2009/10/05
縄文塾通信9年10月号-2(413号)
************************************************** 転換ミス・脱字…」多発のこと、平にご容赦!! ************************************************** 縄文塾通信 <9年10月号-2(413号)> 縄文暦12009年10月5日 ★縄文塾HP ⇒ http://joumon-juku.com <論文・論評・エッセー集の一覧ガイド> ⇒ http://joumon-juku.com/guide/index.html ★縄文ブログ ⇒ http://joumontn.jugem.jp/ ★「縄文塾通信」メルマガ登録は ⇒ http://www.mag2.com/m/0000184916.html ★ mail to : nakamura@joumon-juku.com ************************************************** <10月号ー2(413号)目次> ************************************************** ◎巻頭言 ◎西洋史論の欺瞞性を衝く! 8-3 中村 忠之 ◎オリンピック2016開催地落選に思う 奥山 篤信 ◎阿修羅ブーム考 (2) 佐藤 守男 ◎東武動物公園ポスケッチ(56) 保倉 勝美 ◎トピックス ◎<告知板> ◎推奨サイトの紹介 ************************************************** 巻 頭 言 だから言わんこっちゃない。 国連で鳩山さんが「CO2削減25%」をブッたら大 きな拍手が上がったと報道された。ところが、海外ニュ ースでは、オバマ大統領の時には各国代表もマスコミも 満席だったのに、鳩山さんの時には、そのいずれも欠席 が目立ち、とくにマスコミの冷淡さが目立った。穿って みればこれは、「揶揄の拍手」だったかも知れない。 (10/1 日経新聞)によると、 早速「OECD(経済協力開発機構)は、 1.国内に止まらない「強制的な排出権取引を」 2.公務員の賃金の引き下げ、 3.低効率インフラの廃止、 4.非製造業の生産性効率向上 5.抜本的な税制改革 を日本に提言、それに加えマクロ政策にも「公共投資の 削減を求める」と註文を付けてきた。 やっぱり正体を現したか。「だから言わんこっちゃな い」差し引きプラ・マイ・ゼロのマネーゲームである 「排出権取引」など、はっきりそう言って反対し、 「日本は実質的な排出削減専念し、希望国には大きな支 援を惜しまないと明言すべきである。 でないと、した たかなEU、チャイナなどに身ぐるみ剥がれる公算大で ある。 <中川昭一・前金融相急死> 自民党に残された数少ない真性保守の、突然の訃報に 心より哀悼に意を表します。 実父中川一郎氏の自殺に続き、その裏に不気味に横た わる、深い疑念が拭いきれません。 中村 忠之 *********************************************** ■□■━━━━━━━━━■□■ 西洋史論の欺瞞性を衝く! 8 ■□■━━━━━━━━━■□■ 中村 忠之 一神教はかく残虐であった! (3) ■□─────────────── 13世紀、モンゴル軍によって残酷な殺戮と共に持ち 込まれたペストの猛威で、ヨーロッパはその人口の3分 の1を失うことになる。こうした中で起きた身の毛もよ だつ、陰惨極まりない狂気の「魔女裁判」や、不思議で あり且つ滑稽でもある「動物裁判」など、(キリスト教 の)暗黒部分を内蔵した中世ヨーロッパは、なんとかイ スラムの強圧に対抗しながら、次第に内陸部からその活 動の舞台を再び地中海そして外洋へと視点を移していく ことになった。 まだスエズ運河の開通しいなかった当時、ヴェネティ アを筆頭に多くのキリスト教国家群は、地中海の制海権 をイスラムと争いながら台頭と衰退を繰り返していた。 しかしながら、当時のヨーロッパ王侯貴族、それに富 裕層を虜(とりこ)にしたの、──地中海での抗争に敗 れたものの、ペルシャ湾・紅海という地の利ならぬ海の 利を得た──アラビア商人たちのダウ船によって、海の シルクロードを経由して持ち込まれる、(胡椒に代表さ れる)東インド・東南アジア諸国の物産であった。 