2009/09/27
【KKJ】184 時間と組織-2 組織のスピードを決める「バランス」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□□□ KKJ 【簡単・効果的な・時間管理術】 ビズアーク時間管理術研究所 メールマガジン ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2009/09/27 Vol.184 http://www.bizark.co.jp/ □□□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ご愛読ありがとうございます。 今週も『時間管理術研究所メールマガジン』をお届けします。 あなたの時間をより活用するために、ご活用ください! (執筆者:水口和彦プロフィール) http://jikan.livedoor.biz/archives/50993622.html  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ■第184回■ 時間と組織-2 組織のスピードを決める「バランス」 _________________________________ 今週の目次 【1】今週のテーマ: 時間と組織-2 組織のスピードを決める「バランス」 【2】時間管理術研究所ブログ Topics 【3】最新情報 【4】編集後記  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 【1】今週のテーマ 時間と組織-2 組織のスピードを決める「バランス」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ こんにちは。水口です。 転職や人事異動などによって、それまでとは違う組織で 仕事をしたことのある方は、 組織によって時間の感覚は結構違う 組織によって仕事の進み方、スピード感が違う そう感じたことがあるかもしれません。 これは組織の「体質」やその企業の「企業文化」的なものの表れとも 言えます。(これが組織運営の奥深いところ・・・と私は思います) これらには上司のふるまいも影響してきます。 たとえば、次のような上司のもとでは、どうなるでしょうか? ■ 「納期に厳しい上司」は、組織の仕事をスピードアップさせるか? ある組織の上司は「仕事の納期」に厳しい人でした。 各メンバーに仕事を割り振りする際には、 「いつまでにできる?」 と必ず確認していました。社外に約束する仕事だけでなく、社内的な 仕事でも納期の確認はおこたりませんでした。 しかし、その部署では、各メンバーの仕事が納期に間に合わないこと が時々あり、そんなときには上司の怒りが爆発したものです。 「何で、できてないんだ?」 「できるって言ったじゃないか?」 と叱責の嵐です・・・。 こうした「納期に厳しい上司」のもとでは、仕事はスピーディーに 進んでいきそうなものですが、実際はそうでもありません。むしろ、 他の部署と比べて、ちょっと仕事が遅いくらいです・・・。 これは、私も実際に見聞きした話です(ちょっと脚色してますが)。 なぜ、こんなことになってしまうのでしょうか? ■ 「納期に厳しい上司」 一般的に、上司が「仕事の納期を指示する」ことは決して悪いこと ではありません。 むしろ、「なるはや(なるべく早く)」などの、あいまいな指示を出さ れるよりも重要度や緊急性が分かりやすく、部下も動きやすいものです。 しかし、それと「納期に厳しいこと」とは、ちょっと違います。 先の例のように、納期が守れなかった部下を厳しく叱責することも、 時には必要なことです。しかし、なぜ仕事が遅れたのか、その事情も 考慮せず、頭ごなしに怒鳴りつけるのは逆効果なことがあります。 なぜなら、部下は(怒鳴りつけられるのが嫌なので)、「絶対に納期を 守れるように」納期を長め長めに申告するようになるからです。 そうなると、 「このプロジェクトは、がんばって短期間で完成させよう」 というチャレンジ精神は無くなり・・・ 「怒られないように、自分の仕事は納期を長めにしよう」 という、一種の「サバ読み」が多くなります。 ■ 納期設定に影響する「チャレンジ精神」と「サバ読み」 仕事の納期設定は、ざっくり言うと2つの考えのバランスで 成り立っています。 ・自分にとっては厳しいけれど、会社のため、周りの人のために 短い納期を設定しようという「チャレンジ精神」 ・もし、納期が守れなかった場合に困るので、絶対に守れる 安全な納期を設定しようという安全策(=納期のサバ読み) この2つのバランスで成り立っています。これらは、どちらも仕事に 対する責任感の表れであり、どちらも悪いというわけではありません。 勢いとスピード感のある組織では「早く完成させよう」という意識 が高く、各個人が短い納期設定で仕事を進めます。 ときには、その納期を守れないこともありますが、その遅れを叱責 するよりも、「どうすれば挽回できるか」を全員で考えます。 チャレンジ精神のある組織、「攻め」の意識で仕事を進める組織です。 ただし、それが行き過ぎると大きな失敗をしたり、取引先に迷惑を かけてしまうこともあります。 逆に、スピード感の無い組織では、「納期を守る」という意識、つまり、 安全確実な仕事に意識が向きがちなので長い納期設定で仕事を計画 しようとします。 これだと、各自が納期を守れたとしても、全体としての仕事のスピード は遅いものになりがちです。 安全策を取る組織、「守り」の意識で仕事を進める組織です。 これも良いのですが、これが行き過ぎると何事にもついてもアクション が遅く、他社より出遅れてばかりの組織になりがちです。 この「チャレンジ精神」と「安全策」は、どちらかが正解というわけ でなくバランスが重要です。 先の例(納期に厳しい上司の例)は、元々が「安全策」タイプの組織 でした。その組織で「仕事がなかなか進まない」ことに業を煮やした 上司がより「納期に厳しく」なったわけですが、これは逆効果です。 「納期が遅れた部下に厳しく対処する」ことで、部下の仕事のスピード は上がらず・・・、逆に「納期をより長めに設定する」ようになって しまったということです。 この場合、本当に組織のスピードを高めたければ、納期遅れを叱責する よりも、短い納期にチャレンジできるようにすること、もし遅れた場合 にカバーしあえる組織を作ることに注力すべきでした。 本人は良いと思ってやったことが、実は逆効果・・・ 組織運営の難しいところですね。 (次回に続きます)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 【2】時間管理術研究所ブログ Topics 毎日更新中です! _________________________________ 9/20~9/26の更新記事です 読者の方から頂いた情報もありました(感謝!