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執筆は主筆中村およびゲストライターで構成し、縄文関連から世界・日本における最新時事問題批評まで、幅広い現象・事象を紹介している。

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2010/02/09

縄文塾通信10年2月号-3(429号)

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 転換ミス・誤字・脱字…」多発のこと、平にご容赦!!
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   縄文塾通信 <10年2月号-3(429号)> 
      縄文暦12010年 2月10日
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        <2月号ー3(429号)目次>
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◎巻頭言  
   欲しいところに降らないで…    中村 忠之   
◎ デフレ日本 解体新書(五の巻)
    ──欧米の流通システム-1    中村 忠之
◎大変革が始まった!         佐藤  守
◎いつからトヨタはそんなに傲慢になったのか
 ──ユーザーの感覚の違いだって?  米島 勉            
◎中国のインターネット監視網の毒牙
  四川省地震のドキュメント作品もー 宮崎 正弘        
◎2月五行歌             幾田  篤
◎トピックス  
◎編集後記 
◎縄文塾告知板 
◎推奨サイトの紹介
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              巻 頭 言
  欲しいところに降らないで…

  日本の新潟も記録的大雪だそうだが、アメリカの東部
とくにワシントンでも大雪だったようだ。殆ど報道され
ないが、世界中豪雪に見舞われた所が多いようだ。

 ところが皮肉なもので、もうすぐ冬季オリンピックの
始まるカナダ・ヴァンくーバーでは、降雪の少なさで雪
集めに大わらわ、スケートはいいが屋外競技では大変だ。

 なんでもこの寒さ、北極上空の猛烈な寒気が影響して
いるというのだが、だったら、温暖化によって氷が無く
なり、餓死したり溺れ死ぬといわれたホッキョクグマは、
どうなっているのだろうか。

 温暖化が喧伝された結果、北極圏に近い国々は、新し
い北極航路が開けるとか、地下資源の掘削が容易になる
と驚喜していることから見ても、諸国それぞれ思惑が大
きく違っても不思議ではない。   (中村) 
                      
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 デフレ日本 解体新書(五の巻) 
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  欧米の流通システム-1
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                   中村 忠之

 メッセとはなにか?
■□────────
 さて問題の欧米における流通システムだが──ここで
は大型物販店の流通システムは別として──問屋を経由
しない欧米一般小売店の、メッセ(トレード・ショー)
という購入システムを取り上げて見たい。

 このメッセ(ドイツ語)というのは、ミサと語源を一
つにしており、英語圏ではトレード・ショー、日本では
見本市と呼んでいる。

 日本的な「見本」という表現は誤解を生じやすいが、
かつての晴海や現在の幕張メッセなど、日本での一般認
識では、いわゆる消費者がメーカーの新商品や開発コン
セプトに接するチャンスとして、販売を別とした展覧会
というイメージが強く、仮に専門店対象だとしても、一
般流通から離れた見本市という役割に限定されている。

 ところが欧米では、古来よりメーカーは年に数回の(
新製品を含む)商品展示・販売会を開催し、専門店はそ
こから、大量に安く商品を買い込むという商行為が主体
となっており、いわゆる問屋というのは、二次的な補充
的業務であった。

 土地の安いアメリカでは、小売店は売り場に匹敵する
広い倉庫を持ったり、ヨーロッパでは地下室などを利用
して保管し、売れたものを小出しにして対応する。した
がって、いわゆる問屋(ディーラー/ディストリビータ
ー)は、概して不足するものの補完的購入に対応するも
のである。

 読者の中に、メッセ・コンヴェンション・シティとい
う都市機能をお聞きになった方があると思うが、欧米で
は、ある意味小売専門店の愉しい休暇とビジネス、それ
に娯楽を兼ね備えたのがメッセであり、そのためメッセ
には、必ず付属した、あるいは独立したワークショップ
・講演会・学会などのコンヴェンションがセットされて
いる。

 夫婦同伴が常識だから、ご主人がビジネスや勉強をし
ている時間、奥さんは観光・ショッピングに愉しい時間
を過ごすのだ。したがって欧米で商都と言われる都市は、
すべて(観光・ショッピングを含む)メッセ・コンヴ
ェンション・シティ機能充実させ、ホテル・レストラン
などのサービスを競い、それぞれの都市間で激烈なター
ゲット獲得競争をしている。

