優秀な人材の確保・定着の秘訣は就業規則にあり! RSSを登録する

会社にとって最も重要な経営資源は「人材」です。少子高齢化が進む中、優秀な「人材」の確保及び定着が大きな課題です。この課題を克服するには就業規則の規定の創意工夫が重要です。本メルマガは、就業規則の各テーマについて重要ポイントを解説します。

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2008/07/18

「優秀な人材の確保・定着の秘訣は就業規則にあり!」〜私傷病による休職・復職(10)〜vol.114

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┃今┃【01 坂本・深津社会保険労務士法人からのお知らせ】
┃回┃【02 私傷病休職・復職(10)】
┃の┃【03 次回予告】
┃内┃【04 業務案内】
┃容┃【05 日経に関するメルマガ・ブログ紹介】
┃ ┃【06 編集後記】
┃ ┃発行者:坂本・深津社会保険労務士法人 深津 伸子
┃ ┃ vol.114−2008.7.18
┃ ┃ http://www.sakamoto-jinji.com/
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■┃ 01  坂本・深津社会保険労務士法人からのお知らせ
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■┃ 02  私傷病による休職・復職(10)
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◆今日は、私傷病休職制度の【解雇】について解説します。

今回で、私傷病休職・復職については、最終回となります。


休職問題には、治癒が確認できなかった場合の雇用関係の終了という問題が
出てきます。
この点に関し、企業は慎重に行う必要があります。


◆それには、解雇に関する裁判が参考となります。


【1】解雇有効例;大建工業事件・大阪地決平15.4.16

  事例;うつ病で18か月の休職期間を満了した従業員

 理由;・復職できるかを確認するために、会社が、医師の診断や意見を要求
          したにも関わらず、従業員がこれに応じなかった。

        ・会社が診断書提出期限を数回にわたって延期したにもかかわらず、
          従業員はこれを提出せず、医師への意見聴取も拒否し続けた。

        ・会社が休職期間満了後も直ちに退職扱いとせず、自宅待機の措置を
          とっていたことや、従業員自身が、未だ体調がすぐれないと述べて
          いるなどから治癒したと判断できず、解雇を有効とした。


【2】解雇無効例;K社事件・東京地判平17.2.18

 事例;躁うつ病の躁状態で7カ月休職した従業員

  理由;・解雇に先立って、従業員の主治医の助言を求めなかった。

        ・従業員の供述態度からは治療の効果が上がっているとみられ、治療に
          より回復の可能性があった。

        ・休職期間が最大2年となるところ、この従業員の休職期間は7カ月に
          過ぎず、治療の効果が期待できるのなら、再度の休職を検討するべき
          である。

        ・ほかに病気で通常勤務できない者2名の雇用を継続しており、平等で
          ない。


◆【1】と【2】を比べてみて、どのように感じられるでしょうか。


【1】の事件では、会社が医師の診断を求めたり、直ちに退職とせず復職に向け
て病状を把握しようと努力しました。
一方、こうした会社の努力にも関わらず、従業員が協力を拒否しました。

こうした点が、解雇有効に働いた理由だと思います。


しかし、【2】では、会社がこのような努力をせず、また、休職の残存期間や他
の従業員の取扱を考慮しませんでした。

これらの点から、解雇が無効と判断されています。


以上のように、会社は、復職に向けて、粘り強い改善措置や指導をしなければ、
解雇は無効とされる場合があります。

ただし、病状がひどく、労務の提供ができず、回復の可能性が全くないような
場合については、また別の問題となるでしょう。


◆このように、私傷病休職・復職は一筋縄で片付かない複雑な問題です。
トラブルを避けるには、慎重な対応が必要となってきます。

そのため、就業規則、休職規定、マニュアルなどに、取扱いをできるだけ明確
にし、会社と従業員が理解していることが重要なのだと思います。

また、トラブルとなる前に、医師や人事労務に詳しい専門家に相談することも
一つの方法でしょう。


◆これまで、10回にわたって、私傷病休職・復職のテーマを検討してきました。

その背景には、うつ病などのように、複雑な病気が増えているということが
あります。

そして、実際のご相談でも、このテーマに関することが多かったため、重点的に
取り上げてきました。

この10回のメルマガが、問題解決のヒントの一つとして、お役にたちましたら、
嬉しく思います。


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■┃ 03  次回予告
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次回は、「パワハラ」について取り上げたいと思います。

お楽しみになさって下さい。

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■┃ 04  業務案内
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■┃ 05  日経に関するメルマガ・ブログ紹介
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坂本・深津社会保険労務士法人では、日経新聞に関して、毎日1つ注目記事を
ピックアップして、意見・解説を行っています。

こちらは、メルマガ、ブログいずれでもご覧いただけます。
原則、毎日更新していますので、是非ご覧下さい。

◆メルマガ:「毎日1分 日経で経営・労務を学ん得」
ご登録はこちらからどうぞ
→ http://www.mag2.com/m/0000236964.html

◆ブログ:「社労士・診断士:坂本直紀の今日の日経注目!」

→ http://sakamotonaoki.seesaa.net/

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■┃ 06  編集後記
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今年の4月から、「メタボ健診」が始まりました。

健診結果に一喜一憂されている方もいらっしゃるかもしれません。


私も健康診断は苦手です。

一番の苦手項目は、心電図です。

検査をして下さる方には大変申し訳ないのですが、つい笑ってしまうのです。

というのも、ある人から、「心電図がくすぐったくて笑ってしまい、心電図の
吸盤が飛んでしまう」と聞いたからです。

それ以来、自分の健康診断の時に、このエピソードを思い出してしまい、
くすぐったさと、吸盤が飛ぶ様を想像して、耐えきれず笑ってしまいます。


検査のご担当の方、いつもご迷惑をおかけして申し訳ございませんm(__)m

そして、このメルマガをお読み下さっている皆様、健康診断の際はご注意下さい。

決して、このエピソード思い出されないように切に願う次第です。。


それでは良い一週間をお過ごし下さい。

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●発行人:坂本・深津社会保険労務士法人
     特定社会保険労務士 深津 伸子
●ホームページ: http://www.sakamoto-jinji.com/
●ビジネスブログ: http://sakamotonaoki.seesaa.net/
●プラィベートブログ: http://sakamoto-haru.cocolog-nifty.com/ 
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●優秀な人材の確保・定着の秘訣は就業規則にあり!
  発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
  配信中止はこちら  http://www.mag2.com/m/0000185976.html

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