるような花嫁の花束(実習) 1級-10 ほぐれた装飾的花嫁の花束(実習) 問合せ先:花阿彌事務局 info@hana-ami.co.jp TEL:0467-87-0987/FAX:0467-87-0981 ●フロリストのための実力養成セミナー 日程:9月14日(木) 会場:東京八重洲ホール テーマ:TREND2006秋 (実習2作品) 問合せ先:花阿彌事務局 info@hana-ami.co.jp TEL:0467-87-0987/FAX:0467-87-0981 ●久保数政の福岡セミナー 日程:9月24日(日) 開催地:福岡県福岡市 テーマ:NFD資格検定試験(自由花材編) 問合せ先:花阿彌ブルーメンシューレ福岡校 TEL/FAX:092-273-1278/092-273-1288 ●久保数政のトレンドレッスン in 新潟 日程:10月1日(日) 開催地:新潟県新潟市 テーマ:TREND2006 秋 問合せ先:花阿彌ブルーメンシューレ新潟校 TEL/FAX:025-284-1207 ●フロリスト・リーダーのためのサロン 日時:10月6日(金) 13:00〜18:00 会場:花阿彌本校(神奈川県茅ヶ崎市)講師:久保数政 テーマと花資材持込の講座。 コンテスト作品の指導、デモンストレーションの相談、理論の深耕etc. テーマに制限はありません。 問合せ先:花阿彌事務局 info@hana-ami.co.jp TEL:0467-87-0987/FAX:0467-87-0981 ●オアシスプロフェッショナルセミナー 生花業従事者向けのレクチャーデモンストレーション 日程:10月13日(金) 会場:フローレンス FLORENS (東京都港区) 講師:久保数政 問合せ先:スミザーズオアシスジャパン TEL:0120-187096/FAX:03-5385-7301 ●NFD資格検定試験(自由花材編)指導法セミナー 日程:10月19日(木) 会場:東京八重洲ホール テーマ:2級-1、2、3、4 (レクチャーデモンストレーション) 問合せ先:花阿彌事務局 info@hana-ami.co.jp TEL:0467-87-0987/FAX:0467-87-0981 ●NFD山梨県支部30周年記念事業 レクチャーデモンストレーション 日程:10月22日(日) 会場:アピオ ウェディングプラザ(山梨県中巨摩郡) 講師:久保数政 問合せ先:NFD山梨県支部 TEL/090-5438-5645(担当:杉本) ●ミハル工芸 久保数政のトレンドレッスン 日程:10月25日(水)、26日(木) 開催地:大阪市、岡山市 テーマ:TREND2006 クリスマス 問合せ先:ミハル工芸 TEL:06-6100-1187/FAX:06-6100-0087 ●久保数政のクリスマスレッスン in 神戸 日程:10月27日(金) 会場:神戸国際会館 テーマ:TREND2006 クリスマス 問合せ先:花阿彌事務局 info@hana-ami.co.jp TEL:0467-87-0987/FAX:0467-87-0981 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■ 僕が登場するサイト ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 花阿彌ホームページ♪ http://www.hana-ami.co.jp/ ⇒僕が主宰するお花の学校です。 本格的にプロのフラワーデザイナーを育成しています。 久保数政プライベートサイト http://www.j87.net/kubo/ ⇒僕のプライベートサイトです。 フラワーデザイナーに興味がある方への情報サイトです。WFUとの共同企画 で動画による僕のフラワーレッスンを300円で公開しています。 今回のテーマは「初夏のトレンドをテーマにしたアレンジメント」です。 WFU(World Flower University) http://www.j87.net ⇒Webで気軽に学べるお花の学校です。 僕がヨーロピアンデザイン講座を担当しています。このメールニュースも、 ここのスタッフの協力で配信しています。なんと「NFD自由花材編対策DVD」 も販売していますよ。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― お花を愛するみんな。どうもありがとう。 次回もお楽しみに。 フラワーデザイナー 花阿彌 久保数政 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――