 ご存じラス・ヴェガスの最近の変貌は、ギャンブル都
市からの脱皮をはかりメッセ・コンヴェンション・シテ
ィの世界への変身という、壮絶な殴り込みと見れる方が
正しい。

 正直日本において、たとえば「カジノ」といえばギャ
ンブルだけを抜き出して是非を問うくらいだから、真に
こうした都市の仕組みを理解した政・官・学の機関の存
在はまず存在しないだろう。

 ヨーロッパでは、ドイツ、ハノーバーのメッセ会場の
広さは、ギネスブックに載っているくらい巨大で列車引
き込み線まで持っているほどだ、日本の旅行会社の推奨
する都市は、その殆どがメッセ・コンヴェンション・シ
ティだと思えばいい。

 ちなみに広島市は──ソフト・ハード共に上記の仕組
みを持たないままで──このハノーバーと姉妹都市縁組
を結んでいて、「メッセ・コンヴェンション・シティ・
ヒロシマ」を標榜した時期がある。バブル崩壊もあって
どこかに吹き飛んでしまった。まるでお笑いそのもので
ある。


 問屋主導の日本流通システム
■□────────────
 江戸時代の日本では、前記のような地勢的制約と商業
形態とし、むしろ中間的業者が職人や個人や内職者を束
ね集約する、斡旋業者を通じて小売業者に売る、あるい
は「暖簾分け」として親店(だな)を通じて販売させる
という仕組みが定着してきた。現在の問屋経由システム
は、そうしたスタイルの延長線にあるといえよう。

 当然日本では、先進国の流通の中で、日本程問屋経由
システムが温存され突出した大きい国はなかったと気付
くべきである。

 ご存知のように、日本は問屋主体の流通システムの国
だから、当然こうしたメッセのような設備やそれを利用
した販売システムは成立しなかった。この両者を利用す
るそれぞれ双方の専門店の違いだが、自分の意志で積極
的に欲しいものを捜して買う欧米(専門店)と、問屋の
お仕着せ商品だけを取り扱う無個性な日本(小売店)と
いう際立った差違である。

 したがって、日本では量販店と専門?店での販売商品
が、同じメーカーの同じ商品と言うことになり、同じも
のを高く、駐車場も持たず、しかも無愛想に売る商店街
の店に魅力はない。

 かくして日本では商店街寂れ、完全な量販店の時代に
なった。郊外が一杯になれば、また旧市内の遊休地に舞
い戻って、すでにオーバーストアーズの中で、量販店同
士の熾烈な販売競争を繰り広げているのが現状で、ここ
にもデフレ現象の一因がおおいにある。

 しかも量販店同士ですら、日常品・買い回り品には同
じ商品が並ぶから、いきおい特売・定番の価格合戦とい
う、チエのない販促にうつつを抜かすことになるのだ。
それに不景気続きで、価格の高さを厭う消費者が増えて
いったことが加わっただけのことである。

  その打開策として、最近テレビでも大型量販店の動き
として、他店とは少しでも安く売るため「プライベート
・ブランド」増加が顕著になっていると伝えているが、
勿論「数量契約・全量買い取り・ケース配送」が前提だ
としても、だからといってバックヤードの面積不足と、
従業員・展示作業の増加を考えると、問屋中抜きに踏み
切った見るのは早計である。

 勿論こうした現象の背景には、階層性を持たぬ日本社
会と、不景気になると財布の紐を固くする裕福層の存在
がある。これについてはまた後に触れたい。

 上記流通最前線の姿が、日本型デフレ拡大・延長の要
因であり、そのあおりを食らった被害者こそ、旧型商店
街に加え今や都心型デパートであり、日本各地で次々と
閉店の憂き目を見ているのだ。

 一方量販店と専門店が、なんとかうまく棲み分けして
いるところがある。それが「ショッピング・センター」
である。

 ショッピング・センターといっても、量販店を親星と
したら、衛星タイプの幾つかの小売店が付随する日本型
と、幾つかの「キー・テナント」を核として、それに専
門店がきら星の如く並ぶアメリカ型ビッグサイズもある。

 勿論四つ以上のキーテナント、2~3階建でそれらを
専門店で結ぶようなメガ・センターのあるアメリカの現
実とは比ぶべくもないが、ひとつ知って欲しいのは、ア
メリカの多くのデパートは、ダウンタウンという立地に
甘んぜず、こうした郊外型ショッピング・センターのキ
ーテナントとして生き残りを賭けていることである。


