2009/08/31
参議院議員 峰崎直樹 NEWS LETTER
皆さんこんにちは!民主党参議院議員峰崎直樹です。 今まで名刺等交換させて頂いた方々や、御支援を頂いた方々にメールでも「ニュースレター」を配信させて頂きます。 恐縮ですが、メールの配信をご希望されない方は「配信停止」をsapporo@minezaki.net までご連絡ください。 また、ご質問、ご意見がございましたら、あわせて上記のアドレスまでご連絡ください。 ☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆ *本737号は、当初8月24日に配信する予定でしたが、衆議院選挙期間中のため配信が本日になりま したことをご了承ください。 ■民主党300議席に迫る予測に思うこと 選挙戦に入ると、こうしたインターネットによる選挙活動が禁止されるという。まことに馬鹿げ た規制には、うんざりさせられる。だが、そんな禁止にはくそ食らえで、あえて定期的な週間報告 をさせてもらおうと思う。 選挙戦に入った序盤戦の戦いが報道されている。いずれも、民主党が300議席に迫る勢いで圧勝 し、自民党が大きく議席を減らし惨敗するというものである。本当にそうだろうか、というのが実 感であるが、各誌が報道しているのでそれほど大きな狂いがあるとも思えない。もし、300議席に迫 る結果が出るとすれば、選挙を通じて政権交代が実現するという成熟した民主主義国家としての当 たり前の結果が始めて実現されることになる。小生は、最初に立候補した1992年に政権交代可能な 日本の民主主義を実現したいと訴えてきたわけで、まことに感無量の気持ちでいっぱいである。 それにしても、4年前の小泉総理の下での優勢改革選挙での自民党の300議席という圧勝には唖然 とさせられたのだが、今回は報道によれば民主党側が300議席に迫る圧勝となるのであれば、まこと に大きな反動に「果たしてこのような選挙制度でよいのだろうか」という思いがつのる。権力のダ イナミックな転換ということが、小選挙区では当たり前なのだが、あまりにも激しい議席数の転換 には安定した政権運営には程遠い。政党のガバナンスという点において、敗北した政党がどのよう に党勢を立て直していけるのか、イギリスの例などにも学ぶ必要がありそうだ。さらには、小選挙 区制度導入して早くも15年近くたとうとしており、この間今回で5回目の選挙となる。このままの 選挙制度でよいのか、参議院の選挙制度改革と並んで検討されるべき時期に来ているように思われ る。 ■本当に世界経済は回復したのか、バーナンキ発言に疑問 さて、経済についてみてみたい。最新の情報によれば、バーナンキFRB議長は、経済は完全に底 を脱したと発言されたという。たしかに、先進国の落ち込んだ経済の指標は表面的には今年の1~3 月で底を打ち、日本でも先日発表された4~6月は年率に換算して3.7%の実質GDPの伸びを示したと いう。ただし、一番問題なのは雇用であり、アメリカでも失業率が依然として9.7%と高水準で、サ ブプライムローン問題からプライム層へと不良資産問題が進展し始めており、金融危機の問題とし てはむしろ深刻さを増してきている。今後、アメリカ経済がV字型の回復を示すとは考えられず、 今後再び不況に突入するいわゆるW字型の展開を示すと考えるほうが妥当なのではないかと見るべき である。EU経済は、アメリカ以上に深刻であり、東欧の新興国を抱えたEU経済の回復は、まだまだ 深刻なものがある。 また、日本経済のほうも、アメリカ経済が復調したとしても、かつてのようなバブル的な需要の 拡大が望めない以上、輸出主導での回復が期待できないし、公共事業による財政支出が伸びている ものの、いつまで持続するのか期待できず、内需の圧倒的なウエイトを占めている国民の消費支出 もエコカーやエコ家電などの支出増も、需要の先食いに過ぎず、内需拡大のリーダーではない。中 国をはじめとする新興国の発展に期待がかかるわけであるが、肝心の中国経済はバブル状態といわ れ、なかなか先行きの見通しがもてなくなっているという。国民生活を牽引していくためには雇用 の拡大が必要なのであるが、失業率は5.4%と過去最高に迫ってきているし、潜在失業者が507万人 にも達する状況で、雇用調整助成金によってかろうじて企業内に失業者となるべき人口を押しとど めているのが現状である。それだけに、内需の拡大は相当厳しく、年末から来年にかけて再び経済 成長がマイナスに転化することも予想される状況にある。まことに、日本経済の直面している現状 と見通しは暗いのだ。 ■政権交代しても直面する現実は深刻である そうした中で、政権交代が実現されたとしても、巨大な財政赤字を背負っての出発であり、マニ フェストで約束して予算を策定していくわけだが、税収の落ち込みと今年4月に策定された補正予算 の重石も加わり、来年度の予算に占める国債費の重圧はまことに重たいものがある。しかし、ここ は約束をしっかりと守りきって政治に対する信頼を勝ち取る必要があるわけで、しばらくは、茨の 道を歩み続けるほかは無い。夢にまで見た政権交代ではあるが、直面している現実はまことに重く 両肩にのしかかってくるのだ。 ☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆ 峰崎直樹プロフィール 1944年10月14日生 1992年参議院北海道選挙区初当選 1998年参議院議員2期目当選 2004年参議院議員3期目当選 現在 参議院 予算委員会 筆頭理事 民主党税制調査会 会長代行