ダウ船とは、1本か2本のマストに一枚ずつの大きな三 角帆(ラテンセイル)を持つイスラーム圏の伝統的な小 型の木造帆船で、シンドバッドの仲間たちは、季節風を 巧みに利用して、インド洋・アラビア海を乗り切ってい ったのである。 当時マレー半島南岸に栄えたマレー系イスラム港市国 家マラッカ王国(1402年~1511年)には、香料貿易の中 継港としてインド、中東からダウ船が蝟集して殷賑を極 め、東インド・東南アジアにおけるイイスラム系商人の 拠点となっていた。 ちなみに彼らは、西洋諸国とは正反対に、そうした当 該地域の国々へ、イスラム教を広める役割をも果たして いったのである。 ところがその、後ポルトガルによって、アフリカの希 望峰を回ってインドや東南アジアに到る新航路の開発に よって、インド洋・アラビア海の制海権をも制した、大 航海時代の幕が切って落とされ、次第に東インド・東南 アジア・チャイナの珍奇且つ貴重な物産の交易権を把握 していく。 その後スペインの後ろ盾を得たコロンブスによって、 西へ進むことでアジアに到る新航路だと信じて大西洋へ 進出するのだが、その結果新大陸の発見によって、続々 と富を幸を求めての航海が始まる。 新航路の発見は、地中海で制海権を把握した国々から、 大西洋に面したポルトガル・スペインにつづいて、オ ランダそしてイギリスという、かつての辺境にあった国 々に光を当てていったことになる。しかもそうした国々 は、国内の物産に恵まれぬところから、海洋立国として のアイデンティティを明確にしていくことになった。 さて、当時西洋の民がいかにこの地の物産を欲したか。 川勝平太『文明の海洋史観』は、この地を、 「コショウ(胡椒)に代表されるクローブ(チョウジ =丁子)・ナツメッグ(ニクズク=肉豆蒄)・シナモン (ニッケイ=肉桂)などの香辛料にとどまらず、木綿・ 絹製品・砂糖・コーヒー…、という豊かな物産を生み育 みそして交易する東南アジアの多島海であった」 と謳い上げる。それだけではない。モンスーン地帯であ る東南アジアの熱帯雨林という自然が生み育んだ、豊か な植生が生んだ再生(継続)可能な贈り物、「紅茶・ゴ ム・バナナ・ココナッツオイル・コプラ……」などの物 産であり、いまや乱伐によってすでに失われいしまった 白檀・伽羅木・栴檀、紫檀・黒檀という香木や銘木、そ れに枯渇に瀕しているチークやラワン材という有用樹で あった。 さらに加えて、この地域では、ルビー・サファイア・ エメラルド・真珠・翡翠(ひすい)・珊瑚という宝石・ 貴石、それに金・銀という貴金属まで産出し集積された 。こうした豊穣の品々が、当時のヨーロッパでいかに持 て囃され、いかに巨大な富をもららしたか。 その後の当該地域の有り様を見れば、日本による大東 亜戦争終結まで、ほとんど全ての地は西洋列強の植民地 と化してしまった事実であり、そしてその尖兵として活 躍したのが、(イエズス会を中心とした)カソリックの 神父たちだったのである。 日本におけるキリシタン禁令を考える ■□─────────────── GHQによって、真実がすっぽりと覆い隠された戦後 日本の歴史教育は、そうした西洋列強およびキリスト教 の負の遺産をも漏らさずに隠蔽したため、当時秀吉・家 康のキリシタン迫害の面のみが強調されてきた。 したがって私たちが知り得たのは、日本文化を理解し てそれを正確に本国に伝えようとした、イエズス会のフ ランシスコ・ザビエル(1506~1552年1)やルイス・フ ロイス(1532~1597年)くらいであったため、二十七聖 人の殉教(1578)や踏み絵という非人道的行為、それに 島原・天草の乱(1637~1638年)迫害ばかりが強調され てきた経緯がある。 山本七平『日本人とは何か』によると、秀吉のキリシ タン禁令の理由について、二十七聖人の殉教(1578)以 降も(1607年までも)自由に布教していたのだが、天正 7年(1587)、イエズス会が長崎を勝手にに「教会領」に したことを怒って、以下五箇条の詰問状を同支部長ガス パール・コエリョ(1530-1590年)に突きつけたという。 1.いかなる権威で秀吉の臣下を親者に強要するのか。 2.なぜ(信者・門弟に)神社仏閣を破壊させるのか。 