2009/08/25
参議院議員 峰崎直樹 NEWS LETTER【号外】09年8月24日ビジネスアイ掲載コラム
皆さんこんにちは!民主党参議院議員峰崎直樹です。 今まで名刺等交換させて頂いた方々や、御支援を頂いた方々にメールでも「ニュースレター」を配信させて頂きます。 恐縮ですが、メールの配信をご希望されない方は「配信停止」をsapporo@minezaki.net までご連絡ください。 また、ご質問、ご意見がございましたら、あわせて上記のアドレスまでご連絡ください。 ☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆ 09年8月24日付 フジサンケイビジネスアイに掲載されたコラムをお送り致します。 ■問われるJAL支援の継続性 参議院議員 峰崎直樹 7日に日本航空(JAL)の2009年度第1四半期決算が発表されたが、連結営業損益が前年同 期比900億円減のマイナス861億円と赤字幅が拡大した。一方、JALに対しては日本政策投資 銀行を中心に1000億円の政府保証付き融資が実施されており、さらに1000億円の追加融資も 要請されている。 昨秋のリーマン・ショック以降の金融危機に対応した措置と説明されているが、その前提となるJ ALの財務内容についての議論が置き去りにされたまま、安易に支援が継続されている感は否めない。 確かに、JALは09年3月末で1967億円の純資産を有するが、繰り延べヘッジ損失2018億 円や退職給付債務3315億円について引き当て不足が生じている。現行基準では債務超過ではない ものの、保守主義の原則を厳格に適用すれば債務超過の懸念も指摘される。 今後の予想はさらに深刻である。今年3月末で約1兆円の有利子負債を抱え、1年以内に返済を求 められる借金が1804億円、今後数年間は毎年、1000億円を超す負債の返済が待ち受けている。 そこへ、新型機の購入総額1兆3965億円が加わり、支払額は負債の返済分も含め、毎年3000 億円超の資金が必要と試算されている。にもかかわらず、来年3月期の業績は1080億円の赤字が 予想されている。 政府は国土交通省、財務省、官房長官の3閣僚の協議で1000億円もの政府保証付き融資を決め たが、このままでは焼け石に水といえ、やがて政府保証分は国民負担となって跳ね返ってくることが 危惧(きぐ)される。 翻って、航空産業に対する政府の緊急支援策としては、9・11テロ攻撃に襲われた際の米国の対 応が参考になると思われる。米国ではテロ攻撃直後から全面的な飛行停止措置の発令やその後の需要 落ち込みに対し、補助金の拠出や救済融資が実施された。 ただし、融資には厳密な条件が付けられ、コスト削減が必要な場合には、コストカットに応じて融 資額が決められた。また、融資に政府保証を付す際には、ワラントを政府が取得し、その後の立ち直 りによる株価上昇の利益を国が確保できる仕組みになっている。 この米国の例をひくまでもなく、JALに対する日本政府の対応は安直と言わざるを得ない。政府 保証には保証料も付けられておらず、経営に国交省が介入する市場性を無視した対応は継続性に疑問 符が付く。 ☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆ 峰崎直樹プロフィール 1944年10月14日生 1992年参議院北海道選挙区初当選 1998年参議院議員2期目当選 2004年参議院議員3期目当選 現在 参議院 予算委員会 筆頭理事 民主党税制調査会 会長代行


