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執筆は主筆中村およびゲストライターで構成し、縄文関連から世界・日本における最新時事問題批評まで、幅広い現象・事象を紹介している。

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2009/08/15

縄文塾通信9年8月号-4(403号)

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◎寄稿・ご意見など歓迎します。
◎転載は歓迎いたしますが、出処だけは明記下さい。
◎投稿・ご意見・感想などをお寄せ下さい。
  ハンドル・ネームでも結構ですが、スパム・メール
 対策を最高にしております。初めて投稿の方は、件名
 を日本語、要件を明記下さい! 
◎生来の粗忽さに、老齢性ボケが加わり、しかも、一人
 編集・一人校正のため、時間に追われて?の「誤字・
 転換ミス・脱字…」多発のこと、平にご容赦!!
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   縄文塾通信 <9年8月号-4(403号)> 
      縄文暦12009年8月15日
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       <8月号ー4(403号)目次>
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◎巻頭言       
◎『敗戦の日」を迎へて        おおなだ
◎「宗旨替え」顛末記         中村 忠之
◎インド事報                     はぐれ雲さん
 <日本人急増でもJAL便半減の怪>      
◎山頭火句碑建立の経緯        正藤 英夫 
◎「読者の声」欄
 ★はる & H.I.さんへ       怒りの鉄拳
 ★いつも拝読・・・          A.S 
◎トッピックス
◎縄文塾通信<告知板>
◎推奨サイトの紹介
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               <巻頭言>
 麻生VS鳩山両党首討論を聴いたが、まさに「隔靴掻
痒(かっこそうよう)」、まどろっこしい次第である。
某テレビのコメンテーターは、「日本人の優しさ!?」
という表現をしていたが、もっと真剣の討論をして欲し
かった。

 以前より指摘してきたが、受ける立場の麻生さん、も
っと「比較という視点から見た現実」をしっかり活用す
れば良かった。

 例を挙げると、
1.アメリカおよびEU諸国の失業率を示す。
2.北欧を含む先進諸国の消費税率。
3.アメリカおよびEU諸国のホームレス人口
4.(これは今の政府では多分無理を承知で書くのだが)
北朝鮮の脅威だけでなくだけでなく、チャイナの軍拡
路線の(20年間連続2桁の増強で20倍に達した)数
値的現実、加えて100基超の核(搭載可能)ミサイル
が日本をターゲットにしている事実。

などなどである。

 もう一つ、某テレビ局で6党々首による討論会が持た
れていたが、ちょっと長い(質問)発言をすると司会者が
時間がないのでと遮っている。

 「これでもか!」というほど酒井法子の事件を垂れ流
しておいて、言いたいことが言えないような党首討論会
などするな!  (中村)

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 「敗戦の日」を迎へて     
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                   おおなだ

今年で64回目の「敗戦の日」を迎えた。奇しくも盂蘭
盆と重なったのだが、この時節になると、マスコミによ
る「軍がバカだった史観」が華やかになる。果たしてそ
うだろうか。

これは「縄文塾通信」8月-2号、永山義博氏の<「原
爆記念日」考>とぴったり重なるのだが、どうして日本
が負けた日を「終戦」と言い換え、おまけに「記念日」
まで付けるのはいかがなものか。これは当然『(*大東
亜戦争)敗戦の日』と呼ぶべきではないか。


さて、1867年、明治維新政府により日本は開国した
が、それは白人至上主義の世界に船出した意味でもある。
既に白人より他はまともに人間扱いをされていない時
代で、日本人も欧米要人から普通に「黄色い猿」と呼ば
れていた。

この土壌に、大正時代からはアメリカンデモクラシーと
ソビエト共産イズムが吹き荒れたのである。

デモクラシーは肌色による差別を了とし、殺すことさえ
許した。また共産イズムは打倒天皇を了とした。

大正11年にコミンテルンにより主敵が明らかにとされ
たときの政府の驚愕ぶりは想像にあまりある。治安維持
法が制定されたのはその3年後である。

また、デモクラシーが日本人のアメリカ移民をどれだけ
苦しめたかはよく記憶されねばならない。極め付きは連
邦法に定めた大正13年の「絶対的排日移民法」である。
白人の移民を認めながら。

