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2009/05/11

参議院議員 峰崎直樹 NEWS LETTER【号外】09年5月11日ビジネスアイ掲載コラム

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09年5月11日付 フジサンケイビジネスアイに掲載されました
峰崎のコラムをお送りします。


『巨額の財政出動 どう管理」

                           参議院議員 峰崎直樹

 日本経済の昨年10〜12月のGDP(国内総生産)の伸びは、年率換算マイナス1
2.1%と主要先進国中最悪で、今年1〜3月期も同程度の落ち込みが予測されてい
る。そうした中で大型の補正予算案が策定され、衆議院・予算委員会での審議が始まっ
た。注目したいのは、これだけの経済の落ち込みに対して、財政出動は当然としても、
果たして財政の維持が可能かどうかだ。
 今年度の予算規模は当初予算88兆円に補正14兆円を合わせて計102兆円と初め
て100兆円の大台を突破する。景気低迷下での税収減で、昨年度は54兆円という予
測が47兆円に落ち込んだため、埋蔵金や赤字国債の発行でつじつまを合わせた。
 今年度の税収見積もりは47兆円だが、不足の大半は国債発行に頼らざるを得ず、そ
の額は37兆円に及ぶ。今回の補正で必要な14兆円のうち10兆円近くが新規国債
で、当初予算とあわせると47兆円、それに財政投融資財源に使われる財投債を加える
と58兆円になる。ここまでの発行額は新発債だけであり、これに借換債91兆円を含
めると、実に149兆円に達する。さらに、経済成長率見通しが当初の0.0%からマ
イナス3.3%に低下するので、税収見積もりも大幅に落ち込み、今年度末には再び税
収の減額補正と赤字国債の発行が不可避となりそうだ。
 これだけの大型の補正予算を組んでも景気が回復しなければ、来年度もまた今年度を
上回る予算を編成せざるを得なくなる。いつになったら平常の予算編成に戻るのか、
「出口戦略」が見えてこない。先進国で最も国の債務が多い日本が、さらに借金を増や
し続けていくことに危惧(きぐ)を抱かざるを得ない。
 最大の問題は巨額の財政出動をどのようにファイナンスしていくのか、ということ
だ。徐々に長期金利が上昇し始めているが、市場によるファイナンスという正統的手法
ではなく、政府紙幣や無利子国債といった奇策まで公言され始めている。このままでは
日銀による国債の直接引き受け、という禁じ手までいきかねない。すでに日銀は企業か
らコマーシャルペーパー(CP)を直接購入しているが、企業のCPより信用力のある
国債の直接引き受けのほうがより健全だ、という理屈も成り立つ。
 景気回復が遅々として進まない中、財政問題への懸念から長期金利が思わない形で上
昇する負の局面も、念頭に置いておかなければならないだろう。




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峰崎直樹プロフィール
1944年10月14日生
1992年参議院北海道選挙区初当選
1998年参議院議員2期目当選
2004年参議院議員3期目当選
現在 
参議院 予算委員会 筆頭理事
民主党税制調査会 会長代行
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