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2007/12/26

視力回復の真実!【第33回眼】 眼の食育

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   視力回復の真実!★知っておきたい近視のウソ・ホント    
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第┃33┃回┃眼┃
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◆◇━━ 眼の食育 ━━◇◆

【今回の内容】
  ●1. 眼の発育に必要な栄養素
  ●2. 食材選びのヒント
  ●3. 食材早見表の使い方
  ●4.‘知らなきゃ損’な食べ方のコツ
  ●5.まとめ
  ●6.編集後記 
   
  
前回・前々回の2回にわたり、眼に関係の深い栄養素を取り上げてきました。
「ブルーベリー」「ルテイン」という“眼に良い”と話題の栄養素、
本当のところは・・・?
という切り口でお送りしましたが、お役に立てましたでしょうか?

さて、栄養素の話が続いたところで今回は
「子どもの眼の発育に必要な栄養素」を、取り上げてみたいと思います。

前回の「ルテイン」は、
大人世代――“お父さん・お母さんの眼の健康に必要な栄養素である”
ということをご説明しました。

そうなると、次に気になるのは
「じゃあ、子どもの眼の健康に必要なのは?」ということですよね。
さらに「どんな食材をどんなふうに摂ると効果的??」
などということも、気になるところですね。

そんな情報をまとめて、眼に関する【食育】という観点で、
お話を進めていきたいと思います。


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      1. 眼の発育に必要な栄養素

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からだの機能が完成している大人の場合、意識して摂取する栄養素は、

「最近、肌の調子が悪いからビタミンCを摂ろうかな」
「風邪をひかないように、緑黄色野菜をたくさん食べよう」

などというように、目的で選ぶことが多いですよね。
では、子どもの場合はどうでしょうか?

からだの機能が完成していない子どもにとって、摂取したい栄養素とは、
“発育のために必要である”
という点を第一に考えたものとなるでしょう。

そんな観点からみたとき、
【子どもの眼の発育に非常に重要な栄養素】
として下記の5つが上げられます。

★ビタミンA  →眼の角膜や網膜を正常に保つ働きをします。
         不足すると、暗いところが見えない「夜盲」の原因になる
         ことでも知られています。
         “眼のビタミン”と呼ばれるほど、眼と切っても切れない
         関係にあります。

★ビタミンB1 →エネルギーをつくり出すビタミンで、
         眼の筋肉を活性化させます。
         不足すると、眼精疲労の原因にもなります。

★ビタミンB6 →たんぱく質の吸収に不可欠の栄養素です。
         眼の調節機能をつかさどる水晶体や毛様体筋
         (もうようたいきん)の主成分は、たんぱく質です。
         そのため、眼にとっても重要なのですね。

★ビタミンB12→赤血球のヘモグロビンの合成を助け、血液を作ります。
         したがって、毛細血管が集まっている眼にとって
         大切な栄養素です。

★DHA    →眼の網膜に豊富に含まれる成分で、視覚の情報伝達を
         スムーズにする働きがあります。
         脳にたくさん含まれることでも知られていますが、
         網膜にはそれ以上、実に50%ものDHAが存在します。
         しかも、DHAは体内ではほとんど作られません。
         そのため食物からの摂取が大切です。


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

       2. 食材選びのヒント

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

次に、この『5つの栄養素』を摂るための食材について、
考えてみたいと思います。

これらの栄養素を含む食材は、非常にたくさんあります。
その中からどれを選ぶかということを考えるとき、
ひとつの目安として、

【複数の栄養素を効率よく摂れる食品は何か】

という観点があります。
食事のメニューを考えるお母さんの立場からしても、
これはとても楽なことですよね。

そんな『5つの栄養素』を効率良く含む食材を、
一覧表にまとめてみました。


『5つの栄養素』を含む食材早見表    (「V」はビタミン)
┌────────────────────────────┐
|     |VA|VB1|VB6|VB12|DHA|点数|
|=====|==|===|===|====|===|==|
|レバー  | ○ | ○ | ○  |  ○  |   | 4 |
|─────|──|───|───|────|───|──|
|牛乳   | ○ |   |  ○  |   ○  |   | 3 |
|─────|──|───|───|────|───|──|
|卵    | ○ | ○ |  ○ |    |   | 3 |
|─────|──|───|───|────|───|──|
|チーズ  | ○ |   | ○ |  ○  |     | 3 |
|─────|──|───|───|────|───|──|
|青魚*  |   |   |   |       | ○  | 1 |
|─────|──|───|───|────|───|──|
|牡蠣   |  | ○ |   |  ○  |   | 2 |
|─────|──|───|───|────|───|──|
|うなぎ  | ○ | ○ |   |    |   | 2 |
|─────|──|───|───|────|───|──|
|豚肉   |  | ○ |   |  ○  |   | 2 |
|─────|──|───|───|────|───|──|
|緑黄色野菜| ○ |   |   |    |   |2※|
|─────|──|───|───|────|───|──|
|玄米   |   | ○ |   |    |   | 1 |
|─────|──|───|───|────|───|──|  
|大豆   |  |   | ○  |    |   | 1 |
|─────|──|───|───|────|───|──|
|バナナ  |  |   | ○  |    |   | 1 |
|─────|──|───|───|────|───|──|
|牛肉   |  |   |   |  ○  |   | 1 |
└────────────────────────────┘