こうして開国50年にして甚だ厳しい外圧に晒されたの
である。この時代背景を抜きに或いは過小評価して、昭
和を語るのは酢の効いてないお寿司のようなものである。
いずれにせよ白人による圧倒的理性主義が渦巻いてい
た時代であった。

理性主義を一言集約すれば「観念の中で理屈を回し、決
して譲歩することのない」個人主義のことである。政治
的には正義を主張して止まない。

この理性主義の対極に位置するのが随神(かんながら)
である。これも一言集約すれば「自然の一つ一つに尊(
みこと)を感じ敬い、それぞれと調和を図ろうとする」
協調主義のことである。政治的には妥協点を探して止ま
ない。

この随神を永く文化・文明とした日本が、独り開国し発
展しようとすれば、いずれ欧米と真正面に衝突するのは
世界史的宿命であったと思われる。従って、先の大戦に
題名を付けるとするなら善悪を超えてハンチントンの言
う「文明の衝突」が相応しい。相手とした文明は引けば
更に押してくる厄介な理性主義者であった。

ために、戦争の後半は勝ち負けよりも一心に「日本の魂
の存続」を願う戦となった。この場合“魂”とは、日本
人の祭り事や日々の暮らしの在り方の基底にあるもの、
つまり遥か縄文の時代より営々とこの島に培われ共有さ
れた心の在り様(随神の道)を言い、その中心あるいは
象徴が「天皇」であり、欧米の知識人がアニミズムと蔑
称したものである。

当時、誰が政治の中枢を担ったにせよデモクラシーと共
産イズムは最大の脅威となり、遅かれ早かれ戦争に突入
したはずである。

だから、兵士は“お国のため”と覚悟して戦地に赴き、
白木の箱となって帰った場合も女子達は涙を抑えたので
ある。

“お国のため”は米国の掲げた“民主主義のため”のよ
うに浮ついた観念の言葉ではない。それを永い歴史時間
により皮膚感覚までに醸成された言葉だと想像すること
なくして、昭和20年8月15日までの惨い現実を適切
に解釈するのはどだい無理である。
 
将兵・軍属210万人、民間人および順軍属100万人
(旧厚生省調査)という犠牲をだしてまで得たものは「
魂の存続」である。順序として、その上に今日の経済的
繁栄が築かれた。

それは、今なお老若男女の別なく普通に神社仏閣にお参
りする多くの人々の存在に拠るし、先進国の中で唯一、
戦前・戦後を通じて依然として個人主義の本体であるキ
リスト教が人口の1%を超えたことがない事実にも拠る。
国柄の本家本元が失われていない証である。

そして、年寄世間が言うほど若者の礼節は崩れてはいな
い。戦前を全否定する戦後の学校教育にも拘わらず、特
に女子達の伝統事に対する熱心さも注目すべきだろう。
一部の人権女を除き彼女たちは決して理に惑わされない
のだ。

この魂の継続振りは、呉善花氏の「日本の曖昧力」(P
HP)が比較文化論を駆使してよく説明している。

ところで、日本でも著名なアメリカの経済学者にして思
想家でもあった故ガルブレイス氏は「新しい現実」(ダ
イヤモンド社、平成元年)において「日本は戦争ではコ
テンパンに負けたが、その後のアジアの状況をみると政
治的には勝利した」(P29)という趣旨を述べている。
これを裏返せば白人至上主義は少なくとも表向きには
姿を消したということであり、太平洋戦争が世界史の明
瞭な分岐点になったのは確かである。

氏の言説は今も輝きの失せないクラウゼヴィッツの「戦
争論」を下敷きにしたと思われるが、お陰で戦没者310
万人の貴さは更に増してくる。 

平成8年の「敗戦の日」に寄せられた皇后陛下の御歌を
拝読すると、我々凡夫には百篇を費やしても表し難い核
心が伺える。

 海陸(うみくが)の いづへをしらず 姿なき
   あまたの 御霊(みたま) 国護(くにまも)るらむ」


よく戦い、よくぞ護りたまうたと手を合わすより他はな
い。


 注:*大東亜戦争
 戦後「太平洋戦争」という呼称が定着している感があ
るが、これは「アメリカ戦争史観」是認に他ならない。
なにも頑迷な保守主義者としての考えではないが、実際
に日本は、「大東亜戦争」として開戦したのだし、第一
太平洋だけで戦争したわけではないのだから、『(大東
亜戦争」の敗戦』としてなんら矛盾はない。