 次号では、アメリカを中心としたビッグストアーの流
通事情に触れてみたい。

    (この項つづく)


注:同『デフレ日本 解体新書』のバックナンバーは、
 ⇒ http://joumon-juku.com/deflation/index.html


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 軍事評論家=佐藤  守のブログ日記 02.05 より
 ⇒ http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/

      
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 大変革が始まった!
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                  佐藤  守    

 昨年末、2010年は「大変革の年か」と書いたが、意外
に早いぺースで改革が始まっているように思う。

 小沢幹事長の「不起訴」に世間は驚いているが、側近
の秘書3人が起訴されたのだから、ご本人がいつまでも
自由の身である筈はなかろう。もし彼が“潔白”だとし
たら、この世から「正義」は消滅したのであり、正義の
最後の砦である「検察庁」なんぞ無用だと国民は感じる
からである。

 国民の期待を裏切った厚生省や社保庁の例を見るまで
もないが、検察がダメなら後は「必殺仕分け人」ならぬ
「仕事人」を国民は頼るだけになる。

 日本相撲協会の“乱”も、不利だといわれていた貴乃
花親方が理事に選ばれて新風を巻き起こした。「伝統墨
守」とは名ばかりの、旧態依然とした“ぬるま湯の世界”
に、どんな改革が始まるか大いに楽しみである。

 その相撲界に、今度は人気抜群の横綱朝青龍関が「引
退」と云う衝撃が走った。彼の数々の過去の“ご乱行”
は、横綱の品格にふさわしくないと弾劾されていたが、
外人力士にわが国2600年の文化と伝統を理解せよ、とい
うのが土台無理な話だと私は思っていた。

 いくら「帰化」したからといっても所詮手続き上だけ
の話で、日本人にはなり得まい。日本人がブラジルや米
国に「移民」しても、人種と文化的「区別」は解消する
はずはなかった。いくら英語がネイティブでも、姿かた
ちはアジア人、一朝有事の際には、敵性国人に早変わり
するのが世界の常識、血は争えないのである。

 2003年秋、2度目の樺太(サハリン)旅行をした私は、
ガイドの旧日本国民であった韓国出身女性から、ロシ
ア人が如何に残虐で働かないか、経済の底を支えている
のはアジア人だから、彼らはよく働く韓国女性と結婚し
たがる。しかしロシア男と結婚した韓国女性は悲劇だが
離婚しないで耐えている。逆バージョンの場合、ロシア
女は直ぐに離婚するからロシア女と結婚した韓国男性は
不幸、それよりもっと惨めなのが「混ざりっ子」よ、と
教えてくれた。

 日本人男性が虚弱になり、農業や林業、鍛錬の世界で
ある筈の相撲界、つまり「ホリエモン現象」で、楽して
儲ける主義が蔓延し、日本人青年男女は「3K」を避け
るようになったため、角界維持のために弟子不足を外国
に求めた。

 最初はハワイだったと記憶するが、今では世界中から
弟子を取っている。つまり、3Kをものともしない「出
稼ぎ力士」たちが角界を支えているのは紛れもない事実
である。

 そんな「国技」らしからぬ世界を築き上げておきなが
ら、めっぽう強い朝青龍関に、無理やり日本人と同様な
「品格」を求めても通じる筈はなかろう。

 今朝の産経22面下に、「日本が圧力」をかけたとして
「モンゴルで不満噴出」だとある。

≪国民的英雄の動向にはモンゴル国内でも関心は極めて
高く、テレビ局は引退表明を速報。大統領府高官は「日
本側がいわゆる『暴行事件』を乱用して相撲界から引退
させたという事ではないか。日本人力士の優勝回数記録
を突破されることを嫌がったのだろう。日本の行動は不
正義だ。モンゴル国民は不満を持っている≫と批判した
という。これが国際関係の現実である。

 前横審委員の内館女史は、「朝青龍は日本に、角界に、
そして相撲という仕事に、敬意が欠けていた。それを
持てば、彼のよさがもっとあらわれ、そして評価される
と考えています」とコメントしたが、それは無理な要求
だと思う。

 朝青龍が子供の頃来日して、日本の学校に入り、日本
人としての素養を身につけ、日本の伝統と文化に『敬意』
を表するようにでもならなければ、不可能だと思う。

 第一、日本人でさえも『日の丸』に敬意を表さない者
が増えている時代に、モンゴルから来た闘志溢れる青年
に「相撲に敬意を表せよ」といっても無理、カルタゴや
ローマの市民が、自分らを守ってくれる「外人部隊」に、
われわれに敬意を表せよ!と言っても誰が表するもの
か。隙を見せれば寝首を掻かれるのがオチである!

