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2009/08/16

《言葉拾い》 敗北(はいぼく)

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                   ☆ ★   言 葉 拾 い  ★ ☆

    2009/08/16        No.183
                                                       毎週日曜日配信
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■  敗北(はいぼく) ■


1、戦いに負けること。⇔ 勝利 

2、戦いに負けて逃げること。敗走。


敗北の意味を知らない方はいないと思いますが、

“敗走”の意味は知られていないかもしれません。

「北」が使われていることも不思議です。


「北」は、

二人の人間が背を向け合って立っている姿を示す会意文字で、

そむくの意。

転じて、逃げるの意味になりました。

「北」と言えば、方角の北しか頭にありませんでしたが、

あたたかい「南」に背を向けているということで「北」を用いました。

“負けて逃げる”という意味の「敗北」が先にあり、

南北の北が後なんですね。


ちなみに、

「南」は、暖かいテントの中の意。

後に、暖かい地方である「みなみ」の意味に。


現在は、「北」を“負ける、逃げる”の意味で使った熟語は

「敗北」以外残っていませんが、

・「三北」(三べんまける)

・「大北」(大敗)

・「遁北」(勝利なくして逃げる)

などの言葉がありました。


また、「北」には、妻・母という意味もありました。

「北の方」(きたのかた)

寝殿造りで北の対屋(たいのや)に住んでいたことから、

貴人の正妻の敬称。


「北堂」(ほくどう)

家の北にある建物。

古代中国で、主婦の居所としていたところ。

転じて、母の称。また他人の母の尊称。母堂。



「北」には、意外な意味の広がりがありました。





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 ■ 編集後記 ■


水害、台風、地震と自然の猛威にさらされた週でした。

皆さんのところに被害はありませんでしたか。


駅ホームの線路脇にレンガ風のプランターがズラリと並んでいて、

季節の花々が彩りよく咲いて・・・・いたはずが、

いつのまにか全部、ボーボーに伸びた雑草に覆われていました。

あららら・・・

自然の緑には違いありません。

自然草といえば、とても気になっていた花のことが、

先日「ほぼ日」のコーナーで紹介されていて、名前がわかりました。

「ネジバナ」または、

「ネジレバナ」「ネジリバナ」「ねじり草(そう)」とも呼ばれます。

こんな植物です ↓

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%90%E3%83%8A

螺旋状に小さなピンクの花をつける小型の植物です。

私が始めてこの花に出会ったのは、ずいぶん昔、帰省した長崎でした。

一目で この独特のねじれをもつ可憐な花にひきつけられました。

アパートで育てようと、数本 根から抜いて東京に持ち帰りましたが、

根付きませんでした。

あの時は、とてもがっかりしました。

珍しい植物なんだと思っていましたが、

去年くらいから会社の近くの道路の植え込みに現れて、

何年ぶりかの再開をしたような気分になりました。

ネジバナはラン科。

螺旋は右巻きと左巻きの両方があるそうです。


好きなもののことがわかると嬉しいものですね。






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