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  「宗旨替え」顛末記      
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                  中村 忠之

 滅多に起きないたまたまの出来事、人生そろそろ終わ
りに近付いて、お墓・お寺に絡む「怪談」ならぬ「宗旨
替え」「墓移し」のお粗末、プライベイトなことで恐縮
ながら、盂蘭盆にふさわしい話題としてお送りしたい。

 もともと形式張ったことが嫌いで、いい歳して「死ぬ
のが怖い!」の想いから離脱できない原因が、実は「葬
式怖い!」にあったと気付いて、早速『葬式や~めた!』
を宣言したばかりだというのに、よりによって「宗旨
替え」「墓移し」とは、迂闊(うかつ)にも「想定外」で
あった。

 実は我が中村家、祖父の代以前は由緒ある?奈良の浄
土宗の住職だった(らしい)。ところが遊び人の祖父が、
坊主を嫌って寺を飛び出し広島の地に流れ着いたらしい。

 ただ父が、長男のくせに腰が定まらず、それぞれ3つ
違いの姉と私が横浜、妹が名古屋生まれと、勤務先を全
国的?あちこちかわって、物心ついた頃やっと広島に帰
ってきたので、家と墓は──広島で最初に藤間流の名取
りになった──叔母たちが、実質上本家のように取り仕
切っていたのだ。

 ようやく懐に余裕が出来た時点で、なんとか用地だけ
は確保しておいた隣に並べて、父母と妹の墓を作ること
になった。なお広島での菩提寺は「慈仙寺」という(一
応は地元の)名刹?で、原爆前に現在の平和記念公園内
にあった。

 ちなみこの地は主流の太田川が、本川・元安川と2つ
に分かれた、いわば中洲に浮かぶ島(中島町)で、その
突端にあった寺ということで、この場所は「慈仙寺の鼻」
と呼ばれていた。

 さてその「慈仙寺」だが、現在は広島湾への河口に近
い小山の中腹に建立されている。車で登るのも細くてく
ねくねと厄介だが、墓まではそこから更に急な階段を登
らなければならない。

 少ない肺活量の持ち主と、膝の手術をしたカミさんに
とっても大変だが、私以上にヒョロヒョロの姉が、とて
もお参りが出来ないと音(ね)を上げ、それとなく当た
ってくれていた──これは近くて便利な街中にある──
義兄のお寺に空いた墓所が見付かったのでそちらに墓を
移転しないかと言ってきた。

 そのお寺は、「曹洞宗(禅宗)」で、ご本尊様が浄土
宗や浄土真宗の「阿弥陀如来」から「釈迦牟尼佛」にな
る。大げさに言えば「コペルニクス的?転換」だから、
カミさんは勝手にご本尊を代えて罰(ばち)が当たらな
いかと、本気で心配する始末である。まさか仏様が~と
笑い飛ばしたが、事実あまり気分のいいものではない。

 これはあとからこじつけた理屈だが、確か以前、本メ
ルマガで触れたように、少し前から「般若心経」を苦心
惨憺してやっとあらかた憶えたのだが、浄土宗では「般
若心経」を唱えない。ところが曹洞宗では、ちゃんと
「般若心経」が読経するではないか。これはやはりそうな
る運命だったのか。
 
 考えてみれば我が家には子供もいないことだし、姉の
子供や親戚などもあって、あとの墓守には好都合でもあ
る。問題は墓地料と墓の移転費+仏壇内のご本尊他であ
る。結局言い出した方だからと姉が墓地料を半分見てく
れたが、これまたそこそこの想定外出費とは相成った。