 相撲は国技、故に力士はその伝統を墨守し敬意を表せ
よ、というのであれば、貴乃花親方が言うように、日本
国内の青少年達から選ぶ以外にはあるまい。いくら国技
だ、伝統・文化だと強がりを言っても、実力で朝青龍関
にかなわなかったように、減らず口を叩く暇があったら、
己の実力をつけることを優先すべきだろう。

 何と無く今時の日本人は、自国防衛を米国青年たちに
ゆだね、そのくせ「基地騒音」「事故防止」「犯罪を防
止せよ!」「国外に出て行け!」と過度な要求をしてい
る“キリギリス”に見えて仕方がない。そのうちに“蟻
達”の逆襲が始まるぞ!

 現に政界では、“混ざりっ子”たちによる国家解体政
策がどんどん進行している。

 
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  ブログ 大事小事─米島勉日記
           02月05日 
 ⇒ http://blog.goo.ne.jp/daijishoji

    <中村のコメント>
 「縄文塾通信」2月1日号の巻頭言で、“ 一体トヨ
タになにがあったか? ”と書いたが、謀略説なども飛
び交う中、肝心のトヨダからの発信は皆無だった。なに
しろ、ブレーキ+アクセルである。

 今となってみれば、米島さんの「傲慢」説を取りたい。
それはかつて素晴らしい技術で世界を魅了し続けた、
いま日本の製造業を覆う、「大企業病」による一種の加
齢臭だとも謂えるだろう。

 デフレ日本 解体新書(番外編)
  大企業病の抜きがたい病巣 参照
 ⇒ http://joumon-juku.com/deflation/000.html

 お隣チャイナの活況を呈した現状を見るにつけ、日本
製造業の現状は、民主党政権の末期的症状とも併せ、あ
る意味「日本カスタトロフー」の予兆である。とうとう
日本の製造業にまで、弥生発の「ムラ組織」がはびこっ
たことになる。

 たとえば、アップルIーPODの後塵を拝し、テレビ
の液晶を韓国サムスンに依存するソニー。

 JRの優等生と言われた「JR東海」だったが、先日
パンタグラフのビス留め欠如という初心的なミスによる
い事故。なおJR東海は、もっと精密さを要求される、
中央リニア新幹線という計画まであるのに。

 中村は、日本の適正人口は(現在比)1/2~1/3
だという論者だから、日本を揺るがす「大地殻変動=日
本カスタトロフー」は不可欠だと思っている。

 国家の品格=政府+国会の品格・企業の品格・国民の
品格、すべて滅びの道をひた走っている。朝青龍=横綱
の品格など言えた義理ではない。

 さてトヨタさん──三菱自動車も通ったこのリコール
のいばら道──手ひどく引っ掻かれながらも、全力を挙
げて切り抜けて欲しいものだ。


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 いつからトヨタはそんなに傲慢になったのか   
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  ──ユーザーの感覚の違いだって?
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                     米島 勉


 世界的経済不況の中で,自動車業界もご多分に漏れず
売り上げ減少に苦しんできました。そのなかでトヨタは,
ハイブリッド車の好調で高い売り上げを維持してきた
のに,ここへきて大問題を抱える形になってしまいまし
た。

 連日新聞で伝えられるハイブリッド車プリウスのブレ
ーキ問題です。報道によりますと,低速走行中のプリウ
スが,ブレーキ作動開始に1秒程度の遅れが出るのだそ
うです。走行中のブレーキ作動開始の1秒遅れはもちろ
ん危険ですが,問題が低速時に限られるとすれば,致命
的大事故につながるケースは少ないかも知れません。

