2008/05/21
◇ 楽読 ◆ 第129号 『天国はまだ遠く』
2008年5月21日(水) 第129号 読者数:219人 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 楽読 <ラクドク> 楽しく読んで、するっと学ぶ http://rakudoku.seesaa.net/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは、GTAこと荒川良幸です。 今日はおだやかな天気ですね。 仕事をしながら、ちょっと音楽を聴いたりもして。 何度も聴いてしまったのは、ゆずの「春風」です。 あまりにいい天気なので、自転車で郵便局まで行ってきました。 空は青いし、風も心地よい。 田舎に勤めていても、たまにはいいことがありますね。 この号から読んでくださっているみなさん、はじめまして。 本を読むのって、ともだちの話を聴くのと似てます。 おもしろければ、どんどん先を知りたくなるし、 つまらなければ、途中で投げ出しちゃいたくもなる。 そんなわけで、このメールマガジンでは、 「おもしろい」「泣けるね」「勉強になるなあ」 と私が感じた「ともだち」を紹介します。 ビジネス書・小説・エッセイ・まんが。 何かを学べると感じる本だったら、区別せずに取り上げてます。 今日は、この一冊です。 ▼▽▽ ――――――――――――――――――――――――――――――― 『天国はまだ遠く』 瀬尾まいこ / 新潮文庫 / 183ページ / 380円(税込) ISBN 978−4−10−129771−1 アマゾン → http://tinyurl.com/5rhq67 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆ 内容と感想 瀬尾まいこさんは1974年に大阪府で生まれ、大谷女子大学国文科を卒業。 2001年に『卵の緒』で第7回坊ちゃん文学賞を受賞しました。 2005年には『幸福な食卓』で第26回吉川英治文学新人賞も受賞。 いまは京都府内の中学校で国語を教えています。 周りから見れば大したことではないように思えるけれど、 その人自身は悩みにどっぷりと沈んでしまう。 そんなことってありますよね。 この『天国はまだ遠く』の主人公、千鶴は23歳。 毎日がつらくて、もう死んでしまおうと決めて山奥の民宿へたどり着きます。 そこで睡眠薬をたっぷりと飲むのですが、なぜか死ねずに……という物語。 新鮮とか斬新ということばとは縁がない展開ですね。 けれど、そこがこの小説の魅力でもあります。 海や山を身近に感じる土地で、何をするでもなく過ごす日々の中で 千鶴はいろいろなことに気づきます。 「シンプルに生きていくのは忙しい」 「温かい所にいてはだめだ」 なんて印象的なことばを発するかと思えば、 呑み会で食べまくったうえに呑みまくり、 軽トラに揺られて……なんてこともあります。 そして、最後に千鶴が気づくのは「もう○○○はおしまいだ」ということ。 展開が途中で読めても、読み進めるのが心地よいので心配いりません。 民宿たむらの味噌汁が飲みたくなる一冊です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆ 今日の「学び」 そこにあるものを、そのままで受け容れる。 難しいことではないはずなのに、なかなかできないのはなぜでしょうか。 凝り固まるのは体だけではないのかも。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― △△▲ ◇ あとがき ほんと、時間は作るものだなあと実感しています。 まだまだ日刊状態が続きそうで自分でも驚いたりして。 先週から焼き鳥を食べたいまま過ごしているので、 今夜はとんかつでも食べようかと思います。 たまには、ひとりで外食もいいかなあ。 気になる本があったら、ぜひ教えてください。 ご意見、ご希望、ご感想、ご不満も合わせて gtamk2@gmail.com まで お願いします。 このメールマガジンに返信してもらっても届きます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◇ ちょこっと自己紹介(初めての方だけ読んでくださいね) 子どもの頃は「医者になって無医村に行く!」と思っていたら、 小5の春に色覚異常が発現。 「お医者さんにはなれないよ」と言われちゃいました。 新聞記者にもなりたかったんだけど、自分にはそこまでの根性が ないことに気づいて方向転換。 高校教師をめざして大学に進んだまではよかったけれど、 ここで初めての挫折を味わいました。 25歳の春まで肉体労働で汗を流したあと、学習塾の教師に。 数学を教えることから始まり、次は英語科、 気がつけば全教科を教えることになってました。 36歳の春、なぜか運送会社の代表取締役に。 父や弟と一緒に、従業員十人ほどの会社を経営してます。 これで教える仕事ともお別れかあと思っていたんですが、 すぐに時間講師として復帰することになったりもして。 38歳の春、自分の教室を開きました。 すべてが自分の責任というのはすがすがしいですね。 とまあ、略歴はこんなところです。 趣味は読書、ゲーム全般、カラオケといったところ。 呑みに行くことも趣味……かもしれません。 忘れないようにしていることが、ふたつあります。 青空を見上げるだけで嬉しくなる、そんな気持ち 流されるのではなく、流れるように生きること ではでは、これからよろしくお願いします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆ 裏・あとがき 実はもう事務所を出ていて、いまはバスの中です。 イーモバイルを使い始めてから、どこでもネットにつながるうえに速いので、 気軽に接続しちゃいますね。 これはこれで失われるものがあるような気も。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 楽読 <ラクドク> 楽しく読んで、するっと学ぶ 129号 発行者:GTAこと荒川良幸( gtamk2@gmail.com ) 発行システム:『まぐまぐ!』( http://www.mag2.com/ ) 登録・解除は http://www.mag2.com/m/0000188754.html です