 ここ最近住職も年老い、奥さんの体調も悪くて3ヶ月
ほど月参りが跡絶えるような状態だったので、話を切り
出しても案外サバサバしたものである。ただ今本家の墓
を守るのが、藤間の名を継いだ従妹の兄妹にはしっかり
事情を告げなければならない。

 そこでお礼も含めて姉夫婦と従妹を食事に招いたのだ
が、それでもなんとかこのお盆までに、新しい場所きれ
いに磨いて貰った墓での供養まで全て完了、まずは目出
度し目出度しである。

 個人的なことだからとあれこれ省略していたら、面白
くも可笑しくもない文章になってしまった。悪しからず
お許し願いたい。

 あと残すは……、だが、むしろこちらの方が少しは面
白くて役に立つ?(かもしれぬので、厚かましい次第だ
が)、ぜひ一読願いたい。


  ホームページ“ 縄文への道 ”
 ⇒ http://joumon-juku.com
   エッセー集『閑話Q題』より
   “ 葬式や~めた! ”
 ⇒ http://joumon-juku.com/kanwa_Q/06.html

 (なお、本メルマガの読者の中に葬儀屋さんがいらし
たらお許し下さい)


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 ☆ 水 曜 版 ☆ ≪ WEB 熱線 第1214号 ≫(08/12) 
 ⇒ http://archive.mag2.com/0000074019/index.html
 
    <中村のコメント>
 今から24年前の8月12日、日航ジャンボ機が、御
巣鷹山似墜落した。思えばそれが「日航JAL滅びの
予兆」だったかもしれぬ。
 世界の航空会社中、サービス・安全の両面で高い表を
独り占めしていたあのJALは、一体どこに行ったのだ
ろうか。
 ぜひどなたか分析して欲しいのだが、案外──かつて
の炭鉱・国鉄の轍を踏んで──いわゆる「エリート族」
が会社を駄目にしたのでは!?   
    

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 ▼ インド事報 ▽
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   日本人急増でもJAL便半減の怪              
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                 はぐれ雲さん


2年前、成田⇔ニューデリー便を毎日運航し始めたJA
L、今年7月から週3便に減便した。不況下の乗客数減
少に伴う臨時措置とはいうが…。

以前は週3便、それを週5便に増やし、週7便にした背
景には、インド経済急成長に伴う乗客増加がある。AN
Aも、休止していたムンバイ直行便を2年前に復活した。
基本的に週6便。

ANAに対抗してJALは成田⇔シンガポールJAL便
・シンガポール⇔ムンバイ(JET AIRWAYS )を宣伝してい
る。但し、成田発11時5分、ムンバイ着21時50分
=日本時間:翌日の午前1時20分)、約2時間のシン
ガポールの乗り換え時間を入れて14時間15分かかる。
とにかくインドは遠い。

時間と便数以上に問題なのは、複雑な料金体系である。
正規料金は滅茶苦茶に高い。ビジネスクラスでは、往復
料金50万円を超える。オイルサーチャージも復活し始
めている。

先週、インドの知人を会食した。

JAL便を利用して来日したのだが、知人曰く「JAL
はインド人には格安料金を提供してくれる」「ビジネス
で往復約8万ルピー≒16万円」「色々な特別サービス
がある」「エア・インディアは、ビジネスでは使いたく
ない。スケジュールが狂う」…。

インド人市場を開拓する為の、インド人向け格安サービ
スだろう。

航空料金のシステムは複雑怪奇、正規料金で乗る人は高
過ぎて滅多にいないだろう。だが、成田⇔ニューデリー、
成田⇔ムンバイは、JAL・ANAの独占路線に近い。
料金体系も2社の‘思うがまま’である。英語が苦手
の日本人、この2社の利用客が多い。

昨年来の不況や、ムンバイのテロ事件で乗客が減少し、
採算が悪化したのは2社にとって痛手であったろう。
一方、この数ヶ月にインド進出を決めた日本企業は多い。
今年は数百社がインドに進出すると予想される。

昔はニューデリー近郊の小都市であったグルガオン地区、
今やニューデリーの日本人人口と略々同じ約1千人に
急増している。ニューデリー地区の日本人人口が2千を
越すのは時間の問題である。