 しかし,ブレーキという自動車における特級の重要保
安部品に作動開始遅れの問題があるとすれば,ドライバ
ーにとってはこの上ない不安です。

 トヨタ側の発表によれば,プリウスでは在来のエンジ
ン車と異なり,油圧ブレーキと回生ブレーキを併用して
おり,低速走行時には主として回生ブレーキに依存する。
その切り替えのタイミングに1秒程度の遅れが生じる
から,ドライバーが感覚的に遅れを感じてブレーキが効
かない,と受け取るのであって,実際にブレーキが効か
ないわけではない,ということらしいのです。

 これは電子制御回路のソフト改善で回避できるものだ,
というのです。付け加えておけば,回生ブレーキ・シ
ステムというのは電車では今日ごく普通に用いられてい
る方式で,車両の駆動モーターを逆に発電機として利用
し,運動エネルギーを電気エネルギーに変換して回生し
,同時にブレーキとして利用しようとするものです。当
然,電流の向きが変わるわけてすし,応答の遅れは避け
られません。そこを油圧ブレーキが補充することになり
ます。

 それはそれで結構なことですが,この問題に関するト
ヨタの国内記者会見で気になったトヨタ側の発言があり
ます。

 新聞とテレビで見たのは横山常務という人の発言です
が,「ドライバーの感覚が,従来の油圧ブレーキだけの
エンジン車に慣れているので,回生ブレーキとの切り替
えを感覚的に捉えているのだ。欠陥ではない。」という
のです。

 いつからトヨタはかくも傲慢になったのでしょうか。
かつてのトヨタでしたら,こんな傲慢な発言はあり得な
かったはずです。

 横山常務という人の発言には,「我が社のプリウスは
これまでのエンジン車と違うんだ,ドライバーがこの感
覚の違いに慣れろ,分からんのか」というニュアンスが
濃厚です。

 要するに,トヨタはプリウスというハイブリッド車を
開発して世界的に成功した。これは自動車の革命であっ
て,ドライバーの方が慣れればいいのだ,ということで
しょう。(余分なことですが,この横山常務,会見の席
上で薄笑いを浮かべているように見えたのも,この高飛
車を裏付けしているようで不愉快でした。)

 なるほど,
トヨタはハイブリッド車で世界的に成功をおさめました。
それで天狗になる愚か者も出てくるでしょう。しかし,
外国とくにアメリカのゼネラル・モーターズ(GM)
などに追いつけ追い越せ,と全社が一丸となって立ち向
かっていた時代には,こんな傲慢な発言はありませんで
した。

 20年以上も前のことですが,当時のトヨタの技術者
達は,異口同音に「世界のトヨタですから」と云って,
甘い規格は徹底的に排除して受け入れませんでした。そ
れが世界に通用するトヨタ品質を築いたのです。

 「ドライバーがプリウスのブレーキ感覚に合わせろ」
などと云う思い上がった発言はトヨタの技術者が口にす
るものではありません。

 ハイブリッド車ですから,油圧ブレーキと回生ブレー
キを併用するのは結構です。しかし,かつてのトヨタ・
マンでしたら,車の感覚に慣れろなんて云わないでしょ
う。むしろ,いつエンジン車からハイブリッド車に切り
替わったのかも分からないくらいの自然さを組み込んだ
はずです。

 どんな世界も傲慢になったらお終いです。現に,後発
のハイブリッド車,ホンダのインサイトは,油圧・回生
切り替えの違和感を開発段階で察知して解決済みだと云
うではありませんか。油圧と回生はメカニズムが違うの
ですから,当然独立した別系統のはずです。したがって,
両システムがオーバーラップする時間を作れば済むこ
とです。

 せっかくのトヨタがクレーム続きとは,日本人として
残念です。ネット上では,アメリカは鳩山政権の無節操
で無能,無様な姿を見て,これを叩き潰し,併せてGM
などの国内メーカーの復活を企図して,トヨタ車のクレ
ームを殊更に大きく取り上げようとしているのだ,とい
ううがった見方さえ出ています。

 「世界のトヨタ」は傲慢の合い言葉であってはなりま
せん。謙虚な言葉でなければならないのです。
                 
 
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  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」(2月5日) 
     
 ⇒ http://www.melma.com/backnumber_45206/ 

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 中国のインターネット監視網の毒牙
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 四川省地震のドキュメント作品も~        
  
