2009/01/31
◇ 楽読 ◆ 第135号 『まほろ駅前多田便利軒』
2009年1月31日(土) 第135号 読者数:193人 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 楽読 <ラクドク> 楽しく読んで、するっと学ぶ http://rakudoku.seesaa.net/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは、GTAこと荒川良幸です。 気がつけば、一月も今日で終わり。 月の最後が土曜日というのは嬉しいものですね。 とはいえ、今日の神奈川はどんよりと曇っています。 こんな日はのんびり本を読んで過ごしていたいものですが、 これから横浜まで出て遅めの新年会です。 この号から読んでくださっているみなさん、はじめまして。 本を読むのって、ともだちの話を聴くのと似てます。 おもしろければ、どんどん先を知りたくなるし、 つまらなければ、途中で投げ出しちゃいたくもなる。 そんなわけで、このメールマガジンでは、 「おもしろい」「泣けるね」「勉強になるなあ」 と私が感じた「ともだち」を紹介します。 ビジネス書・小説・エッセイ・まんが。 何かを学べると感じる本だったら、区別せずに取り上げてます。 今日は、この一冊です。 ▼▽▽ ――――――――――――――――――――――――――――――― 『まほろ駅前多田便利軒』 三浦しをん / 文春文庫 / 345ページ / 570円(税込) 〇 曽根田のばあちゃん、予言する 一 多田便利軒、繁盛中 二 行天には、謎がある 三 働く車は、満身創痍 四 走れ、便利屋 四・五 曽根田のばあちゃん、再び予言する 五 事実は、ひとつ 六 あのバス停で、また会おう ISBN 978−4−16−776101−1 アマゾン → http://tinyurl.com/decqzh ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆ 内容と感想 三浦しをんさんは小説家です。 1976年、東京都生まれ。 2000年に長編小説『格闘する者に○』でデビュー、 この『まほろ駅前多田便利軒』で2006年に直木賞を受けました。 ビロウな話で恐縮です日記(三浦しをんさんのブログ) http://blog.goo.ne.jp/below923 東京の外れにまほろ市という町がある。 その駅前で便利屋を営むのが多田啓介。 そこへ高校の同級生、行天春彦が転がり込んできて……。 という導入部からひと息に読めてしまう物語です。 明るいお話ではないのだけど、読み終わった感想はさっぱりしています。 六つの連作短篇はそれほど派手な事件もなく、 ゆるゆると進んでいきます。 飼い主募集中のチワワ。 コロンビア人○○のルル。 世界名作劇場のDVDばかり見ている由良。 凪子とはる。 カタギじゃない先輩と仲がいい清海。 犬のように首を振る北村。 どの登場人物も愛すべき人たちなんですが、 印象に残るのはやはり行天春彦なんじゃないかと思います。 深呼吸して夜のにおいを感じたり、 犬のように小金を貯めこみ鶴のように恩返ししてみたり、 ときには何の躊躇もなく人を殴れたりもする。 多田と行天のこれからを想像しながら読むのが楽しい一冊です。 蛇足かもしれませんが、解説は最後に読むことをおすすめします。 読者から想像する権利を奪うのってどうかと思いますから。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆ 今日の「学び」 前に進んでいる気がしないような日々であっても 生きていること自体が進んでいること。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― △△▲ ◇ あとがき 今年になってから手帳にいろいろ書き留めるようにしています。 今年の目標をいろいろ立てたので、その進捗状況も書いてみたりして。 活字の本を百二十冊読む → 昨日までで二十七冊 映画を五十本観る → 昨日までで七本 「楽読」を週に一度発行 → 一月はぎりぎり四号発行 意識するということって効果があるもんだなあと いまさらながら感心しますね。 気になる本があったら、ぜひ教えてください。 ご意見、ご希望、ご感想、ご不満も合わせて gtamk2@gmail.com まで お願いします。 このメールマガジンに返信してもらっても届きます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◇ ちょこっと自己紹介(初めての方だけ読んでくださいね) 子どもの頃は「医者になって無医村に行く!」と思っていたら、 小5の春に色覚異常が発現。 「お医者さんにはなれないよ」と言われちゃいました。 新聞記者にもなりたかったんだけど、自分にはそこまでの根性が ないことに気づいて方向転換。 高校教師をめざして大学に進んだまではよかったけれど、 ここで初めての挫折を味わいました。 25歳の春まで肉体労働で汗を流したあと、学習塾の教師に。 数学を教えることから始まり、次は英語科、 気がつけば全教科を教えることになってました。 36歳の春、なぜか運送会社の代表取締役に。 父や弟と一緒に、従業員十人ほどの会社を経営してます。 これで教える仕事ともお別れかあと思っていたんですが、 すぐに時間講師として復帰することになったりもして。 38歳の春、自分の教室を開きました。 すべてが自分の責任というのはすがすがしいですね。 とまあ、略歴はこんなところです。 趣味は読書、ゲーム全般、カラオケといったところ。 呑みに行くことも趣味……かもしれません。 忘れないようにしていることが、ふたつあります。 青空を見上げるだけで嬉しくなる、そんな気持ち 流されるのではなく、流れるように生きること ではでは、これからよろしくお願いします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆ 裏・あとがき これからシャワーを浴びて、ジムの入会手続きをしたら横浜に向かいます。 遅めの新年会、店の予約をしてあるんですが気がかりなことがひとつ。 昨日、予約日を間違えて店から電話がかかってきました。 「今日六時から予約されてますよね?」と。 あちらの勘違いだったんですが、今日の六時はかなり混んでいるようで、 「がんばって席をご用意しました」と言われました。 さて、どうなることやら。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 楽読 <ラクドク> 楽しく読んで、するっと学ぶ 135号 発行者:GTAこと荒川良幸( gtamk2@gmail.com ) 発行システム:『まぐまぐ!』( http://www.mag2.com/ ) 登録・解除は http://www.mag2.com/m/0000188754.html です