インドに行くビジネス・マンや視察ミッションも増えて
いる。

近視眼的に便数を増やしたり減らしたり、右往左往する
JAL、長期的視点と透明性のある料金体系・サービス
でインド航路経営をやってもらいたいものである。

インドに格安料金で行くにはいろいろ手がある。

日本からのシンガポール、クアラルンプール、バンコッ
クの格安往復料金と、それぞれの都市からインドの格安
往復料金のコンビネーション、便を変更しなければ更に
安くなる。

今はインターネットで購入できる。手間隙と時間をかけ
れば、かなり安く行ける。

いつまでも往復の正規料金50万円台を続けていると益
々客離れするだろう。

ーーー経営者のビジネス・センス次第だが…。


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  山頭火句碑建立の経緯     
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                 正藤 英夫  

 Sさんが私に電話してきたのは、平成十四年暮れの大
掃除最中だったと思う。

「山頭火句碑を瀬野に建立しませんか」
 唐突な電話だった。

 私は山頭火が昭和八年九月十九日に瀬野川流域を行乞
行脚しているのを調べたことがある。上瀬野に一泊して、
俳句十六句と日記を記しているから、句碑を設置する
には、よいことだと思い、「賛成です」と応え、年が明
けるのを待って連絡を取ることにした。

 年が明けて間もない早朝、Sさんから電話があった。
山頭火句碑建立に対するSさんの情熱が受話器を通して
響いている。

 「瀬野公民館をキーに動きましょう」

 と重ねて賛成の意を伝えながら、思いつくまま話した。
「山頭火句碑には、自然石がよい。揮毫する俳句は、山
頭火が日記に記している『一歩づつあらはれてくる朝の
山』か、『ひとり歩けば山の水音よろし』にしたい。句
碑の設置場所は山頭火が泊まった一貫田周辺がよい。

 除幕式をしましよう。そして毎年九月に「山頭火まつ
りを継続したいですね」と一気に話したのを覚えている。

 しかし、Sさんが句碑建立を思いついた切っかけを聞
いていない。山頭火の句を愛し、人を愛し、その境涯に
あこがれる根強い信仰的な人が多い。今日、Sさんのス
ピーチで分かったのだが……。

 中国新聞・広島版に連載されていた「『流れつつ澄む』
山頭火生誕百二十年」の連載文を読んで関心を持った
らしい。その切り抜き集を開くと、「旅と酒。友に逢(
あ)い、名水を喫(の)み、あの山を越えて、今日も歩む。
漂泊の人・種田山頭火」そんな文章で書かれている。

 作者は朝枝善照・龍谷大教授(島根県瑞穂町出身)、
版画は秋山巌氏である。その連載には、

 うしろすがたのしぐれてゆくか
 分け入っても分け入っても青い山
 銑鉢の中へも霰

 山頭火という俳人のことをあまり知らぬ人でも、この
ような名句はどこかでちらっと耳にしている。各地に
『山頭火句碑』もある。これら句碑は、山頭火の生誕地・
山口県だけでも百七基、全国では四百基あるそうで、北
海道から九州まで、山頭火ファンは増えているようだ」
と続いている。

 Sさんによると、平成十四年八月十日、島根県瑞穂町
市木の浄土真宗本願寺派浄泉寺に車を走らせている。寺
では住職が「十年余り前から山頭火の命日をしのび、毎
年十月十一日に「初紅葉忌」として法要を勤修。参詣の
方には、旅先で求めた「銘酒」で接待し、酒仙・山頭火
の供養をしている。

  いつしか「山頭火フアンのお寺さん」と呼ばれるよう
になったなど書いている。Sさんは参詣した後、浄泉寺
の敷地内で句碑に出会い、改めて、朝枝善照住職が話さ
れている山頭火を通し、自分の人生を重ねて「生きる」
ことの本意を肌身に感じたようである。

 私はSさんに約束したように、年初から句碑建立に向
けて動いた。まず上瀬野・一貫田に入り、山頭火が泊ま
ったという「現在の久保田家」に立ち寄った。勝手口で
老婦人と会い「山頭火の句碑を建立したいのです。