 *「青魚」とは、イワシ・サンマ・サバなど、
     いわゆる「背の青い魚」を指します。

 ※たんぱく質を含む食品が多いため、バランスを取る意味で
    重要な緑黄色野菜を「2点」に設定してあります。


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

       3. 食材早見表の使い方

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

1つの栄養素を多く含む場合を1点としたときの合計が、
表のいちばん右側の点数です。

この点数が高いほど、
『5つの栄養素』を数多く含んでいる効率のよい食品
ということになります。
この点数の組み合わせを考えることで、
『5つの栄養素』をまんべんなく摂ることができます。

まずはたとえば
「ご飯は白米ばかりでなく、玄米も混ぜてみようか」
「子どものおやつにお菓子を与えるより、バナナのほうがいいわね」
などといった感じで、機会をとらえてピンポイント的に取り入れてみる
ことをお勧めします。

今日の夕食の準備がまだでしたら、ぜひこの
【『5つの栄養素』を含む食材早見表】
を参考に、お買い物をなさってみてください。

もちろんこの表以外にも『5つの栄養素』を含む食品はたくさんあります。
この表で選んだ食材は、効率よく摂るという観点で、
ピックアップされています。

食材を上手に組み合わせて、“眼に良いメニュー”を
食卓にのせてみてくださいね。
眼と栄養素がどんな関係にあるのか、お子さまと食卓の話題にしてみるのも、
よいかもしれませんね。


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

    4. ‘知らなきゃ損’な食べ方のコツ

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

さて、次に「これらの食品をどう食べるか・・・」
なるべく効率がよく、栄養素のロスが少ない調理法やコツがわかっていれば、
便利ですよね。

ほんの一例ですが、ここまでにご紹介した栄養素に関するお役立ち情報を、
ご紹介します。

◆青魚◆

 DHAは熱に強く、煮ても焼いても揚げてもOK。
 ただし、天日干しの魚は、残念ながらDHAをたくさん摂るのに
 向きません。
 DHAは太陽光線に含まれる紫外線に弱いのです。
 干物の場合は「陰干し」(室内干し)タイプのものを選ぶと
 よいでしょう。

◆緑黄色野菜◆

 ビタミンAのもとであるベータカロチンは、油を使って調理しないと、
 吸収率が極端に悪くなります。
 たとえばにんじんの場合・・・
 ベータカロチンの吸収率は、生食だと10%、すりおろすと21%、
 塩ゆですると47%、油で炒めると80%・・・と、
 調理法によって大きな差が生じます。

◆レバー◆

 4つのビタミンを網羅しながらも、料理に活用しづらい素材ですよね。
 独特のクセがあり、特に子どもに食べさせるのは難しいかもしれません。
 そこでおすすめなのが、鶏のレバーです。
 牛や豚などに比べてクセがなく食べやすいので、1度お試しください。
 いったん流水にさらして水気を切ってから使うと、
 さらにクセが抜けます。


また、今夜のメニューの一例として・・・

・緑黄色野菜のシチュー
・玄米ごはん
・スモークサーモンのサラダ

こんな献立はいかがでしょうか?
これなら『5つの栄養素』を1度にすべて摂ることができます。
緑黄色野菜のシチューには、旬のほうれん草やかぼちゃ、
カロチンが豊富なにんじんがおすすめです。

ぜひ、献立作りの参考にしてみてください。


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

          5. まとめ

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 
●子どもの眼の発育に必須の5つの栄養素、
 ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB12、DHA

●効率的に取るために、『5つの栄養素を含む食材早見表』
 をご活用ください。

 ・点数が高いほど、『5つの栄養素』の中で、含まれる数が多い
 ・組み合わせを上手に考えると『5大栄養素』を効率よく摂ることができる

全体的な栄養バランスにも気を配りつつ、
眼の機能を育てる食卓づくりを、目指してくださいね!


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*―――――――――――*
    編集後記
*―――――――――――*

この冬、ガソリンに続き食料品が軒並み値上げという、
うれしくないニュースが飛び込んできました。

この傾向は既に始まっていますが、本格的に値上げが始まるのは、
年が明けてからだそうです。

原油高や小麦の高騰が主な原因であるということですが、
実は食料品だけでなく、日用品や電気・ガスなどの価格にも
既に反映されていますよね。
生活に必要なものはほとんど、その影響を免れないのかもしれません。

近所の薬局では、以前は一番安いときでティッシュ5箱パックが
198円(!)だったのですが、ここ数ヶ月でそんな価格は
夢と消えた感じがします。

ものを大切に使う、というのは考えてみれば当たり前の話なのですが、
今まで本当にものを大切にしていなかったな・・・と、改めて思います。

ティッシュペーパーなどちょっとしたことで使い放題、
朝起きたら誰もいない部屋にエアコンが付けっぱなし、
うたた寝しながらテレビも付けっぱなし、
食事は多めに作って結局残ってしまい、
ちょっと近くへ行くにも車を使い・・・

使いたくても‘もうない’とか‘高くて使えない’とか、
実際そうなってみないと、本当に大切にする精神は、
なかなか生まれないのかもしれません。
(もちろん、来年からそこまで急騰するわけではありませんが)

生まれたときには、既に豊かさを享受できる世の中だった――
そんな世代の自分が“ものの大切さ”を考え、
子どもにも教えるチャンスなのかもしれないな、
などと思ったりしてみる年の瀬です。

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