3.なぜ仏教の僧侶を迫害するのか。 4.なぜ耕作に必要は牛を殺して食用にするのか。 5.なぜ支部長ガスパール・コエリョは、その国民が日 本人を購入してインドに輸出するのを黙認するのか。 山本七平は、秀吉の詰問に対してガスパール・コエリ ョ(1530-1590年)は、自分たちの罪ではなく、「売る 日本人がいるからで、彼らも厳罰にしてくれれば解決す る」という回答をしたと、書いている。 また当時、西洋列強による東アジアの植民地化の実情 は、逐次日本の施政者の耳にも達していたため、そうし た彼らの極東政策の危険性と同時に、その尖兵としての 役割を担ってきたキリスト教の持つ、もう一つの顔をし っかりと見抜いていたのだ。 その後日本は、家康の鎖国政策へと進むのだが、家康 の側近、外交顧問になった三浦按針(英国人ウィリアム ・アダムス(1564~1620年)、それに長崎平戸に、唯一 貿易の窓口を開かれたオランダのいずれも、カソリック に対抗する新教徒の国であったことと無縁ではないであ ろう。 いずれにしろ、爾来500年近く経過しながら、依然 として1桁台で、しかもごく低い入信率に止まっている 事実こそ──なおこれはその後のマルキシズムにも通じ るのだが──その裏に危険なものを察知する、ある種の 民族的英知の存在を窺わせるようだ。 ということは、本能的に一神教の持つ「性悪説」を嗅 ぎ取る能力持つ、理屈・理論を超えた「不文律の文化= 智恵」を持つ大衆が現存する一方、教義・教典には一切 踏み込まず、現世的な奉仕面に価値観を見いだす単純な 信徒と、西洋発の不毛なイデオロギーにすぐさまイカれ しまう「地頭(じあたま)の悪い」勉強バカが、わずか だが存在することを意味している。 ところがその一方で、敗戦後GHQ及びソ連コミュン テルンの巧妙極まりない謀略によって、まんまと(縄文 以来の)本能である『平和』への絶対的希求を刷り込ま れてしまい、まるで言霊のと言うより「護符」のように、 『憲法9条・戦争放棄』を唱えることで平和が成り立 っていると、信じて疑わない人たちを生み育っててきた かのようである。 しかもその反面、戦いの内にでも、且つ敵であっても、 そこはかとない憐憫の情「滅びの美学」を抱き、「昨 日の敵は今日の友」として、また死せる者は区別なく神 仏に帰すという、善意に満ちた「不文律の文化=智恵」 を、アメリカの宗教戦争史観によって、違法な「極東裁 判」「A級戦犯」を正当化することを正しい倫理観と錯 覚する民に、ものの見事に変身してしまったのである。 この2つの相反する倫理観・価値観を、なんの疑問も なく内在している、不可思議極まりない日本人の真の本 質とは、一体奈辺にあるのだろうか。 “ 西洋史論の欺瞞性を衝く! ”のバックナンバー ⇒ http://joumon-juku.com/seiyou/index.html ************************************************** □□■平河総合戦略研究所メルマガ■□□ (2009年10月3日 NO.363号) ☆☆甦れ美しい日本☆☆ ⇒ http://www.melma.com/backnumber_133212 ■□■━━━━━━━━━━━■□■ オリンピック2016開催地落選に思う ■□■━━━━━━━━━━━■□■ 奥山 篤信 東京都での開催について石原知事の努力にも拘わらず 結果は無残な敗北であった。誠に残念な結果であり東京 都のみならず日本の未来にまたもや暗い予兆となった。 日本がダーティビジネスに潔癖でおそらく裏工作につい てはいつものように一切行わなかったと推測される。こ のダーティトリックを含めたロビイングに於いて、元来 シャイな日本人がかかる鬩ぎ合いに弱いことは確かであ る。しかし根本的原因は他にあると考える。 何故なら最大の謀略国家アメリカのシカゴが第一回で最 下位で落選したことも裏付けられる。 東京都民の支持率は四カ国で最低であった。民主党だっ て当初無駄使いと反対であったが、どういう訳か態度を 翻し鳩山総理まで現地に赴いた。 都民や国民がオリンピック開催のために燃えるような熱 情がなければ、投票する側も東京への一票を躊躇するの は当たり前である。 