 その場所を探しています」と話した。久保田さんは好
意的に敷地内を案内しながら、「山頭火の行脚姿を見て
いますのよ」から始まって、山頭火に関係のある掘り井
戸と釣瓶(つるべ)を見せてもらった。「山頭火が泊まっ
た座敷は、こちらです」と縁先を指さされた。その指先
に目をやると、こじんまりした庭石が、私の目に飛び込
んできた。

 「これは?……」質問すると、「庭石は、山頭火も見
ていると思いますよ」との返事。正直な話、その庭石が
「すぐ、使ってください」と今日まで待っているように
見えた。咄嗟(とつさ)に「この庭石を私にください」と
口走った。久保田さんは即座に「いいですよ、差し上げ
ますよ」と返され、あっけなく句碑の主役が決まった。

 その庭石に俳句「一歩づつあらはれてくる朝の山」を
揮毫、友人W君に句碑建立を託した。句碑説明板は、風
雨に強いステンレス製とし瀬野川簡保青少年育成会に協
力を求め、活動母体を「瀬野川流域郷土史懇話会」と名
付け、事務局を私が引き受けた。

 除幕式(平成十五年九月二十日)には、広島市安芸区
島本登夫区長ほか、多数の参加者を得て実施できた。そ
の模様は民放テレビ局がビデオに記録した。

 翌年、山頭火の俳句を手造りの「短冊板」二十数枚に
記し、一貫田街道の各戸に吊してもらった。句碑には赤
い彼岸花を供え「山頭火まつり」を飾った。

 その後五年が経過した。
    
                             
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        ■□━━━━━━□■
           読者の声
        ■□━━━━━━□■


  <その1>
               怒りの鉄拳さんより
                  
(1) はるさんへの回答
■□━━━━━━━━━━
1.充電池の耐用年数
 現時点での技術でも、国内のライフサイクル(買い替
えのサイクル)に照らし合わせて、使用期間中(次の車
に買い換えるまで)の交換は必要ないとのことのようで
す。これは、使用する頻度、環境、走行状態、そして、
所有年数に大きく依存すると思われますが・・・。

2.原子力発電所
 「放射性廃棄物の埋立地」は、高レベル放射性廃棄物
の処分地として、お話させていただきますが(低レベル
放射性廃棄物の処分地はありますので)、これは、現時
点で「最終処分地にはしない」という約束をしておりま
すので、このまま、六ヶ所村が最終処分地となることは
、ございません。

 地元の方々のご協力があり、適地があれば、可能と思
われますが、都市の地下は他の利用価値がありますので
、難しいのでは、ないでしょうか。これは、東京等の大
消費地に原子力発電所を・・・と言うのと同じテーマで
す。

> 地球が温暖化するなら尚更、寒冷化する時の為にも、
> 化石燃料も原子力燃料もなるべく節約しましょう。

これについては、ご意見を差し控えさせていただきます
が、資源の節約については、大賛成です。


「遠野の H.I.」さまへのご回答の補足
■□━━━━━━
1.解体のコストが問題

 建設費用やランニングコスト等と比較すると精度が低
いため、含めていない・・・、というのが実情です。現在、
廃炉も視野に入れた法整備や廃炉技術の向上を進めておりま
す。なお、建設費用と同程度という膨大な額にはならな
いと思っております(歯切れが悪くてすみません…)。

 2.燃料庫へのアクセス

 おそらく新燃料貯蔵庫だと思いますが、これは、核物
質防護上の問題で、核物質を移動するには、色々と手続
きが必要ですので、不用意に移動できないように、施錠
しているものです(一番、確実ですから)。BWR燃料はP
WR燃料と比較すると軽いのですが、それでも約200kg
ぐらいありますので、簡単には移動できないのですが…。

他に恐らく、気づかれていないと思われますが、使用済
燃料にはプルトニウムが含まれていますので、監視用の
カメラがあります。これも、核物質防護上の措置です。

核原料・核燃料物質は色々な規定があり、常に(廃棄物
になるまで)産出国のタグ(わかりやすく表現すると)
がついており、簡単には取り扱えないものです(詳しく
書くとまた専門的になりますので、割愛します。すみま
せん)。

