2009/10/19
参議院議員 峰崎直樹 NEWS LETTER744号 副大臣日誌第4号
皆さんこんにちは!民主党参議院議員峰崎直樹です。 今まで名刺等交換させて頂いた方々や、御支援を頂いた方々にメールでも「ニュースレター」を配信させて頂きます。 恐縮ですが、メールの配信をご希望されない方は「配信停止」をsapporo@minezaki.net までご連絡ください。 また、ご質問、ご意見がございましたら、あわせて上記のアドレスまでご連絡ください。 ☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆ ■胸突き八丁に差し掛かった鳩山内閣 鳩山内閣発足から1ヶ月、ようやく内閣の動きが平常心で見ることができるようになりつつある。 今までは、とにかく次から次へと各大臣が、マニフェストに基づき新しいメッセージを打ち出され、 各省庁では副大臣と政務官も含めた政務三役の意思統一も進められ、国民には政権交代によって本 当に日本が大きく変わるのではないか、という期待を抱いてもらうには十分な動きだったと思う。 けっして、贔屓目に見ているからではなく、各種の世論調査にもそれは現れている。内閣支持率は、 発足直後の70%台からやや下がって60%台だが、何が一番評価されているかといえば、政策の内容 と実行力が高くなっていることからもそれがいえよう。 そうしたなかで、一番の難問に直面している。それは、予算問題であり、第一に麻生内閣の下で 組まれた第2次補正予算から、いかに不要、不急の財源を執行停止にし、次の予算に使える財源とし て生み出せるのか、ということにあった。結果として、3兆円にあとわずかという額(2兆9259億円) まで切り込めたのだが、各大臣はいざ自分の担当する省庁に入ってみると、なかなか一度ついた予 算は切り取れないのであろう。藤井財務大臣以下の財務省と、仙谷行政刷新大臣の両輪のもと、獅子 奮迅の大活躍によって、ようやく3兆円近くまで切り込むことができたのだ。 ■税収の落ち込みは、想像以上に深刻だ 第二は、来年度の概算要求問題である。マニフェストで約束した子ども手当てや高校事業料の無 償化などは別枠として、麻生内閣による概算要求案を削減することを求めたのであるが、結果とし て95兆円近くまで膨れ上がり、各省庁の要求の中には金額が明示されない事項要求になったものも あり、年末までに進められる予算査定作業が本格化する。当然、これまでの予算に対して、一般会 計だけではなく特別会計も含めて厳しい査定作業が進められることは必至である。というのも、今 年度の税収見積もりが麻生内閣の下では46兆円と見込んでいたのだが、どう見ても40兆円を下回る ことが確実になりつつあり、来年度の経済見通しが好転したにしても、法人税や所得税収の伸びが 落ち込むことが予想されるだけに、国債発行が大幅に増えることも予想されるのだ。麻生内閣が作 った44兆円という国債発行額上限は、何としてもそれ以下に抑えたい、という鳩山総理発言もある わけで、大変な予算編成になりそうである。 ■財源の捻出、国民への説得活動が重要だ これからの査定については、財務省の主計局だけではなく行政刷新会議による事業仕分けが重要 になってくる。これまでの野党時代に民主党が厳しく追求してきただけに、無駄な事業そのものは かなり少なくなってきている中で、これからは少数の国民にとっては不可欠でも、国民が無駄と思う 歳出にメスを入れることができるかどうかにかかってくる。当然、少数の国民に対する説得が不可欠 となる。さらに、急がなくてもよいものは、予算執行スピードを落とすことで歳出抑制が可能になる。 また、予算の執行過程に対しても無駄を監視していく必要がある。こうした削減で、慶応大学の土居 教授は数兆円プラスアルファ削減が可能と見ておられる(エコノミスト09年10月13日号)。これらのこ とが簡単ではないことは、八ツ場ダムの例一つを見てもいかに大変なことか、理解できよう。まさに 財源問題という大きな壁にぶち当たってきつつあるのだ。 ■苦しいけど、財源を捻出し公約実現へ さて、鳩山内閣の中で一番難問を抱えて苦労されているのが長妻厚生労働大臣であろう。マニフェ ストに掲げた公約を、いかに実現していけるのか、大変な苦労をされている。後期高齢者医療制度を 廃止する公約を今後3年間棚上げすることや、来年1月からの年金保険機構発足容認への変更など、 これからも大変な作業が待ち受けている。やはり、福祉の充実に向けて、今のままでは限界が来てい るのかもしれない。また、厚生労働省は、一人の大臣でこなせないほど仕事の領域が広すぎるとも言 われている。もちろん、他省庁のことは言えないのであり、財務省としてどのように予算への切込み を進めていけるのか、また税制改革によってどのくらい新規財源が生み出せるのか、今後真剣に検討 を加えていかなければならないのだ。租税特別措置の見直しなど、大変な抵抗の中で改革が求められ るのだ。少なくとも、苦しいけれども来年度の予算編成の中で、国民に負担を求めることなく、無駄 な仕事や不要不急の予算に切り込んで財源を生み出し、マニフェストの公約を実現していく必要があ るのだ。 ☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆ 峰崎直樹プロフィール 1944年10月14日生 1992年参議院北海道選挙区初当選 1998年参議院議員2期目当選 2004年参議院議員3期目当選 現在 財務副大臣


