2008/06/12
40代からはじめる女性の経済塾(第38回この時期に債券投資?)
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40代からはじめる女の経済塾
(第39号)
2008年6月12日
この時期に債券投資?
皆さんこんにちは。
お勤めの皆さんはボーナスシーズン到来で鬱陶しい梅雨もなんのそのでしょう
か。この時期、銀行や証券等の資産運用に関する広告が気になりませんか。
今回はこれらの広告を多少懐疑的に見ている方や、より堅実な投資を望んで
いる方に債券投資の話をします。現状ではかなり天邪鬼な話題です。
ご存知のように最近、世界的に「インフレ」への傾向が云々されています。
この傾向は一直線で加速するというのではなく中長期的な傾向として捉えら
れているようです。このようなインフレ傾向時には債券投資は不利になるので、
株式投資にシフトするのが投資の王道ですね。
では何故債券投資は不利なのでしょう。金利が固定だからです。国債や社債
券は金利を発行時のレートで固定します(一部に金利変動型もありますが)。
このためインフレが進行(物価上昇・貨幣価値下落)すると、相対的或いは
実質的に金利の価値が低下し債券価値も下がります。
また国はインフレ抑制目的から金利を上げ、過剰な資金需要を抑えようとしま
す。この状況になると預金金利が上昇し、債券を選好していた人たちはより堅
実な預金を選ぶ傾向が強いので、需給の関係でも債券価格は低下します。
しかし、債券は満期まで保有していれば当初の投資額である額面額で償還さ
れます。従ってインフレによる実質的な目減り或いは相対的な損失(得べかりし
利益を失う=機会損失)はありますが、元本を減少させる心配はありません。
ここが株式投資と異なる点です(外国債券は為替が介在するので円貨換算の
元本は変動する)。従って元本が目減りする不安を敬遠したいという人にとって
は、必ずしも債券投資は不利と断言できないのです。
更に、新たに発行される国債などの債券以外に、過去に発行された債券すな
わち既発債を購入する投資方法もあります。上記の如く長期金利の上昇は債
券価格の下落を招くので、既発債は額面金額以下で売買されます。この売買
価格と額面額の差額は満期まで保有することによって投資益となります。
これを償還差益といいます。
償還差益は税務上雑所得です。他の所得と損益通算できます。但しこの場合
満期まで保有していなければ無意味ですから、銘柄選択にあたっては償還ま
での期間がポイントです。さりながら、未だ金利の上昇や景気の先行きが不明
確なときはあまり長期の投資は考えものでしょう。機会損失が大きくなる可能
性があります。
資産形成の方法は人それぞれです。無理な投資方法は往々にして良い結果
をもたらしません。働く女性の場合40代、50代の仕事の仕方は、その後の人
生を左右すると言っても過言ではないでしょう。老婆心ながら、投資に時間を
割けないような時は、無理せず確実な方法を選択して仕事に集中するほうが、
結果として大きな成果を得るチャンスを捕まえているように思います。
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発行・編集:(有)オンステージ
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