3.「ピーク時」の発電容量が問題

 これは、原子力だけの問題ではありませんので…。
ピークシフトのために、電力会社も国も色々と努力し
ており、工場等の消費者の方々にもご協力していただい
ております。

4.隕石の落下 

 仮にクレーターができるような大規模な隕石が直撃し
た場合、このような想定をしたことがないので、どうい
う状況になるのかは、技術屋として安易な発言はできま
せん(私が知りうる限り、公的な機関での技術的根拠、
データがありませんので・・・)が、「地球が溶ける」
ことはないと思います。原子力発電所にある核燃料物質
はそんなにたくさんありませんので・・・。

(もっともレーターができるような隕石の場合は、原爆
の数百倍の威力ですので…。 中村付記)

5.航空機の落下 
 
 確率論ですが、航空機の落下確率については、現在は
新たに立地するときに算出しており、安全上問題ないこ
とを確認しています。程度論ですが、欧州では確率は一
桁高く、六ヶ所の再処理施設では、米軍基地が近くにあ
ること、また、その米軍基地の主力機が単発のF16で
あることを勘案し、F16の落下を想定して設計されてい
ます。(余談ですが、建設中にF16のエンジンが高出力
化したため、別途設計確認もしています)

6.テロ対応

 これについては、以前お話したとおり・・・。女川さ
んの警備体制については、特に承知してはおりませんが
、地元警察による警備体制は、万全と思われます。あま
り、物々しくならないように、配慮されているのかも、
知れませんね。

> 以上に対して、大丈夫、と言ってくれれば、私も賛成に
> 回ることを検討します。

以上、不安が完全に払拭できるとは思いませんが、関係
者はできるだけの努力をしております。 
 


  <その2>
                A.S.さんより               

■□■━━━━━━━━━━━━
  「縄文塾通信」いつも拝読……      
■□■━━━━━━━━━━━━
 なんだかオバマジョリティーへんやな~、と思ったら
ちゃんとコメントしてあって本当にありがたいです!

 原発についていろいろな意見があるようですね。勉強
になります。

 以前、GE勤務で、東海村などの主たる原発の設備設計
&メンテをされてた菊池さんという方に出会いました。
もう2年前になりますか、、。

 現在原発の危険性を日本全国で野草の写真展しながら
訴えておられます。一時は精神障害をおこされて国外脱
出されたようですが今は帰国しマイペースで活動されて
います。

 こんな方もいらっしゃいます。ご存知かもしれません
ね。

 まだまだ暑いですね。どうぞご自愛くださいませ。

  中村より:
 昨年、ある人の紹介で菊池さんのお話をお聴きしまし
た。難しい問題ですが、すでに30%超の電力を原発に
依存していますので、その恩恵にあずかりながらの是非
の遣り取り、皮肉で複雑ですね。
 それよりも原爆兵器保有国そっちのけの論議、何か
むなしい気持ちになります。
              

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         <トピックス>

   <その1>

<GM>家庭で充電できる車ボルト、
          リッター100キロ達成
   毎日新聞   8月12日配信 

 【ワシントン斉藤信宏】米自動車大手ゼネラル・モー
ターズ(GM)は11日、家庭用電源で充電できるプラ
グイン・ハイブリッド車(PHV)「シボレー・ボルト」
が、ガソリン1ガロン当たり230マイル(1リットル
あたり約100キロ)の走行距離(市街地走行時)を
達成したと発表した。

 記者会見したヘンダーソン最高経営責任者(CEO)
によると、ボルトは10年に販売開始予定。1回の充電
で40マイル(約64キロ)走るモーターを搭載し、ガ
ソリンエンジンと組み合わせることで、走行距離は30
0マイル超に達するという。価格は4万ドル(約386
万円)前後と、トヨタ自動車のHV「プリウス」の約2
倍になると見られる。

   (中略)

 PHVは、HVよりも大容量の電池を搭載。モーター
のみで走行できる距離が長いので、ガソリン消費はさら
に少なくなる。トヨタ自動車もプリウスをベースにした
PHVを09年末に発売する予定。だが、大容量電池の
コストが高いため、HVに比べると極めて高価になるの
が課題だ。


