2009/08/31
参議院議員 峰崎直樹 NEWS LETTER 738号
皆さんこんにちは!民主党参議院議員峰崎直樹です。 今まで名刺等交換させて頂いた方々や、御支援を頂いた方々にメールでも「ニュースレター」を配信させて頂きます。 恐縮ですが、メールの配信をご希望されない方は「配信停止」をsapporo@minezaki.net までご連絡ください。 また、ご質問、ご意見がございましたら、あわせて上記のアドレスまでご連絡ください。 ☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆ ■歴史的な政権交代選挙、民主党308議席の圧勝 まさに歴史的な総選挙になった。民主党の大勝、自民党の惨敗という結果は、見方を変えれば2005 年の小泉総理の実施した郵政解散総選挙の裏返しであり、その象徴ともいえるのが北海道12区の武部 元自民党幹事長の小選挙区での落選である。小選挙区のウエイトの高い現在の選挙制度においては、 流動的な投票行動をとる約1000万人の方たちの動向が大きく左右してくる。「郵政改革こそ改革の本 丸」と「政権交代」というスローガンの違いはあるが、国民の不満に対する的確なキャッチフレーズ を、マスコミを使って流布させていくかが一番重要な選挙戦術なのだろう。 次の解散・総選挙がいつになるのか不明だが、来年の参議院選挙もまた重要な権力の行方をかけた総 力戦になろうとしている。参議院では民主党はまだ過半数を得ていない。万が一過半数をさらに割り 込めば、いくら民主党が過半数を得た衆議院でも、参議院の法案に対する権限は衆議院と対等なのだ。 まさに、ねじれ国会が再現し、野党多数の参議院議会運営の中で、自民党と同じ苦悩が始まる。まさ に、フランス語のデジャブ(既視観)なのだ。そこで、再び数の力の議会運営がなされれば、議会制民 主主義は機能せず、民主主義が機能不全に陥ることは必至だろう。二院制の弊害を、よく考えてルー ル化しておくべき重大な問題なのだ。 ■これから問われる、政権政党の統治能力 さて、これからの民主党政権の抱える課題はまことに深刻・重大である。2大政党制が、有効に機能 するのかどうかが問われよう。民主党が自民党の長年続いた失策によって政権を継承したわけである が、一番の課題として「官僚制」との関係がある。どのような政官関係を形作ることができるのか、 ということにある。イギリス型の公務員制度にしていくことが果たして可能かどうか、官僚と政治家 の接触のルートを内閣に入った政治家だけに絞れるのか、内閣に入った100人以上の政治家が、どのよ うにして行政をコントロールできるのか、報道によれば、イギリス本国では今の仕組みを変える必要 がある、ともいわれ始めているという。 要は、マニフェストをどのように実現させていけるのか、その統治能力が問われることはもちろんで あるが、生きた現実の求める政治課題は、次から次へと押し寄せてくる。それに対して、有効な対処が 可能になるのか、統治能力とはそのような危機管理問題も含めてまことに重要であろう。さらに、マニ フェストで出ていない重要な問題である「少子化」を防ぐ方策、とりわけ移民問題など真剣に検討しな ければならないし、GDPの180%を越す財政赤字の累積に対して、どのような財政再建の道筋をつけていく のか、これまたまことに深刻である。当面する経済問題でいえば、深刻化する失業・雇用問題に対して どのように対策を進めていくべきなのか、潜在している失業者を加えれば10%を越す失業率になること も予想されているだけに、補正予算の見直しや来年度予算編成のあり方に直結する深刻な課題であろう。 ■政権政党としての人材・政策の切磋琢磨の必要性 もちろん、財源問題について、無駄を省くための「行政刷新会議」の機能化を早めるべきだし、「国 家戦略会議」のあり方についても、直ちにその人選を急いでいく必要がある。さらに、意外と大きな問 題になると思われるのが国会対策のあり方について、どのように改革していけるのか、である。われわ れ民主党だけが、いくら政府・与党一体の政権運営をめざしても、野党側が依然として旧来型の対応を 求めてくることもありうるわけで、今後の議会運営のあり方についての改革も重要である。まして、衆 議院で今回当選してくる新人議員は150人近くになるであろう。その方たちが議会の中でどのように活動 していけるのか、数は多いが戦力としては未知数なのであり、今後の新人議員に対するオリエンテーシ ョンについて、参議院議員も含めてしっかりと進めていく必要があろう。政策と人材の切磋琢磨こそが、 今後の民主党躍進の鍵であり、党内民主主義の活性化とともに教育・研修機能と政策シンクタンク機能 の強化はまさにこれからの重大な課題といえよう。 それにしても、自民党がかつて「包括政党」と言われていたことがあるが、民主党が「包括政党」に なりうるのだろうか。冷戦時代の55年体制が崩壊した今、新しい政策対抗軸のあり方について、しっか りとしたものを作り出さなければ「烏合の衆」となり、意外にひ弱な政権になる恐れが強い。選挙制度 が2大政党制に収斂させるものだけに、国民に対してわかりやすい選択肢となる政党の理念を、しっかり と確立していく必要がある。心してあたらなければなるまい。 ☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆ 峰崎直樹プロフィール 1944年10月14日生 1992年参議院北海道選挙区初当選 1998年参議院議員2期目当選 2004年参議院議員3期目当選 現在 参議院 予算委員会 筆頭理事 民主党税制調査会 会長代行