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                  宮崎 正弘 

 中国のインターネット監視網の毒牙は「オスカー」にも
及んでいた。
 四川省地震のドキュメント作品、アカデミー受賞(?)
を早くも妨害

   ********************

 グーグル騒ぎ。インターネットの検閲。U=Tube
禁止措置。ブログへの介入等々。とても正常な国家とは
言えない、言論と通信への干渉を平気で行う中国は全体
主義システムであることをお忘れなく。

 オスカーの審査過程で中国の監視網は短編ドキュメン
タリー部門に出品された「四川省大地震ドキュメンタリ
ー」がノミネートされたことに異様なほど神経を尖らせ
ていることが判明した(英紙テレグラフ、2月4日付け
)。

 題名は「中国の非自然災害――四川省の涙」。印象と
しては人工的災害の感覚。この作品はオスカーの短編ド
キュメンタリー作品部門にノミネートされた五つのフィ
ルムの中の一つ。

 中味はと言えば08年五月に四川省全域を襲った地震
は70000人の犠牲だったが、そのうち一万人が手抜
き工事の小学校のビルの下敷きとなった幼い命だった。
フィルムは犠牲となった子供とその家族、その後の精神
的トロウマを追求した。

 「小学校舎は鉄筋の替わりに竹が使われていた」と証
言する都江堰の住民。生き残った両親グループが当局に
抗議する場面もフィルムに収められた。「モルタルの替
わりにボロ雑木でごまかしてあった」と抗議しても共産
党幹部は無視している表情も、40分のドキュメンタリ
ーフィルムに挿入されているという。

 この作品は中国での上映が禁止され、U-tubeは
妨害され、インターネットからも「非自然災害」という
語彙は削除された。
これらの情報を送ろうとした広東省の携帯電話が90万
台、妨害されたことも判明した。

 そしてオスカー授賞式の中継は行われず、ドキュメン
タリー部門は、存在さえ報道されず、オスカーにノミネ
ートされたというニュースは中国で伝えられていないの
である。

 オスカー授賞式は3月8日。日本のテレビは生中継す
るほど力を入れている。グーグル問題で立腹している米
国、しかもリベラル派の巣窟であるハリウッドゆえに、
この作品の受賞は却って確定的ではないのか。
 

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 2月五行歌         
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                               幾田 篤
 

初雪の庭は           みじかい
山茶花が独り占め        生死の狭間が
競う相手もなくて        人生なら
咲くも散るも          せめて優しい風に
勝手次第            吹かれていたい



杖の人がチラホラ        首相の演説も
腰を曲げた人もいる       聞き取れぬ
バスを待つ           野次と怒号
老人会の            議員の品格も
もみじ狩りツアー        地に落ちたね

 
 
物はあっても          寒空に
不況は             煌々と照る
やってくる           冬満月
物は人を            私に
幸せにしてはくれない      未来はありますか?

                        
**************************************************    
     <トピックス>

 石川知裕議員 辞職せず 支援者に意向伝える
   2月7日14時33分配信 毎日新聞

    <中村のコメント>
 責任政党トップ2名の献金疑惑とその出納責任者の逮
捕、そして逮捕された小沢幹事長の元秘書、石川知裕被
告までが現職に止まるという末世現象! これがすんな
り通っていいのか? いま日本はどこか狂っている。


 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体の土地購入を巡
る事件で、政治資金規正法違反で起訴された同党衆院議
員の石川知裕被告(36)=北海道11区=が保釈直後
に議員辞職しない意向を地元支援者に伝えていたことが
わかった。

 民主党道第11区総支部代表代行の池本柳次道議によ
ると、石川議員は保釈された5日夕に今後の進退につい
て、池本道議に電話で「議員として頑張っていきたい」
と伝えたという。

 池本道議は「裁判で事実がどう確定するか分からない
段階。地元の党支部としても辞職や離党はさせない考え
だ」と話している。【田中裕之】


        *     *     *

 日経ビジネス (2/8)
 ⇒ http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100204/212520/?P=2 

  豊田章男社長、最大の危機
   トヨタ自動車 リコール 

     (記事省略)


        *     *     *

 キリン・サントリー統合問題 破談!
   ヤフー・ヘッドライン (2/9)
 ⇒ http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/company_affiliation/?1265672748

