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漫才西遊記。こんな奴らが天竺にいける!?「「ウィークリーまぐまぐ[エンタテイメント版]」2006/04/28号「今週のおすすめコーナー」に掲載!

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2007/12/25

ネオ西遊記 vol.31


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           漫才バージョン  西遊記 vol.31            
 
      
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            第三十一話:I Can't Stop


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 メリークリスマス! 
 …の発行となってしまいました;
 今回から、人物紹介をつける事にしました; その方が分かりやすいのではないか
と思うので。
 そえでは、皆様素敵なクリスマスをお過ごしください!

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★登場人物紹介==================================================================

□メインキャラ□
 ●三蔵…天界高校の不良学生。
     素行の悪さで天界を追放され、罰ゲームで天竺を目ざしている。

 ●悟空…天界高校理事長であるお釈迦様の高度なギャグに『つまらん』と答えた罪
     で天界追放になった。その後なぜか、三蔵の弟子に。あまり役に立たない
     仙術が得意。

 ●八戒…元、桃尻山の女王。ダイエットのために三蔵を食おうとして失敗。改心して
     三蔵の弟子に。前世は天界一の美女だったらしい。

□ゲストキャラ□
 ●エスカルGO…宿敵マイマイカブリに仲間を売り、妖力を手に入れたカタツムリの
        妖怪。

 ●三蔵ツムリ…エスカルGOの呪いでカタツムリにされた三蔵の仮名

 ●悟空ツムリ…エスカルGOの呪いでカタツムリにされた悟空の仮名

★前回までのあらすじ=============================================================

 カタツムリ妖怪エスカルGOの魔の手から逃れるべく時速32メートルで走る八戒であっ
た。

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「つらいぞよ、しんどいぞよ」
 走りながら八戒は愚痴ります。
 しかし、南の洞窟まで一度も立ち止まらずにたどり着ければ、元の美しい姿に戻れ
るのです。八戒は歯を食いしばって走り続けました。
 が、日ごろの運動不足がたたり、どんどんスピードが落ちて行きます。
 やがて背後にぴったりと迫ったエスカルGOがシャアアッと赤い口をぱっくり開いて
噛み付こうとして来ました。

「怖いぞよ!」

 恐ろしさのあまり、八戒のスピードが時速100メートルにアップします。おかげで、
エスカルGOとの距離がみるみる開いて行きました。
「ちくしょう!」
 エスカルGOは悔しがりました。
「こうなったら奥の手ずら! 足止めの術を使うずら」

「足止めの術ってなんや?」

 三蔵ツムリが悟空ツムリに尋ねます。すると悟空ツムリが答えました。

「相手の関心をひく幻を見せて、足止めを食らわす術や」

 悟空ツムリの言葉が終わるか終わらないかのうちに、辺りが白い霧に包まれ、そし
てそこに一人の超イケメンが現れました。
 超イケメンは言いました。
「そこの可愛いピンクちゃん。ちょっと立ち止まって僕と遊ぼうよ」

 …立ち止まりたいぞよ!

 八戒は誘惑されかけました。
 しかし、ここで立ち止まっては、元の美しい姿に戻る事はできません。
 八戒は、歯を食いしばってこらえました。

「くそ、見かけによらず根性のある奴ずら! こうなったらさらに奥の手ずら!」

 エスカルGoは言いました。
 そして、超イケメンに命令しました。

「あいつが、今一番ききたい言葉を囁いて、なんとしても口説き落とすずら!」

 超イケメンは頷くと、軽やかに八戒の元までやって来て八戒の耳もとでこう囁きま
した。


「先生。たとえ、年が30才離れていても、僕にとってのミスユニバースは先生だけだ
よ…」


「って、一体どういうシチュエーションやねん」
 つぶやく三蔵ツムリ。
 一方、八戒は感動のあまり震えています。

「嗚呼。一度でいいから言われたかった言葉ぞよ! …でも、わらわは決して立ち止
まらないぞよ」 

 八戒が、そう言ったとたん、イケメンの幻は消えました。

「ちくしょう!」
 エスカルGOはますます悔しがりました。
「じゃあ、これならどうずら! キャラクター王者夢のコラボレーションずら!」

 そう言ってエスカルGOがつくり出したのは、ミッキーのぬいぐるみを着たキティちゃ
んでした。
 キティちゃんは言いました。

「ハロー! わたしミッキティ! ただいま限定発売中よ!」

「ミッキティ?」

 八戒は誘惑されかけています

「かわいいぞよ! 欲しいぞよ!」

「あほか!」
 三蔵ツムリが言いました。
「あんなもん、この世に存在するかい!」
「そうや、そうや」
 悟空ツムリも言いました。
「あんなもんの存在、ディ●ニ−が許さんわい!」
 その言葉で八戒は我にかえりました。

「そうだぞよ! 冷静になるぞよ!」

 八戒が、そう言ったとたん、ミッキティの幻は消えました。


「キー! 強情なやつズラ〜!」

 エスカルGOが地団駄踏みます。

「じゃあ、これならどうずら。高級ブランド作戦ずら〜!」

 エスカルGOの声とともに、次に八戒の現れたのは一匹のカッパでした。

 三蔵は首をかしげました。

「こいつの何が高級ブランドやねん?」

 するとカッパは頭の皿を指さし言いました。

「一点豪華主義! 皿だけウェッジウッドです」

「どうでもいいぞよ!」

 八戒は叫ぶと、さらにスピードをアップさせました。
 どうやら、ランナーズ・ハイになったようです…! 別人のような俊足です。

「ちくしょー! このままでは済ませないズラ〜!」

 悔しがるエスカルGOの姿もどんどん小さくなり、やがて見えなくなりました。

 この調子なら、南の洞窟にもあっという間にたどり着けるかもしれへんなあ〜と三
蔵ツムリが楽観的になった時、突然、どこからかかわいい声が聞こえて来ました。

「もしもし、そこのお方。どうか私を助けてください」

 声の正体は、一体!?
 

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『ネオ西遊記』   作:発行/ min 2007/12/24
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