2009/10/18
《言葉拾い》遠慮(えんりょ)
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☆ ★ 言 葉 拾 い ★ ☆
2009/10/18 No.192
毎週日曜日配信
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つれづれなるがままにあやふやな認識の言葉を見直していきたいと思います。
ゆるゆると言葉に想いを馳せてみる一時でもあります。
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■ 遠慮(えんりょ) ■
「遠慮」というと、
“控え目にふるまうこと”と迷い無く答えますが、
本来の意味は、
“遠い先々のことまで見通して、よく考えること。
“深慮” でした。
「遠き慮(おもんぱか)りなければ必ず近き憂えあり」
将来の方針もなく目先のことに追われていると、
必ず近いうちに困ることが起きる。
「遠慮」は、遠き慮(おもんばかり)という意味だったんですね。
改めて 「遠慮」の意味をまとめます。
1、他人に対して、控え目に振る舞うこと。言動を控え目にすること。
2、(事情や状況を考え合わせて)やめること。辞退すること。
3、断ることの遠回しな言い方。
4、遠い先々のことまで見通して、よく考えること。深慮。
5、江戸時代、武士や僧侶に対して科された軽い謹慎刑。
門を閉じて居宅にこもらせ、昼間の外出を禁じたもの。
夜間、くぐり戸から目立たないように出入りすることは許された。
そういえば、
「深謀遠慮」という言葉がありました。
“先々のことまで考えた、深いはかりごと。深慮遠謀”
1~3の意味しか知らないと?が付いてしまいます。
「遠慮」って、「謹慎刑」の意味もあったんです。
「謹慎」といったら、学生の処罰のことを思い浮かべてしまいますが、
江戸時代から使われていたんですね。
謹慎(きんしん)
1、言動を反省し、おこないをつつしむこと。
2、学校で、生徒に与える罰則の一。放校・退学・停学に次ぐ処分。
3、江戸時代、士分以上の者に科した刑罰の一。
住む所を定め、入り口を閉鎖し、自由な行動を許さなかった。
罰則的には、謹慎>遠慮
遠慮は 慎み(つつしみ)に通じるところがありました。
「遠慮」と「謹慎」は 意外と近い言葉なんですね。
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■ 編集後記 ■
今週は秋らしい爽やかで気持ちのいい天気が続きました。
昨日、録画していたNHKスペシャルを見て恐ろしくなりました。
原子力発電の解体と放射性廃棄物についてのドキュメントでした。
地球温暖化問題がクローズアップされ、
二酸化炭素の排出削減が大きな対策になっている昨今、
再び原子力発電が注目されています。
原発は発電の出力も大きいですし、
火力発電所に比べて大幅に二酸化炭素の排出が少ないからです。
現在、日本では総電力の約30%を核エネルギーから得ています。
チェルノブイリ原発事故以降、脱原発の傾向にありましたが、
また原発導入に世界が動いています。
新たに導入の準備が進められている原発は世界で100基に上ります。
一方、あまり知られていませんが、
その陰で役割を終えた原発が解体されています。
閉鎖された数は既に120基あまり。
原子炉は長年放射線を受けることによって「放射化」する、
ということも知りました。
「放射化」とは、もともとは放射能が無い物質が、
放射線を受ける事によって、放射性物質となること。
ドキュメントでは、その解体の難しさを訴えていました。
原発は堅牢第一で、解体することを想定して作ってないわけです。
さらに、解体した後に発生する大量の放射性廃棄物の問題。
どの国も処分場所に困っており、
未だに解決策がない状態だというのです。
2007年の報告では、
世界31か国で435基の原子力動力炉が運転されているとのこと。
問題先送りで、原発を続けている現状に唖然としました。
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