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2006/07/05

フラワーデザイナーを目指す君たちへ 久保数政の遺言

フラワーデザイナーを目指す君たちへ 久保数政の遺言 vol.007 2006.07.05
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こんにちは。フラワーデザイナーの久保数政です。
サッカーワールドカップ。日本は完膚無きまでに負けてしまいましたね。
残念。。。でも、ブラジルも負けてしまう大会ですから、僕らは過度の期待を
してしまっていたかも知れません。
決勝トーナメントの試合を見ると、日本のレベルがまだアジアレベルであるこ
とを思い知らされました。

それにしても、ドイツは強いですね。
お陰で我が家では、まだまだ楽しめてますよ。

さて、お楽しみ頂いております動画レッスンですが、今月から、クレジットカ
ード決算、コンビニ決算を導入しました。
それに伴い、タイトルは【フラワーデザインが自宅で学べる!久保数政の動画
でわかるレッスンデモ講座】とし、月2作品のご提供で800円とし、誠に勝手
ながら、やもう得ず値上げさせて頂くことに致しました。

僕にとっても断腸の思いですが、郵便振替では面倒だという意見が多く、セキ
ュリティーのことも含めて検討した結果、ナレッジサーブという所のシステム
を利用させて頂くことにし、どうしても、そのシステム料金が経費としてかか
ってしまいますので、どうかみなさん、ご理解頂きますよう、よろしくお願い
致します。

引き続き、第1章には、無料体験版もご用意しておりますので、まだご覧にな
っていない方は、どうか一度ご体験下さい。
僕が作品を作っている過程が良くわかりますし、手元がアップで見えますので
実際のデモとかセミナーなんかとは、また違ったわかり易さがあると思います。

ああ、そうそう、今月8日発売の月刊フローリストでは、この動画レッスンを
記事にしてくれるそうです。。。昨日、編集長からいきなり電話がかかってき
て、ビックリしましたが、一応、この無謀な挑戦を評価してくれていると言う
ことでしょう。

そして、メルマガは7回目。
フラワーデザイナーを目指す君たちへ。。。。伝えたい事があります。

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フラワーデザインが自宅で学べる!久保数政の動画でわかるレッスンデモ講座
●パラレルで構成した春のアレンジメント--------第一章で体験版無料公開
●今月のテーマは、「構造構成の重なりの形態を取り入れたアレンジメント」
「花の形と線を強調しモダンに仕上げたアレンジ」の2作品を800円で配信中。
 http://www.j87.net/kubo/index3.html
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■ サッカー日本代表に見るフラワーデザイン(4)
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さて、この話題は日本が負けてしいましたから、本当は終わりにしようと思っ
たのですが、それでも、ちょっと気になった点を最後に書きましょう。

日本が負けた時、一人の選手がピッチに横たわっていましたね。
そう中田選手です。いつもクールな彼が泣いていました。
と。。。所が、普通であればチームの誰かか、コーチなりがそばに行くはずな
のに誰もそばに寄りません。後で聞いた話では、宮本だけが迎えにいったよう
ですが、中田は「もう立ち上がれないから、先に行っててくれ!」と言ったよ
うです。

ただ、日本はこれで良いのだろうか?という寂しい気持ちが残りました。
ジーコがもたらした自由が、どうやらネタミ、ソネミ、嫉妬になって中田一人
へ向けられたように感じられました。

これは、フラワーデザイン界でも良くある事なので心が痛みました。

日本人はとかく内部に敵を作りたがります。中田はそれを承知であえて厳しい
言葉をチーム内で提言し、敵役を演じていたように感じますが、誰一人彼の本
当の気持ちを理解していなかったのでは?と思います。

あの状況は、今の日本を写している鏡のように思えました。
僕が見ていてサムライは2人しかいなかった。中田と川口。

後は、今の普通の日本人になっていたような気がします。
自信とプライドばかり高くて、責任を放棄してしまう日本人。
都合の良いときだけ、自分の手柄だと胸を張る日本人。
少なからず、世界を相手に戦う集団ではなかったような気がします。

その証拠に、「ワールドカップがこのような結果に終わってしまい、申し訳な
い気持ちでいっぱいだった。」と素直に謝ったのはジーコでもなければ川口キ
ャプテンでもない、中田ただ一人だった。