戦後日教組左翼教育のお陰で反日の国家主権なき無国籍 人の集合体となった日本には、オリンピックという古来 の民族の祭典の意味合いが喪失してしまった。なにより も生活重視のミーイズムが日本人たる誇りや名誉の心を 完全に骨抜きにしてしまった。だからこういう祭典にも 冷やかに皮肉な視線しか期待できないのである。 かっての東京オリンピックの場合は戦後の経済成長期、 燃えるような日本人のオリンピックへの意志の力があり、 一致団結してその開催を支持した。 とにかく反対のための反対、正しいことを主張しても冷 やかに反対する。麻生であろうと鳩山であろうと、なに もかもイチャモンをつける日本国民である。もちろんマ スコミの報道がそれに拍車をかけている。 総ての日本の問題、そしてその凋落の予感は、日本が国 家意識を完全に喪失してしまったことであり、民族の誇 りや名誉などの意識が皆無である点で、これは自民党で あれ民主党であれ同じことである。 日本を誇りとも思わない反日姿勢の政治家が右から左ま で跋扈していることこそ、日本の問題なのである。日本 人の民族意識と国家意識が蘇らない限り、日本は内部で 揚げ足取りをしているに過ぎなく、なんら発展性はない のである。 民主党がいくら(100歩譲って)素晴らしい(?)国家 戦略計画を掲げても、閣内に売国反日大臣がいる限り、 何をいっても白けさせるだけである。「日本は良い国」 であるという視点が木端微塵に叩かれ「日本は悪い国」 であるというのがまかり通る限り日本の再生はない。 民主党であれ自民党であれ、国家意識を取り戻さない限 り、日本は内輪の揚げ足取りで今後とも一切の将来はな いし、それどころか超大国の属国の運命である。国家あ っての国民なのである。 今回落選で良かったと思うのは鳩山総理がこれで自分の 手柄にする勢いでこの反日内閣の支持率が上がることが 防げたということであろう。僕は残念な気持ちをそれで 紛らわしている。 石原知事大変素晴らしい構想でしたが誠にお疲れ様でし た。 ********************************************** ■□■━━━━━■□■ 阿修羅ブーム考 (2) ■□■━━━━━■□■ 佐藤 守男 昭和五十三年大阪府藤井寺市のある古墳から「修羅」と 呼ばれる古代の石材運搬用具「陸船」が発掘された。大 石を運ぶ修羅船(船形でなく修羅車もある)は、帝釈(大 石=タイセキ→ タイシャク)と争い、それを動かすとい う洒落からつけられたものだ。(阿修羅は帝釈天と争つ たことで有名)。どうしてどうしてなかなか茶目つ気が ある命名だ。 また、山から木を運び出すため材木を並べた橋形の枠組 を「修羅」、なまって「スラ」ともいうものもあり、そ れを使う作業場所を「修羅場」といった。さらに、重い ものを運ぶために、その上を滑らすように敷く厚板や丸 太を、修羅といっている。 演劇の立ち回りで人が切り殺される場面を、帝釈天と阿 修羅の争いの場になぞらえて「修羅場」とよんでいる。 同じように、歌舞伎には白囃子(しらばやし)というもの もある。もともとは修羅囃子と書きあらわしていていた のだが、いつしか修羅に白の字があてられ今日に至って いる。なお、能では筋書きの主人公の役をする演者を「 シテ」というが、シテが武将の霊魂となって現れて演ず ることを修羅事といい、その作品を修羅ものと呼んでい る。 また、このストーリーに使用する扇を修羅扇というが、 修羅扇は阿修羅が手で日輪を覆つたという故事からきた ものである。(* 参考 大昔インドでは日食・月食は阿修 羅が太陽・月を侵犯すると考えられていた)。以上のよ うに、土木・林業・演劇・歌舞伎・能楽等々で阿修羅関 連の用語や道具が、古くから今日まで長らく使われて来 ているため、阿修羅という言葉は、われわれにとってか なり馴染み深いものとなっている。 さて、 前回の阿修羅ブーム考(1)で、像の魅力について いささか我田引水的な考察を加えたが、このように美し く魅力的な仏像はどのようにして造られたかについては、 まったく触れなかった。そこで、それを知るのも阿修 羅ブーム究明の大きなポイントの一つとなるのではない かと考え、以下にその点についてごく簡単に考察を加え てみることにする。 天平時代から飛鳥時代にかけて造られた仏像のほとんど は、漆を塗っで固める技法で造られたものである。