   <その2>

 asahi.com (アサヒ.コム 8/13)より
http://www.asahi.com/eco/TKY200908130136.html

民主公約の高速無料化→CO2急増 
  ──シンクタンク試算──

     
 民主党が衆院選のマニフェスト(政権公約)に掲げた
高速道路の無料化と自動車関連の暫定税率の廃止が実施
された場合、二酸化炭素(CO2)の排出量が年980
万トン増えるとの試算をシンクタンクがまとめた。一般
家庭の年間排出量に換算すると約180万世帯分に相当。
麻生政権が導入した休日の高速道路「千円乗り放題」
で増加が見込まれる年245万トンと比べても4倍とな
る。 

 民主党の公約が地球温暖化対策に与える影響について
試算したのは、自治体の環境政策に携わるシンクタンク
「環境自治体会議・環境政策研究所」(東京都千代田区)。
県境をまたぐ移動に新幹線や高速バスなど公共交通
機関を使っていた人の一部が、自動車を利用するように
なると仮定して分析した。 

 それによると、高速無料化と暫定税率廃止が実施され
た場合、自動車の輸送量が21%増えるのに対し、鉄道
は36%減、バスは43%減、航空機は11%減と公共
交通機関は軒並み減るという結果が出た。鉄道離れが特
に進むのは、東京圏からは東北や近畿方面などに向かう
路線と、大阪圏からは東海や四国方面などへの路線とみ
られるという。 

 国内の運輸部門のCO2排出量は2億4900万トン
(07年度)で、これを約4%押し上げる計算になる。

   (以下省略)

           
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     <縄文塾通信8月-4号 編集後記>
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  8月11日、友好メルマガ『頂門の一針』(主筆 渡部
 亮次郎氏)の執筆者で、何度当メルマガに転載させて
頂いている馬場 伯明さん(千葉県在住)から、「12日
故郷の長崎県に帰省される途中、広島新球場で野球を観
戦する予定なので、出来ればお逢いしたい」というメー
ルが届いていた。

 早速電話で(体調の関係もあって外ではなく)我が家で
お逢いしたいとお伝えし、結局3時から5時過ぎまで、
古くからの知己のように、愉しくお話しすることになっ
た。

 長崎と言えば、テレビやラジオでも巨人戦しか報道さ
れない。実は前職の川鉄水島工場(岡山県)時代に、広島
まで対巨人戦を観戦に来られていたそうだ。

  どうも馬場さん非常に運のいい方のようで、前日は静
岡地震で新幹線のダイヤは大乱れだったし、当日の巨人
もカープに大勝してしまったし、降りそうな雨も降らず
に済んだ。おまけに翌13日はカープの大勝である。

 さてさてネット社会とは不思議なご縁を生み出すもの
で、本メルマガを通じて(広島を除く他地域から)四名
の方の来駕を頂く事になった。大分県日田市の大島さん
、島根県の石原さん、沖縄から(シニア・ボランティア
として)ドミニカに行かれた(HN)トラネコさん、そ
して馬場さんである。感謝感謝です!!

 当方実にだらしなく、いつもどっかり居座ったままで
、他人様のご厚意に甘えている。もしご縁を戴けるよう
でたら、厚かましいようだが、どなたでもぜひご来駕を
賜りたい。 (中村)

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           < 縄文塾通信 告知板>
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       日本会議 ’時局講演会 ’

   “ なぜ日本人は成熟できないの ”

    講師: クライン孝子先生

 ◎日時   9月13日(日)
      開場:13:00~
      開演:13:30~

 ◎場所 呉 大和ミュージアム
      (1F 大和ホール)
   JR呉駅より徒歩5分(ゆめタウン呉の隣)

 ◎参加費     500円
       当日受付でお支払い下さい
    (大和ミュージアムへの入場料は不要)

 ◎主催   日本会議広島・呉支部

 ◎問い合わせ先
       090-2865-6439(井上 重穂)
       090-3173-6000(上本 郁夫)     
    
  
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