そこまでしなくても良いとも思う人も多いだろうけど、このイサギヨサが本当
に世界に認められる日本人。サムライではないだろうか。

本当の賢者とは、自分が無知、無力であることを自覚している人。
そう説いたギリシャの哲学者ソクラテスが掲げた“無知の知”から生み出せる
ものは何なのかを、日本人は今一度思い直す必要があるかも知れません。

また、今回のワールドカップを見ていて僕が思い出したのは、1977年インタ
ーフローラワールドカップに僕自身が出場したときの事。僕も自分に足りなか
ったものを認識させられたし、世界とのギャップに呆然としたものでした。

そして、そこで思い知らされたのが、世界で戦うという場合、最終的にはメン
タリティーの強さ。気持ちが強い方が勝つと言うこと。
そして、戦う限りは、その日に体調も気持ちもベストに持っていく能力を身に
付けなければならないと言うことと、たとえアクシデントがあっても常に同じ
パホーマンスをするために、日頃からトレーニングを怠らないと言う事。

結局、日本の選手は海外を経験している選手が多くなったけど、本当の意味で
世界を知っていたのは、中田と川口しかいなかった。
ケガをするのは仕方のない事だけど、それを負けた言い訳にするのはプロのす
る事じゃない。厳しいようだけど海外に行くのが目的だった選手と海外でトッ
プに立つという目的意識を持った選手との差が、あまりにもありすぎたのが今
回の日本代表だったのでは。。。と思います。

今度の監督は、オシム氏になると決まったようですが、これからの日本のサッ
カーは、「走りながら考えるサッカー」を目指すようです。

これで、トルシエの「規律」。ジーコの「自由」。そして、オシムの「考える」
と続いて行くことになります。

僕も指導者として、「デザインの自由」を今まで重視して来ましたが、今後は
もう一ランク上げて、「自分で考える」という指導法に少しづつシフトしてい
く時期かもしれないと、ちょっと考え込んでしまったワールドカップでした。

みなさんも、一度、自分がフラワーデザイナーとして本当は、今の自分は何処
までできるのか?そして、自分は何処を目指しているのか?と言うことを、
ちょっとだけでも良いから、考えてみてください。

そう、「無知の知」を知るために。

来月からは、このメルマガでしか知る事ができない「ヨーロピアンデザインの
歴史」ということをちょっと書いてみようと思いますので、お楽しみに。

ps.
このメルマガを書いている真っ最中に、突然、中田選手が引退を表明しました。
若くして今回の結果を一身に背負うように引退してしまう潔さ。
残念であると同時に彼の人間としての美学を感じます。
ただ、僕は個人的には三浦和良選手のように生涯現役にこだわりたい。
そう再確認させてくれた中田選手の突然の引退でした。

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■ NFD自由花材編試験のツボ 「特殊構成理論(2)-----(1)現象形態」
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前回は、ドイツ・ヨーロピアンデザインを構成する2つの理論の1つである
お花の分析方法をまとめた「特殊構成理論」についてザックリとお話し、次の
6つの項目に分かれていると言うことをお話ししました。

(1)現象形態
(2)動きの形態
(3)表面構造
(4)色彩
(5)香り
(6)象徴性

そして、今回は(1)現象形態について詳細にお話ししようと思います。

現象形態?。。。何やら難しい響きですが、これは、とても単純な分類方法で、
花の姿や形を主張度として捉えて比較分類する方法です。

人間がお花を見た時、第一に姿や形が印象に残りますね。
そして、大きな花は印象度が大きく、小さい花は印象度が小さく感じるはず
です。
また、個性的な形を持っているものは、印象度が大きく感じるはずです。

そう、デザイナーである自分が感じた主張度を素直に受け止めて分類し、作品
に反映させるわけですが、とは言っても、作品を鑑賞する人が持つ印象とデザ
イナーとの印象にあまりに大きな差があっては、制作するデザイナーにとって
も鑑賞する人たちにとっても不幸な結果になってしまいますね。

そこで、その印象の統一化を計るための鍵になるのが「植生」ということにな
ります。

さあ、ここで植生?という、ちょっと普段使わない言葉が出てきましたので、
これはいよいよ難しいと思ってしまう人も多いようですが、何にも難しくはあ
りません。いたって簡単なことです。