その 技法を大別すると「木心乾漆法:もくしんかんしっほう」 と「脱乾漆法:だつかんしっほう」の二つがあり、前 者は大き仏像を造るのに適し、後者はそれよりもやや小 ぶりなものを造る際に使われていた。(その後は、本彫 全盛期となり、乾湿法は廃れた) 興福寺の阿修羅像は脱乾漆法によって造られたものであ る。少しく具体的な説明を加えるなら、まず最初に粘土 で原型をつくる。その塑像に麻の布を巻きつけ、さらに その上に漆を塗り、固める。漆が完全に固まつた後、粘 上の原型を抜き取り、像を仕上げていく。したがって中 は空洞である。(木心乾漆法は本心を抜かない) 今回、この空洞部分を忠実にエックス線とCTスキャンを 使って二次元復元することに成功。原型の粘土像の形が 正確に浮かび上がった。判ったことは、塑像の顔は柔和 さの中に憂いを秘めたミステリアスなあの美しさではな く、ほっそりした厳しい表情であったということである。 何故そのようなものだったのかは定かでない。 理由解明はさけたい。何故ならば「秘めたままにしてお くのが華」と考えるからである。また、阿修羅像は、美 術館で大勢の人に拝観していただくのも良いが、本来安 置されていた寺で静かに拝観すべきものと考えるが、如 何であろう。 ************************************************** <東武動物公園ポスケッチ(56>) ■□■━━■□■ 偕老同穴の範 ■□■━━■□■ 保倉 勝美 東武動物公園の入場時に配られる『園内のご案内』とい うA4サイズのカラー版のビラにはアトラクションのプ ログラムとか遊園地ゾーンの遊戯機乗物や動物園ゾーン の動物舎の種類と位置が細かく記載されている。 初めての来園者にとっては一目瞭然に公園の大凡を把握 できるので非常に便利なものである。しかし、『ご案内』 に記載されていない穴場の方がポスケッチをするのに はむしろ静かで適している。 公園の裏口ともいえる西ゲートの直近に雑木林があって 様々な動物が雑居している囲いがある。その囲いの中に 直径30cm、高さが80cmほどの古びた切り株が手を出 せば触ることができそうな通路に近いところにある。そ こに番(つがい)のルリコンゴウインコがいて、一時も 休むことなくじゃれ合っているのを見ることができた。 当時、オウムとインコの違いが私にはよく分からなかっ たが、オウムはインコにはない動く冠羽を持っていて内 臓に一部違いがあるらしい。 ルリコンゴウインコに私が魅せられた理由は、鮮やかな 黄色・青・緑・(赤もあったかな)の羽毛の色彩の妙で ある。美しいというよりは綺麗の方が当たっている。 何度かそこでポスケッチをしながらルリコンゴウインコ の観察を続けていると、たまたまやってきた子供らが 「お・た・け・さーん」とオオムにでもするように声をか けることがあるが、2羽のルリコンゴウインコは切り株 を大きな嘴で闇雲にむしり取っては、時折、甲高い声を 上げる動作を飽きる様子もなく繰り返し続けているだけ だ。 ルリコンゴウインコが互いにじゃれ合っていると私が始 めに思ったのは私の勘違いだったようだ。だが、私はル リコンゴウインコをポスケッチしながら、ルリコンゴウ インコが生涯番を守るという偕老同穴の範となる立派な 鳥であることを知って、時間があまるとそこを訪れては せわしなくポーズを変える彼らを何度もポスケッチした。 聞けば、ルリコンゴウインコは非常に高価であるらしく 、家畜として人気はあるのだが家畜としては大きすぎる ことから、餌、手入れ、扱い等の点で、いろいろと問題 を生じて結局は動物園に戸籍替えの例が多いのだそうだ 。 ******************** ルリコンゴウインコ: 鳥類、オウム目、インコ科。英 名〔Blue-and-yellow Macaw or Blue-and-gold Macaw] 学名〔Ara ararauna〕形態:体長 76?86cm、体重 900g ~1300gにも達することがある。嘴は漆黒でナッツを砕 くため強靭。羽毛のない顔は白く、興奮するとピンク色 に染まる。そして黒い小さな羽根による線が走る。南ア メリカ大陸のパナマ南部からブラジル、ボリビア、パラ グアイとトリニダートにいたる沼沢性熱帯雨林に生息。 トリニダードでは絶滅危惧種とされている。 ************************************************* <トピックス> 10月2日 産経新聞より <トピックス その1> 人類最古の全身骨格 440万年前のラミダス猿人 ■□───────────────────── 440万年前に生息したラミダス猿人(学名=アルデ ィピテクス・ラミダス)のほぼ全身にわたる化石がアフ リカ・エチオピアで発掘され、米国、日本、エチオピア などの国際研究チームによる分析結果が2日付の米科学 誌「サイエンス」に掲載された。全身骨格がわかる人類 の化石としては最古で、ラミダス猿人は二足歩行ができ る樹上生活者だったとみられる。 ◇ 研究チームの一員で、ラミダス猿人の化石を最初に発 見した東京大学総合研究博物館の諏訪元(げん)教授は 、「化石や復元した全身骨格を詳細に分析し、類人猿の 共通祖先から独自の進化を始めた初期の人類像に迫った 。人類進化の理解を大きく前進させる成果だ」と話して いる。 (中略) 320万年前のアファール猿人(学名=アウストラロ ピテクス・アファレンシス)を120万年さかのぼる人 類最古の全身骨格で、研究チームは、この女性に「アル ディ」と愛称を付けた。 ラミダス猿人の骨格は、類人猿とヒトを寄せ集めたよ うなモザイク性が特徴。 (中略) 大きな骨盤は二足 歩行型、骨盤の下部は類人猿型の特徴をとどめている。 脳の大きさはチンパンジーと同程度だが、小さな犬歯は ヒト型の特徴を示している。 これらの特徴から、主に果実や木の実を食べる雑食性 で、樹上生活をしていたと考えられる。直立歩行はでき たが、草原に進出したアファール猿人ほどには二足歩行 に適応していなかった。 諏訪さんは「チャドで頭蓋骨が見つかった600万~ 700万年前のトゥーマイ猿人など、ラミダス猿人より 古い人類の化石も見つかっているが、断片的で全体像は わからなかった。ラミダス猿人を通して、類人猿の共通 祖先にも迫ることができる」と話している。 <中村のコメント> 9月25日発信の通信で、中村の“ トンデモ進化論 ” ──直立二足歩行 再考 と題した1文を掲載した が、ルーシーよりも遙かに古い猿人の美女?アルディの 出現で、わが中村仮説に益々自信が深まった。確実にサ ヴァンナに適応するためには、やはりそれなりの時間が 必要だったようだ。 ただ後肢が伸びた状態での樹上生活は、さぞかし不便 だったことだろう。 * * * * <トピックス その2> (2009年10月2日20時52分 読売新聞) 国産ジェット海外初受注、三菱が100機 三菱重工業の子会社で、国産小型ジェット旅客機「M RJ」(三菱リージョナルジェット)を開発・生産する 三菱航空機は2日、米航空持ち株会社「トランス・ステ ーツ・ホールディングス」から100機を受注したと発 表した。 海外からの受注は初めてだ。MRJが採算ラインに乗 るには300~400機の受注が必要とされるが、これ までは全日本空輸からの25機にとどまっていた。三菱 航空機は、今回の受注実績をアピールしながら、さらな る受注拡大を目指す。 (中略) MRJは乗客数70~100人で、国内線や比較的近 距離の国際線での使用を想定。価格は30億~40億円 になる見込みだ。機体の軽量化などにより、従来の同規 模機より燃費が2~3割良くなるのが特徴で、来日した トランス社のリチャード・リーチ社長も2日の記者会見 で、「燃料が2割以上節約できる点が大きい」と、燃費 の良さが選定の理由になったと説明した。 トランス社はトランス・ステーツ航空など地域航空2 社を傘下に持つ。米国内の50都市間を結び、年間搭乗 者数は約500万人に上る。三菱航空機の江川豪雄社長 は「地域航空の大手から発注を受けたことは心強い」と 強調し、今回の受注実績が、他の欧米航空会社への営業 活動にも大きなプラスになるとの期待感を示した。 (中略) 三菱航空機は26年までの小型ジェット機需要を50 00機超と予測しており、うち1000機の受注を中長 期の目標にしている。 <中村のコメント> 完全な国産航空機の製造が悲願だったミツビシの、執 念と熱意の程が偲ばれる快挙である。今後鳩山さんも、 「平和に徹した航空機」の友愛セールスマンの役割を、 積極的に演じて貰いたい。 * * * * <トピックス その3> マツダモータース・ホームページより マツダ株式会社(以下、マツダ)は、2008年10月2日 (木)から10月19日(日)まで開催される2008年パリモ ーターショー*にCO2排出量削減を意図した小型で軽量な 次世代都市型コンパクトコンセプトカー「マツダ清(き よら)」を世界初公開として出品する。 「マツダ清(きよら)」は、水をテーマに、都会を駆 け抜けるシティコミューターの清らかで透明な様子から 名付けられた。次世代4気筒直噴ガソリンエンジンとマ ツダ独自のスマートアイドルストップシステムを搭載し 、徹底した軽量化と高い安全性を考慮した新型プラット フォームを採用している。空力特性を向上させた「NAGA RE」デザインと合わせて、燃費性能が向上し、大幅なCO 2削減を実現しながら、運転の楽しさを追求している。 また若者のライフスタイルをサポートするインテリアデ ザインや新しい機能を提案する。 マツダは内燃機関エンジンのさらなる効率アップを指 し、さらに2015年までにグローバルに展開する全マツダ 車の燃費を2008年比で30%向上させるという「公約」も 発表した。 このほか、「Mazda MX-5」マイナーチェンジモデル と新開発のディーゼルエンジンMZR-CD2.2を搭載した「M azda6」、ディーゼルエンジンMZ-CD1.6を搭載した「Maz da2」も世界初公開として出品する。 <中村のコメント> やはり地元企業だから贔屓したい。マツダは水素エン ジン・カー開発を標榜しているが、現行技術の延長線で の挑戦が不可欠だと教えてくれた功績は大きい。ガソリ ン・エンジンもだが、ヨーロッパ主流のディーゼルも、 トラック用へのシフトも併せ、──自動車メーカー各社 とも、トヨタ・ホンダに対する敗北意識を捨てて、── 足がしっかり地に着いた努力を重ねて欲しいものだ。 ************************************************** <縄文塾通信10月-2号 編集後記> ************************************************** 当然のことながら、最近民主党関係者の露出度が高い。 トップや各大臣の顔ぶれを見ても、彼らの依って立つ 思想的スタンスを見ても、胡散臭い匂い芬々なのだが、 それも中堅どころではなく、副大臣クラス以下の若手の 発言を聞くと、すがすがしい若者らしい純粋でしかも柔 軟な姿勢が目立つ。 もっとも当然とは言え、例のマニフェストにこだわる 生硬さは目につくものの、それは若さのなせる技だと許 せる気がする。 彼らの活躍によって今特に目立つのは、自民党時代の、 官僚+族議員+既得権益集団によって浪費された、ダム・ 空港・道路などに費やされた、おびたただしいムダの集 積である。 こうした不毛の循環が断ち切られることが出来ただけ でも、ある意味政権交代の効用があったと認めるべきか も知れない。 さてこれから問題にすべきは、『日本という国柄』に ついての、この党トップ集団・組合組織の有り様である。 この党若手の、覚醒を待ちたいのは私ぐらいだろうか。 (中村) ************************************************** < 縄文塾通信 告知板> ************************************************** 歴史講演会 “ 小泉八雲の見た美しい国 日本 ” ◎講 師: 岡田幹彦先生 日本政策研究センター 主任研究員 ◎日 時:平成21年10月24日(土) 18時半(18時開場) ◎場 所:廿日市市総合健康福祉センター 1階多目的ホール(あいプラザ) (0829-20-0294) ◎聴講料:1000円 高校生以下無料 ◎主 催:廿日市「嗜史の会」・知的健康を推進する会 ◎連絡・問合せ先 長谷川健司 田村均829-32-4638 ************************************************** 以下クリックすると、 <推奨メルマガ・ブログ・ホームページが示されます> ⇒ http://joumon-juku.com/suisho.html **************************************************