です) ネット上のニュース記事をパラパラと見られたらいいのにという話の続き □ URL : http://jikan.livedoor.biz/archives/52030815.html 一人の気配りが全体の効率を上げる例としての「渋滞吸収運転」 □ URL : http://jikan.livedoor.biz/archives/52032897.html プロジェクトの流れが滞って、「渋滞」してしまうとき □ URL : http://jikan.livedoor.biz/archives/52032921.html 「格差社会」なのか? 相変わらず「一億層中流」なのか? □ URL : http://jikan.livedoor.biz/archives/52033270.html 「仕事」と「音楽」、「作業効率」と「音楽」の関係 □ URL : http://jikan.livedoor.biz/archives/52034123.html ホワイトボードをデジカメで撮るときの「反射」対策 □ URL : http://jikan.livedoor.biz/archives/52034611.html 無くて七癖?:職場で感じる「迷惑なクセ」って? □ URL : http://jikan.livedoor.biz/archives/52035498.html  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 【3】時間管理術研究所 最新情報 _________________________________ 9/26(土)に早稲田大学エクステンションセンターにて、 オープンカレッジ講座の講師を務めてきました。 (ビジネスに役立つタイムマネジメント実践講座) ご受講頂いた方、ありがとうございました! _________________________________  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 『時間管理の基本とコツ』 (学研「ビジネスの基本とコツ」シリーズ) 発売中です http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4054041400/ (薄めで、安くて、シンプルにまとめた本です。最初に読むならこれ!)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ asahi.com 「となりのビジネス達人」コーナーで 連載コラムを執筆中です。 「となりのビジネス達人」コーナー □ URL : http://www.asahi.com/shopping/column/busitatsu/ (私の記事は、次は9/28公開の予定です) _________________________________  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 【手帳制作サービスのお知らせ】 ご好評を頂いております、弊社オリジナルの手帳レフィルです。 私もこれを使用しています。 オリジナル手帳レフィル制作サービスの紹介ページ □ URL : http://www.bizark.co.jp/techo/index.html _________________________________ 【4】編集後記  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 組織と時間・・・というのは、なかなか奥が深いです。 今回の話は、実際に私が間近で見聞きしたことをベースにして いますが、上司が良かれと思ってやったことがアダになる・・・。 というのは辛いところでもあります。 スピードがあればいいかと言えば・・・それだけだとちょっと 危なっかしいところもあったりしますし、当たり前ですが、 バランスが必要ということになってしまいます。 そんなふうに、難しさがありますね。 もちろん、「組織」というのは人間関係はじめ、複雑なもの ですが、私は主に「時間」や「スピード」の切り口で、お伝え していきます。(一般にそういう組織論は少ないんですよね) では、また来週お届けします!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ KKJ【簡単!効果的な!時間管理術】 ┃ ビズアーク 時間管理術研究所メールマガジン ┃━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃【発行者】 (有)ビズアーク 時間管理術研究所 ┃【執筆者】 水口和彦 ┃ (プロフィール) http://jikan.livedoor.biz/archives/50993622.html ┃ ┃ 【URL 】 http://jikan.livedoor.biz/ (ブログ) ┃ http://www.bizark.co.jp/ (HP) ┃ ┃【このメールマガジンバックナンバーはこちら】 ┃ http://archive.mag2.com/0000190033/index.html ┃ (引用時はバックナンバーのURLを明記ください) ┃ ┃ Copyright 2005-2009 All rights reserved. ┃━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ このメールマガジンは読者の方に支えられて発行3年。 ┃ おかげさまで「まぐまぐ」殿堂入りメールマガジンとなりました! ┃ 応援やご紹介等も頂きまして、感謝しております。 ┃━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ みなさまからのご感想、ご質問をお待ちしています。 ┃ メールアドレス → mizuguchi@bizark.co.jp ┃━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ※ 配信中止、配信アドレスの変更はこちらから ┃ → http://www.mag2.com/m/0000190033.html ┃━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ┃※広告掲載をご希望される方へのお知らせ ┃ 本メールマガジンは読者の方の読みやすさを最優先とし、広告の ┃ 掲載は基本的にお断りさせて頂いております。ご了承ください。 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