植生というのは、自然の中でどういうふうにお花や葉が自生しているか?とい
うことで、独立して咲くか。群生して咲くのか。ということや、広い空間を必
要とするのか。必要としないのか。。。などの自生状況のことです。

この植物の自生状況を観察し把握しておくことを日頃から訓練しておくと、デ
ザインする時に植物から受ける印象を把握することができます。

そして、具体的には
(1)大きな主張 (2)中程度の主張 (3)わずかな主張
というふうに3つの分類方法に分けられるんです。

この3つの分類方法の詳細は次回に述べますが、その前に、今回はちょっと簡
単に例を上げてみましょう。

例えば、(1)大きな主張 は
そのほとんどは群生はせず、美しさを誇るように咲きます。
まさに孤高を持するように、背が高く凛とした強い印象を持っている植物です。
ユリ、アンスリューム、アマリリスなどが、これに当りますね。

(2)中程度の主張は
比較的少なく群生して生育し、ある程度の空間を必要とします。
花の形がはっきりしているものが多く、チューリップ、ダリア、ポピーなどが
これに当ります。

(3)わずかな主張
一つ一つの花の存在感は強くなく、雑草のように群生してはじめて主張度が出
てくるようなもので、バンジー、マリーゴールド、アスターなどがこれに当り
ます。

このわずかな主張は、別名、共同形態ともいい、NFD3級試験の作品テーマに
共同形態というものがありますが、これはこのわずかな主張だけを使ってデザ
インするというテーマになるわけです。

ちなみに、現象はドイツ語で〔Erscheinung〕と言い、意味としては、(その
背後にある「物自体」に対し)カント哲学で、多様な感覚内容が認識の主観的
形式によって規定されたもの。とされており、現象形態のことをエアシャイヌ
ングスファルメン(ERSCHEINUNGSFORMEN)と言うんです。

次回は(1)大きな主張 (2)中程度の主張 (3)わずかな主張
の3つの分類方法を、掘り下げてご説明しましょう。

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■ 久保数政スケジュール
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このコーナーでは、僕の活動スケジュールを公開します。
どこかの街で、会うことができたら気軽に声をかけてくださいね。

●花と食の饗宴2006
 開催地:秋田県大曲市
 7月15日(土)
 久保数政 デモ(PM 3:00〜5:00)
 4つの構成方法で制作する作品を2作品ずつ、合計8作品のデモンストレーシ
 ョンを行います。
 問合せ先:栗林生花店
 電話:0187-63-1604

◎花阿彌ツアー2006
 ふたつの見本市とパリ、フランクフルト 花の旅 参加者募集
 2006年9月4日〜9月11日
 メゾン・エ・オブジェとIFLO(イフロ)の見学と買い付け
 GBF(ドリス・エガット、ペーター・アスマンが講師を務めるフラワー
 スクール)の作品展見学
 現地生花店訪問や資材店でのクリスマスアイテムの仕入れなど

◆参加希望・お問い合わせはこちらへ
 花阿彌のメールアドレス info@hana-ami.co.jp
        電話番号 0467-87-0987

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■ 僕が登場するサイト
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花阿彌ホームページ♪
http://www.hana-ami.co.jp/
⇒僕が主宰するお花の学校です。
 本格的にプロのフラワーデザイナーを育成しています。

久保数政プライベートサイト
http://www.j87.net/kubo/
⇒僕のプライベートサイトです。
 フラワーデザイナーに興味がある方への情報サイトです。WFUとの共同企画
 で動画による僕のフラワーレッスンを300円で公開しています。
 今回のテーマは「初夏のトレンドをテーマにしたアレンジメント」です。

WFU(World Flower University)
http://www.j87.net
⇒Webで気軽に学べるお花の学校です。
 僕がヨーロピアンデザイン講座を担当しています。このメールニュースも、
 ここのスタッフの協力で配信しています。なんと「NFD自由花材編対策DVD」
 も販売していますよ。

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お花を愛するみんな。どうもありがとう。
次回もお楽しみに。
                フラワーデザイナー 花阿彌 久保数政
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