 キリンHDの加藤壹康社長(左)とサントリーHDの佐治
信忠社長。加藤社長は「大変残念」。佐治社長は「破談
の理由は統合比率。残念だ」と語った。

それぞれの会見で複雑な表情を見せるキリンHDの加藤壹
康社長(左)とサントリーHDの佐治信忠社長。加藤社長
は「大変残念」。佐治社長は「破談の理由は統合比率。
残念だ」と語った。 (後略)

 
 やっぱり! だからちょうど1月前、「縄文塾通信」
(2/10)“ デフレ日本  解体新書 (番外編)
 ”『天下り・渡りは官僚の専売特許ではない!』で、

 「サントリーと言えば、創始者佐治さんがの「やって
みなはれ!」という商売人気質は有名である。一方のキ
リンは大なりと言えどもサラリーマン社長。この会社の
子会社のいい加減な姿勢に接してきた身としては、成功
のためにはサントリー優先でなければ無理だろうと憶測
している。

 と言ったばかりだ。(中村)


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     <縄文塾通信2月-3号 編集後記>
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 いささか長くなるが、近況を兼ねて以下お伝えしたい。 

人間の身体には、押すと痛い「圧痛点」があるが、それ
が3種類あることを初めて知った。

 1つ目は言うまでもなく指圧や鍼灸の経絡、2つ目は、
圧痛部分が全体のある部分を示すという足の裏の反射
点=「リフレクソロジー」、3つ目は先日久方ぶりに連
絡があった進化系整体師が、実地に教えてくれたもので
ある。

 今までも彼女は、いろんな先輩に指導を受けて、その
度に治療法が変わっていたが、今回は今までの「猪突猛
進」から脱皮して、別の個所を触って悪い個所をピタリ
と当てる、驚くべき秘術?を披露してくれた。

 さて3つ目の圧痛点だが、彼女が軽く触る個所がすご
く痛いこと、特に右頬骨の下のくぼみは飛び上がるほど。
余りの痛さに、どこに繋がるのか忘れてしまった。お
そらく圧痛点の辺りの改善につながるのではないか。

 私の場合、全般的に身体の右半分が悪いと言うことで、
「善は急げ」早速昨夜からベットの中で一人で施術可
能な正面だけ右側を中心に、大体縦巾10cmほど(胸
だけは全体)頭頂から骨盤まで、縦一線の圧痛点を捜し
てみた。

 すると指先がほとんど疲れない程度の軽い力でも、ほ
ぼ縦3cmおきに圧痛点があるではないか。その殆どが
骨の上かその辺縁部である。柔らかい腹部は判然としな
い。

 彼女に「あまり痛いのはよくないのでは?」と訊ねる
と、「これは脳に、悪いところを教えてやるのだからいい
のだ」という。う~ん!

 途中から100円ショップで買った指圧棒も使ったが
、指圧と違って「痛(いた)気持ちいい」感覚でなく鋭
い痛みである。この分では、おそらくこの圧痛点、全身
無数にあるはずで、今度彼女が来たらもっと質問攻めに
してみるつもりだ。

 結果よければ次回以降報告します。 (中村)


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        <告知板>        
 
 <中国版>
  
    新しい教科書をつくる会 講演会

  いま、「日本の教育」が危ない!

   正直・勤勉・礼儀正しさ・思いやり
 日本の伝統文化に育まれた美しい心を持つ
    日本人を育てよう! 

   <講師>
 ◎高森 明勅先生

 ◎山谷 えり子先生

 日 時   2月12日(金)
 場 所  広島市西区民センター
      文化ホール

 参加費  無料

 申込み  事前にFAX・電話で広島実行委員会まで
        電話 & FAX 082-275-2270


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 <九州版>  

  九州「正論」講演会(第92回)
(兼第251回全国縦断「正論」九州講演会)

 “ ブルーリボンに祈りを込めて ”

◎講師   横田滋・早紀江夫妻


◎主催  産経新聞 九州・山口本部
            
◎日時  平成22年2月12日(金
     午後0時30分より90分間

◎場所  ホテルニューオータニ博多
 (福岡市中央区渡辺通1-1-2 4階「鶴の間」)
       ?092-714-1111
◎会費      無 料

◎申込み 
 1. 九州「正論」懇話会事務局 行
    FAX.:092-726-2572
 2. 九州「正論」 栄える会 井上あて
懇話会 事務局(産経新聞九州総局内)
    TEL 092-716-1766 

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